言葉のアパルトマン 230330

・春はるかなる思い
　夏なつかしい思い
　秋あきらめた思い
　冬ふゆうする思い
　何もせずに
　何もできずに
　途切れる事のない季節のパレードを
　膝を抱えて見送るだけ

・二度書きをして見た目だけ綺麗にしてもばれるからね

・人に関心がないはずなのに
　人が楽しそうにしている姿が気に入らない

・虐げられた時に
　自分に棲みついた
　おぞましい虫たちが
　数十年経っても
　突然に蠢く時がある
　それがあまりに怖く
　そして気持ち悪くて
　また心を搔き壊してしまう
　

・水を足して薄めながらのばす、味気ない人生

・人を人とも思わない
　そんな国があるという
　泣きはらして目を赤くした人が
　流れ出る血で赤く染まった人が
　テイルランプのように流れていき
　次々と暗闇に吸い込まれて
　いない事にされてしまう
　そんな緩やかな虐殺を行う国があるという

・推しを推せる時に推したいならば
　自分の健康と平和を保たないといけない

・自分で自分をほめそやすしかなくなった国