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7/5-7/11のごちそうさま

7/5日曜日 パウンドケーキの端っことザータル

「ますみちゃん、なんか作って欲しいもんある?」引きこもり期間中は毎週日曜日、夫が晩ごはん作ってくれていたが、出社及び通常勤務が再開したら、土日はそんな気力も残っていなかった。アテが外れて不満が半分、まぁしゃあないかと優しい心半分だった。久しぶりになんか作る言う気持ちになった夫に、リクエストしたのはパウンドケーキ。

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端っこ大好きなので、私がもらう。

さすが。遠慮なく惜しげもなく、高いバターを使ったパウンドケーキ! いやいや、怒ってませんでぇ。バターなんて、また私が買うてきたらええんやさかい。夫は「バター買うてこよか」と言うてくれたが、この日は使う予定なかったのでそう伝えた。

晩ごはんは、パレスチナ再び。ついにザータル入手できたので、

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やっと、パレスチナに近づいた味になったと思う。

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でも、ズッキーニでなくきゅうりを使ったので、やはりちょっと日本寄りかな。パウンドケーキ作ってくれた夫はこの料理が好き。
息子にはまだまだ、パレスチナの味は理解できないようだ。ザータルとスマック。色々使ってみよう。

7/6月曜日 スパイスカレー教室とやる気ない日の晩ごはん

4ヶ月ぶりに再開した「つきいちスパイスカレー@代官山」講師はnoteでもスパイス話を綴っているバラッツさん。

この日はハイデラバードフィッシュカレーと夏野菜サンバル。

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帰りに絶対寄り道する、TSUTAYA。料理本の品揃えが凄くて、寄り道時間だけでは足りない。一度朝から晩までゆっくり過ごしたい。お腹は減っていないが、家族のためには晩ごはんを作らねばならぬ。

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届いたばかりの牛うちももを塩して焼く。残ってた夏野菜の酢煮とレタスをちぎる。年齢重ねると、肉はあんまりとなるらしいが、来年還暦の夫は息子と同じくらい食べる。彼が肉を食べなくなるのはまだまだ先やな。

7/7火曜日 向田邦子を目指すと短冊に書き、ナポリタンを作った

墨汁でも、筆ペンでもなく。墨をするとこから始める、筆文字講座に参加する。

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ひらがなは難しい。漢字も難しいのだが。この日は七夕。短冊に願い、というか宣言を書いた。

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私の年齢の時、向田先生はお空に還られたが、今から間に合うのだろうか。。
まあ目指すのは自由だ。

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左が真美先生、右上が向田邦子を目指す私、その下が宮崎からの参加者さん。ご一緒いただきありがとう。

晩ごはんはナポリタンと田園調布で買ってきたソーセージ。

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野菜が足りないかと思い、ヤングコーンと冷凍フライドポテトをオーブンのグリルで焼いた。ナポリタンに使ったハナマサオリジナルケチャップが、なかなか美味しかった。この日も鳥羽シェフのレシピで作った。

鳥羽シェフの作り方なら、高いケチャップ使わなくても美味しくできる。「この前ソーセージもっと薄かったやん」と料理しないくせに文句言う息子。「そしたらお前が作れ」と言い返し、「なんでそうやってすぐ極端になんねん」とさらに上に乗せてきて、ケンカが始まった(そうだった? ごめんね。とは決して言わない私)。田園調布のソーセージのおかげで仲直りできた。夫は静かに食べていた。

7/8水曜日 久しぶりに、魚と野菜とお豆腐と

そろそろ魚が食べたい。息子が言った。私もそろそろ魚かなあと思っていた。だが、(コスパが)いい魚が買えなかった。そうだ。オイシックスのミールキットがあったではないか。

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真ん中の鯖のみぞれ煮と蒸し野菜、冷奴はミールキット。
切ったきゅうりにごま油と塩かけたの、夏野菜の酢煮、トウモロコシご飯。
野菜はその日届いた柿右衛門農園さんの野菜。トウモロコシご飯は、これでもう最後かな。また来年。

7/9木曜日 夏野菜たっぷりキーマカレー

「真澄さんは、教えたらちゃんと復習して家で作るよね」と、大阪いた頃時々お料理教えてもらってた美人マダムに感心されたことがある。「家でもやってみよ」と自動的に思うのだ。この日は、1週間前に「季節のスパイス@アナン邸(鎌倉極楽寺)」でレシピをもらったスパイスカレー。

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夏野菜たっぷりのキーマカレー。ご飯は黒米入り。モロッコインゲンが甘くて美味しかったー。「レシピは5人前くらいだよ」と言われていたが、完食。夫のお弁当分も残らなかった。お弁当も考えると、7人前くらい作らないといけないのだろうか。でも7人前作っても残らない予感がしている。

7/10金曜日 「妖怪なんかない?」退散! 麻婆肉みそx冷麺

お昼ごはんに使おうと思っていた冷麺(ごまだれ付き)。
蒸し暑い日だったので、晩ごはんに使った。
さすがに、ハム、きゅうり、たまごだと「妖怪 なんかない?」が現れると思い、ちょっと考える。


妖怪 なんかない?
妖怪 ハラヘッタと同種の妖怪。3時間おきにお腹が減るという特徴を持つ。
息子は体内にこの2種の妖怪を持って生まれてきた。
10代に入った頃から、この妖怪の成長も著しくなり私を悩ませている。基本肉食で、白ごはんが好き。から揚げとカレーは流動食だと思っている。

妖怪を退散させるためには肉だ。特売の豚ミンチを冷凍していた。オムレツ1回分を残して解凍して、肉みそを作る。

夫の麻婆豆腐レシピを探して、肉みそを作る。
にんにく、生姜、長ネギ、豆豉のみじん切りをフライパンでよく炒める。
豚ミンチ入れて豆板醤、花椒も入れて、よくよく炒める。
水分が飛ぶまで炒める。味噌と醤油入れて完成。

夫のレシピと言いながら、その通り作っていない。
ハムときゅうりのサラダも作り完成。

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切ったきゅうりとハムをごま油、醤油、米酢、ラー油で和えたもの。
肉みそと麺をよく混ぜて食べた。
ハラヘッタは現れなかったが、2時間後に「なんかない?」が出てきた。

おまけ どんな日も1日の終わりにはごはんがある

土曜日のご飯はお休み。かわりに、先ほど思ったこと。

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朝、行ってきますと家を出て、ただいまと帰ってくるまで。家族はそれぞれ世間でいろんな人にあう。仕事に勉強、好きなこと。いろんなことをしている。同じ日はない。嫌なこと、腹立つこと。笑う、怒る、泣く。自分ではない人の感情に触れ、それが自分の中に流れ込んできて、自分のものか誰かのものか、混ざり合って、ようわからんのに疲れたり、落ち込んだりすることもある。

そんな夜。ごはんを作り、家族で食べて、なんてことない話をする。
お腹はいっぱいになり、身体の中のいろんなものが流れていく。

毎日それを繰り返す。作って、食べて、1日を終える。
当たり前すぎて、普通すぎて嫌になることもあるけれど。
それが自分を、家族を強くしていると思った。

明日も晩ごはんを作ろう。作れなかったら、テーブルに並べよう。
そして、家族で一緒に食べよう。

そう思ったら、お腹はいっぱいだがちょっと軽くなれた。




美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。