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巳上益実
2021年6月20日 21:58
瞼を閉じると、かなりの頻度で「誰か」が居る。瞼の裏に張り付くように、しっかりとした形でそこに居る。それが、心霊だのの類であると気付いたのは、本当に最近のこと。試しにと思いかけた凸待ち後、瞼の裏でこちらを見て笑う人に気づいてからだ。疲れた時ほど、憑かれやすい。下手な駄洒落のような話だが、事実である。繰り返しに見る狐の夢に疲れ果てていたら、瞼の裏の「誰か」は、人数を増やしてやってきた。
2021年6月6日 19:00
子どもの頃、母方の持ち家が神奈川県にありました。その家は、もともと気を病んだ曽祖母を都会から隔離するために建てたものだったそうです。私の母は成人してしばらくの間、曽祖母を見守るためにその家に住み続けたそうなので、思い出のある家だからなのか、幼い頃にはずいぶん昔話を聞かされた覚えがあります。当時を思い返すと、庭は広く、虫も多く、自然に囲まれた良い環境だったと思います。御用邸から続く家のそば