3年やってみてわかったフリーランスとして食べていける人、向いていない人
はい、ということで結論から言うと、フリーランスとして食べていくには、ある程度何でもバランスよくできる必要があります。
反対に、1つの分野におけるスキルはピカイチでも、それ以外のことはからっきしダメという人は、独立しても苦戦する可能性が高いと思います。
と、これだけ書いても説得力がないので、その理由をまとめたいと思います。
フリーランスは一人でやるべきことがたくさん!
わかりやすく、私の職業であるライターを例にとってみます。
ライターというのは、書くことが仕事です。
実際にライターになってわかったのは、文章力は「ちゃんと普通にうまい」くらいでOK。
なぜならば、ライターが書いた文章に校正が入り、プロの撮影した写真が挿入されれば、それなりに読むに値する記事に仕上がるからです。
まぁ、その「ちゃんと普通にうまい」に到達するまでが難しいんだがな!(話がそれるので割愛)
じゃあ、「ちゃんと普通にうまい」文章が書ければいいかといえば、それだけじゃあフリーランスとしては食っていけないんです。
そもそも、仕事をもらうまでに、たくさんの通過点があります。
まずは、営業をします。
自分を知ってもらうために、広報活動もします。
「どのようなライターが必要とされているか」「どのようなジャンルのネタが世の中から求められているのか」などといったように、マーケティングを行います。
こうして、何とか仕事にありつけたとします。
今度は業務を進める上でコミュニケーション能力が必要になり、ここでも営業としての手腕が求められます。
仕事が終わったら、請求書を作成するという経理業務が発生します(この請求書の作成をできない人が意外と多いって、お世話になっている編プロの社長が言ってた)
普段の心身の管理という総務的な役割も必要です。
そして一年の締め括りは確定申告という名の会計業務が……。
つまり、法人が分業して行っている作業を、たった一人で完結させなければいけないのです。
会社員こそ、一芸で生きていける
一方で会社員の場合、「ちゃんと普通にうまい」文章が書ければ、それで問題ありません。
営業、広報、マーケティングなどなど、他のことは別の部署の人が代わりにやってくれます。
よく、「フリーランスになって、好きなことだけで食っていく」みたいな文句がありますね。
でも、本当に好きなことだけで食っていきたい人ほど、雇われていたほうが、好きなことに集中できるんですよね。
なので、独立をする前に一度、自分のスキルの見直しをすることをおすすめします。
フリーランスに求められるのは、バランスのいい五角形
よく、ゲームや漫画で、キャラクターのスキルを五角形で表すじゃないですか?
力、体力、魔力、知力、敏捷性みたいな感じで。
会社員の場合、最大評価が5だったとして、1つの項目で3くらいあれば、あとの4つはすべて1でも大丈夫です(会社にもよるけど)
でも、フリーランスの場合、その五角形のバランスが良くなければいけないですし、たくさん稼ぎたいのであれば、大きくなければいけません。
……って書くと、「私ってオールマイティーなんですよ~」って言ってるみたいで、クッソ恥ずかしいけどなっ!
私の場合は全てがギリギリ3という感じで、これがフリーランスとして食べていける最低限のラインだと思っています。
まとめ
ちなみに、五角形のバランスが悪い人がフリーランスになるのは厳しいけど、バランスのいい人が会社員をするのは可能なんだな!
ただ、足りないスキルが経理業務や会計業務の場合、会計ソフトを使用したり、税理士さんにお願いをすることができます。
また、家族やパートナーが総務的な部分を手伝ってくれるパターンもありますね。
なので、一芸のみの人でも、フリーランスとして食べていける可能性はあります。
まずはやっぱり、自分のスキルの見直しが大切ですね。
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