そうじ力 子ども部屋〜子どもの才能を伸ばしたい人に〜
家の中で子どもが親から離れる場所が、子ども部屋です。
子どもは自分の部屋という空間の中で、自立心を持ちはじめますが、モノが散乱していたり、部屋中が汚れていると、思考力が落ち、落ち着きがなくなります。
ある塾の先生に聞いた話によると、自分の部屋が汚れている子どもは決まって学力が下がるそうです。
子どもは親の姿を見て育つといいます。
子ども部屋が汚れている家は、きっと他の場所も汚れているのではないでしょうか。
子どもにだけ「そうじをしなさい」というのは間違いです。
まずは、親がお手本となってあげましょう。
そうじが嫌いな人は、子どもの頃のネガティブなイメージが根底にあります。
親がそうじを強要したり、命令したりすることによって、子どもは「そうじは嫌なこと」「面倒なこと」と感じ、やがて潜在意識に植えつけられてしまうのです。
あなたが親なら、命令するより「なぜ、そうじをするのか」という必要性をしっかり教えながら、やり方を見せていきましょう。
「そうじをすると気持ちがいいね」
「整理をすると、勉強がスムーズに進むよ」
「片づいた部屋は広く使えるから、遊びやすいでしょう」
など、できるだけ楽しいイメージに結びつけて、まずは親が愛情を込めてそうじをするのです。
すると、愛情がたくさんこもったプラスの磁場が出来上がります。
そういった空間では子どもは安心できるので、のびのびと成長していけるようになります。
そうじは楽しい。
これはもちろん大人にも言えることですから、子どもと一緒に楽しみながら実践してみてください。
『3日でよくなる「そうじ力」』P.114
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