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MONKEY CLIMBのおすそ分け

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『MONKEY CLIMB』のおすそ分けです。 http://monkey-climb.com MONKEY CLIMB | モンキークライム サルが木に登ると、お尻が見える…
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#梅棹忠夫のことば

情報を喰べる

情報を喰べる

今週は、『勝手に梅棹忠夫さんWEEK』というとで、
小長谷有紀さんが編集した『梅棹忠夫のことば』から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。

情報というのはコンニャクのようなもので、情報活動というのは、コンニャクをたべる行為に似ています。コンニャクはたべてもなんの栄養にもならないけれど、たべればそれなりの味覚は感じられるし、満腹感もあるし、消化器官ははたらき、腸も蠕動運動をする

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本を生かすこと

本を生かすこと

今週は、『勝手に梅棹忠夫さんWEEK』というとで、
小長谷有紀さんが編集した『梅棹忠夫のことば』から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。

現地で、実物をみながら本をよむ。わたしはまえから、これはひじょうにいい勉強法だとおもっている。本にかいてあることは、よくあたまにはいるし、同時に自分の経験する事物の意味を、本でたしかめることができる。

実物を見ながら本を読むこと、という

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どんな歴史をつくるか

どんな歴史をつくるか

今週は、『勝手に梅棹忠夫さんWEEK』というとで、
小長谷有紀さんが編集した『梅棹忠夫のことば』から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。

なにごとも、かきとめておかなければ、すべては忘却のかなたにおきさられて、きえてしまう。歴史は、誰か他人がつくるものではなくて、わたしたち自身がつくるものだ。わたしたち自身が、いまやっていることが、すなわち歴史である。

人間の忘れるちから

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知らないがスタートライン

知らないがスタートライン

大きな声ではいえませんが、
ぼくは、世界や日本で起きていた出来事や、
今、起きている出来事をよく知らない。
お姉ちゃんからはよく「世間知らず」といわれる。

そして、今これを読んでくれているあなたが
どんなひとか、なにが好きかさえ知らない。

「知らないということ」について。
民族学者、比較文明学者の梅棹忠夫さんは、
こんな風に言っています。

なんにもしらないことはよいことだ。自分の足であるき、

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