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食で旅気分!中国ご当地麺料理

上海でも少しずつデルタ株の流行が始まりつつあり、最近では厳戒態勢が再開しつつあります。
医療関係のお仕事をしている友人は、今週から3日に一回PCR検査を受け、病院へ立ち入る際は最新結果を病院に提出することが義務付けられたとのこと。

コロナの流行が始まってもう2年くらいでしょうか。
のんびり旅行にも行けず、気軽に海外へ出ることもできないのは、どこの国にいてもやっぱりストレス。

なので、食だけでも旅行気分!
大好きな中国各地の麺類をご紹介します。

酸辣粉 from 四川省

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四川料理のひとつで、「すっぱからい」味が特徴。
厳密には麺ではなく「粉」、すなわち日本で言うところの春雨。
中国では主食扱いではなく、小腹空いたな〜って時に食べるものですが、あんまり量を食べられない私にとっては主食レベル。

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日本の春雨と違う太めの春雨。もっちもちで美味しい〜。
うっかりすすると、むせます。笑

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この酸辣粉のお店は麺類は全部手作りがウリ。
近くのテーブルでは、おばちゃんが麺の準備をしていました。

江西炒米粉 from 江西省

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その名のとおり、江西省の炒め麺。
「米粉」とはビーフンだと私は理解しています。ちょっと太めの表面がツルッとした麺で、オイスターソース味がメインの辛い焼きそば。
何ヶ月か前、大食いイケメンKOL・特别乌啦啦が紹介したことから一時ブームになりました。

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江西料理は辛いことで有名ですが、安全優先で「微辣=ちょい辛」にしたらこの唐辛子の量(汚くてすみません)。
炒めてあるせいか、激辛感は特になし。

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辛さは不辣/微辣/中辣/重辣/变态辣の5段階

辛さMAXの「变态辣」を注文した乌啦啦はあまりの辛さに涙目になってましたが、辛さ選びを間違えなければとっても美味しいです。
食べ終わった後のお皿が油の海になっていないところも、個人的な素敵ポイント。

奥灶面 from 江苏省

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江蘇省の麺で、スープが有名。
魚ベースの、ちょっと醤油ラーメンに似た味です。ちょっとしょっぱめ。
小さい頃に商店街の中華料理屋さんで食べたような、なんだか懐かしい味わい。
写真右の「浇头」という具を乗せて食べます。

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川エビの具(一番左)が有名。

上海ではあまり見かけることはなく「継ぎ足し継ぎ足しで秘伝のスープを作るのが特徴で、上海だと衛生法に引っ掛かっちゃうから出店が難しい」と知り合いに言われたものの、とはいえ上海にも奥灶面のお店はあるので、どうなんだろう?
実際は上海ではあまり好まれないだけ?
私はこれを食べるためにたまに日帰りで蘇州へ行きますが、それくらい美味しい!
蘇州なので上海ほど値段も高くなく、替え玉は無料のお店が多いです。太っ腹。

羊肉面 from 安徽省

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スープは塩ベースですが、羊の骨をコトコト煮込んで作るので濃厚な味わい(羊肉が苦手な人にはキツい香り)。
香りも羊肉のにおいですが、これがシャンツァイと合う〜。
麺は細麺で、つるっと食べられるので、朝や夜遅くに食べる人も多いよう。
私はお肉は基本的に食べないのですが、冬の飲み会の帰り道に、たまにお世話になります。
お腹がホッと落ち着く味。

民以食为天

民以食为天、=民にとって最も大事なものは食である、というのは中国のことわざ。
中国は広く、文化や気候、特産物、宗教、地理的な位置etc、色んな条件が重なって、各地域の名物料理が生まれたのだと思います。

私はNG食材が多いのでなかなか思い切った冒険ができないのですが、にも関わらず食を楽しめるのはすごい。

いつかコロナ禍が終わったら、たくさんの人に中国のおいしさを楽しんでほしいなぁ。

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