2024/03/20(水) 本

自分は本に救われている部分があるなと思う。

幼い頃から本が好き。
よく図書館に連れていってもらっていて、家にも自分が自由に読んでいい本があり、母は読み聞かせが上手い。

幼稚園の自由時間も本を読んで過ごしていた。
本はもうものごころついた時には当たり前にあるものだった。

小学生になっても本を読んでいて、高学年になった時には図書室(田舎の小さな小学校の本当に小さな図書室)の本を全て読みたいとかいうよくわからないことを掲げて隙あらば図書室に通っていた。
太宰治や夏目漱石、芥川龍之介など、文豪の本とにらめっこすることで背伸びしていた(全然新刊が入ってこない図書室の中で、文豪の作品達はひときわ味がある見た目をしていた)。

中学で自称進学校に入って図書館に行く時間がなくなり本と離れるかと思ったが…
たまたま入ったBOOKOFFで偶然手に取った綾辻行人『十角館の殺人』でミステリー小説にドはまりする。
中高の間は小学生の時以上に(自分比)勉強に追われ、本を読む時間自体は減っていたと思う。

しかしその価値は高まっていた。
勉強についていけない自分のふがいなさや思春期特有のもやもや?の中で、本を読む時間だけは現実から逃げることができた。
自分はそれ以外にも自分の情けない現実から逃げる行動をとっていたのだけど、本を読むことはやめなかった。

大学生になっても本を読み続けている。
毎日ではないし量も多くはないけど、ぼちぼち続けている。

自分は本を読むことを支えにしているのか。
ただ本を読む自分が好きなのか。
本というものがとても魅力的なのか。

幼い時から本が当たり前だった、それだけかもしれないけど。

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