【やさいBook】大根1本食べつくす10のレシピ
冬野菜の代表、大根。柿右衛門農園さん(藤沢市)から届く週1回のお野菜ボックス。開けるとどーんと三浦大根を1本丸ごと。
お店で買うときも、私は1本買うことが多いです。
でも1本食べ切るのん、難しくない?
そんな方、多いんではないでしょうか? 定番のおでんやぶり大根も、シーズン3度目になるとちょっと食べ飽きたりしてきます。そんな方(そして自分)のために、大根使った料理まとめnoteを作ってみました。和食だけでなく、台湾やインドのお料理も。まずはおなじみの料理からいってみましょ。
①ゆず大根。柚子とだいこんが美味しい時期に
10年ほど前にお料理ブログで見つけたレシピ。書き手さんが「近所のおばちゃんに教えてもらった」と書かれていたので、元レシピは不明です。そこから塩加減を調整して作ってました。「作り方教えて」と食べた友人に言われて、随分前にnoteに書きました。
甘酸っぱいおつけもん好きな方にはおすすめ。毎年どなたかが「ますみちゃん、ゆず大根のレシピってある?」と尋ねてくれはります。いろんなお家でかわいがってもろてるゆず大根です。
②大根サラダ。カリカリじゃこ乗せが美味しい
大根が半分〜1/3余った時に作るサラダです。シュレッダーを買うてから細切りする手間がなくなり、さらに簡単に作れるようになりました。
大根はお好みで皮を剥いてもそのままでも。包丁でマッチ棒くらいの細切り、またはシュレッダーで細く切ります。
水分が気になるようなら、軽く塩して置いといて、絞って水を切ってください。
私はシュレッダーで細くきったらそのまま使います。
熱したフライパンに多めにごま油を入れて、ちりめんじゃこを入れます。私は多めが好きなのでひとつかみくらい。
カリッとなるまで炒めたら、油ごと大根にかけて、ポン酢をまわしかけて完成。
おつまみにも、おかずにもよし。だいこんがちょっと余った時にもおすすめですが、我が家は1/3本くらいどーんと作り、すぐになくなります。
③大根ごはん。大根は触らずじっくり焼いて
フライパンで炒め焼きした大根とあおげさんの炊き込みご飯です。
こちらのレシピをアレンジして作っています。
大根を5ミリくらいのいちょう切りにして、熱したフライパンにごま油入れて焼きます。レシピには「炒める」と書いてありますが、水分出るので私はほとんど触りません。炒めるというより、じっくり焼く感じ。両面焼いたら細切りしたお揚げ入れてざっと混ぜて、お醤油をひと回しかけて火を止めます。お米と水入れてあとは炊いたらいいだけの炊飯器に、フライパンの中身をざっと入れてかき回します。お好みで、出汁昆布、酒、塩、みりんなど少量入れて炊飯器のスイッチ押したら終わり。私は塩だけ入れること多いかな。
炊き上がりに茹でた大根葉っぱを刻んで、ぎゅっと絞ったもの散らすと葉っぱも無駄なくいただけます。
炊き込みごはんやけど、大根が入っているので軽めです。翌日のお弁当にしても美味しいですよ。
④定番のふろふき大根。柚子みそと麻婆あんで
お腹が膨れるおかずではないので、めったに作らないふろふき大根。この日は柚子味噌を作って食べたかったので
久しぶりにつくってみました。昆布だしに、輪切り大根、こんにゃく、この日はカブを入れて火が通るまで煮るだけ。
柚子みその上にあるのは、麻婆あん。ふろふき大根は柚子味噌だけでなく、麻婆あんかけて食べるのも美味しいです。食べ盛り家族いる方にもおすすめです。
柚子味噌の作り方は、『やまと尼寺精進日記』で作られていたものです。テレビ見ながら脳内にメモしてたけど、出演者のまっちゃんが可愛いレシピを公開してくださってました。
大根にも合うたけど、こんにゃくにつけるとめっちゃ美味しかったです。
⑤ぶり鍋。大根と長芋はスライサーで薄切りに
大根の美味しい季節は、ぶりも美味しい。
そんなぶりと大根を使ったお鍋を枝元なほみさんが紹介されてました。
大根と長芋をスライサーで薄く切ったものとぶりを入れたお鍋。上に乗せた柚子胡椒も簡単に作れるレシピを一緒に紹介されていました。そろそろ柚子も終わりになってきたので、市販の柚子胡椒でも美味しいです。お肉のお鍋が多いけど、ブリと大根のお鍋もなかなか美味しかったです。
⑥ぶり大根。いちばん簡単で美味しかった作り方
魚くさいから、あんまり好きちゃう。
ぶり大根が好きでよく作っていましたが、時々息子に言われます。だいたいそういう時は、翌日も結構残る。ぶりを霜降りにしたり、焼いてから入れたり。そんなんもしましたが、うーん、仕上がりがイマイチで洗い物増える、、、そんなんで、今シーズンは作らずにいました。
先日土井先生のアプリ『土井善晴の和食』で動画を見て作ったら、簡単で美味しかったです。
大根の下茹でなし。ぶり切り身を使うので霜降りや焼く必要もなし。水と一緒にお鍋に入れて、灰汁をとり、甘い調味料先に入れて後からお醤油入れて煮て完成。
灰汁を丁寧にとったら、こんなにスッキリ美味しくなるのかと驚きました。
検索したら、こちらにほぼ同じレシピありました(お名前は出てないけど、土井先生レシピちゃうかな?)。
また作ってな。
と息子が言うてたので、今シーズン再登板の予定です。
次からは、スパイスを使った台湾とインドの大根料理です。
⑦台湾風豚バラ大根(進化途中)
大根の料理、他になかったかなと思い出していた時、10年ほど前に作ったけどしばらく作ってなかった料理を思い出しました。
2センチx3センチX1センチ弱くらいに切った大根に、豚バラを巻いて焼いて、お酒、醤油、八角で煮た料理(だったと思います)。思い出しながら作ってみました。
大根1/3本くらい。豚バラは300グラム前後だったかな。
巻き終えたら、油を軽くしいたフライパンで焼きます。
豚バラには片栗粉まぶしたけど、剥がれてしまいました。
だいたい焼けたらキッチンペーパーで油を取って。
ひたひたくらいにお水を入れて、紹興酒大さじ3くらい、甜菜糖少々を入れて煮ます。10分くらいしたら醤油を大さじ2から3、味見しながら入れます。
大根に火が通ったら、オイスターソース少しと、こちらのチャイニーズスパイスを少々入れました。
または五香粉、それもなければ煮込む時に八角とシナモン入れてもいいかも。それもなければ、醤油煮にしてしまいましょう。台湾風ではなくなってまうけど。
香りと味は、魯肉飯っぽい。それは味付けがほとんど同じだから。なので『台湾風』とつけてみました。
夫と息子が八角苦手やけど魯肉飯は好きなので、この味付けにしたら大当たりでした。
豚バラは見事に大根から剥がれましたが、一緒に食べれば大丈夫。
次回はもうちょっと大根に豚バラをぐるぐるさせて、綺麗な完成形にしたいです。
⑧ぶり大根Xスパイスで、ぶり大根カレー
ぶりカレーに大根を入れてもええんちゃう?
と思いついて、去年作ったことがありました。
今年は違うレシピで作ってみようかなと、バラッツ師匠のレシピを見ていて、こちらをベースに、
ちょっとアレンジして作りました。
レシピではペーストにしている玉ねぎとトマト。
玉ねぎは薄切り、トマトはトマト缶半分くらいをそのまま入れて使いました。
玉ねぎはホールスパイス炒めた後にフライパンに入れて、サラッと炒め、トマトは入れたあと水分を飛ばし、そのあとパウダースパイス入れました。
レモン汁とターメリックまぶしておいたぶり、下茹でしておいた大根を入れて火が通ったら完成。
ぶり大根はカレーにしても美味しい。
手前がぶり大根カレーです。冬に食べると美味しいスパイスカレー、かつ、スパイスカレー食べ慣れてない人も、美味しく食べられます。
⑨カレーの副菜も大根で。大根のサブジ
ぶり大根カレーは、大根がメインになっていますが、カレーの副菜にも大根は使えます。
写真がないのですが、、、
ポイントは大根を蒸し煮にしてゆっくり火を通すこと(バラッツ師匠に以前言われた)。大根の甘味が出てスパイスにもよく合います。
⑩最後に、葉っぱも使おう。大根葉のふりかけ
大根1本買うと葉っぱもついてくること、ありますよね。先にご紹介した大根ごはんに入れたり、さっと茹でてみじん切りにして塩揉みして食べたりします。
最近家族に好評なのが、おじゃこと胡麻を入れた大根葉のふりかけ。最後にこちらをご紹介します。
洗った大根葉を細かめに切ります。熱したフライパンにごま油入れて、大根葉を入れてさっと炒めます。お酒、醤油を回しかけて水分を飛ばすように炒めます。最後に、ちりめんじゃこひとつかみ入れて、胡麻をかけてさっと混ぜたら出来上がり。
おれ、これ好き。
息子がごはんに山盛りかけて食べました。一応作り置きできるのですが、我が家は作った日になくなります。余ったらごはんに混ぜておむすびにしても美味しいですよ。
以上10レシピ。大根美味しい時期はもうちょっと続きます。毎日のごはん作りのヒントに使うてもろたら嬉しいです。
美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。