2020年!世界でなにがおこるのか?危機の時代を生き残るために個人が身につけておくべき能力とは?
★2020年の世界でなにがおこるのか?
その時、あなたに何が起きるのか?
これから先の未来を生ききるために個人が身につけておくべき能力について舛田が語る。
(1月12日に開催されたプライベートセミナーから文字起こしです。新型コロナウィルス発症前のセミナーです。)
質問者)今日は、そうじ力で有名な舛田光洋さんに、今年2020年はどんな1年になるか聴いてみたいと思います。 (紹介省略)
★2020年は激動の時代の幕開け、東京オリンピックを手放しで喜べる時代ではない。(新型コロナウィルスの影響で3月24日2021年の延期が決定した。)
舛田)はい、ありがとございます。
それでは、新春、一発目のセミナーをはじめていきますね。
今年一年の世界情勢を予測するというのは一般的によくあると思うのですけど、今回はこれに加えて、未来分析をして、その結果、私たち個人にどのような影響がでて、どのように対策していけばいいか?
個人が身に着けておくべき能力とはなにか?
まで語りたいと思っていますので、最後までどうぞお付き合いください。
さて今年は待ちに待った東京オリンピックが開催されますから、日本は世界中から注目され、多くの人達もやって来ることと思います。経済効果も大いに期待され、不況も一層され発展繁栄の輝かしい未来しかないように思われます。
しかし現実の世界情勢を観たり、オピニオンリーダー達の話をまとめてみても、これから来る未来は、どうもかなり厳しい時代の幕開けではないかというのですね。
本格的激動の時代に突入していく感じが強いのです。
占い師達も口を揃えて、2020年は激動の年になると言ってますから、現実的な分析とスピリチュアル的な見方が一致しているということで、本格的に激動の時代に突入していくのがわかりますね。
質問者)ということは、日本では東京オリンピックがありますけれど、手放しでは喜ぶことはできない、厳しい時代の幕開けということになるということでしょうか。
舛田)残念ながら、多くの人にとってはそうなるでしょうね。
ただ、その激動のなかにこそ、逆境のなかにこそ、これからの未来を作る黄金の種が隠されているともいえます。
激動の時代という僕のイメージとしては、かなり象徴的ですけど、世界全体が新しい価値観に基づいてふるいにかけられる感じですかね。これまでの古い価値観に基づいて生きている人が、揺らぶられて、ふるいの目からぼとぼと落ちていき、残った人達で新しい時代が作られていく感じでしょうか。
★1月1日から3日で世界で起こったことが、1年を支配するエネルギーになる。
質問者)なるほど、厳しい時代になるが、新しい価値感を持った人には、チャンスが訪れるとも言えるということですか。その新しい価値とはどういうことなんでしょうか?
舛田)そうですね。
新しい価値については結論のところになるかと思いますので、個人の対策のあたりで語りたいと思います。
まずは世界情勢のところ、この1年どのようになっていくのか話していきますね。
まだ1月は終わっていませんが、今年の初めの月(1月)に起きた出来事というのが、だいたい1年を支配するエネルギーになっていきます。
そうみると、日本ではお正月でのんびりと過ごしていた三が日の間に、世界で起きた事件が、2020年をよく現しているということですね。
この世の中は原因と結果の連続で成り立っていますから、去年起きた原因が今年の始まりに結果として起きてきて、それがまた原因となって、さまざま現象を起こしていきます。
★香港民主化デモと中国の内乱
どんなことが起きたかということですけど、まず一番大きいのは1月1日の元旦早々、香港では104万人以上の大規模デモがありました。
香港警察は、平和的なデモ参加していた市民に対して突然ペッパースプレーを乱射したり警棒で殴ったりしている動画も多くアップされました。
400人以上が逮捕されたようです。
香港では昨年の区議会選挙では、これまで独占していた親中派を大きく破り、8割の議席をとって民主派が勝利したんですね。アメリカも香港人権民主法案を成立させました。
中国としては、力で抑え込むしかなくなってきました。
今年の注目すべきところは、これまで中国は香港で起きている正確な情報を本土には報道していません。
これが今じわじわと口コミで本土に広がっているというところです。
口コミはちょっと時間がかかりますが、確実に力をもって広がっていきます。
香港で実際に起きていること、例えば、区議会選挙でも親中派が大きく敗れたことも中国では報道されていません。香港の自由の革命が中国の力に屈しなかったという情報が、熱を帯びて口コミされていきます。
これも報道されていませんが、現在、中国本土では年間十万件以上の暴動が起きています。
そこにこの口コミが火種となって、中国本土の人民達の不満を爆発させる力になると予想します。
それが、習近平主席に対して反発している各区の軍隊と結びつき、西側のお金の支援が入ると、大きな内乱になっていくと思います。
中国は3つくらいに分かれて、内部から崩壊するのではないかと思います。
質問者)中国は3つに分裂するんですか?
舛田)すぐにではないですよ。
3つになるか4つになるかわかりませんが、内乱は確実に起きてくるのではないかと思われます。
時間もかかると思いますよ。今年どうこうという話ではないですけど、やっぱり、大きすぎますよね。
これだけインターネットで世界とつながっている時代に、しかも自由経済を認めながらの、14億近くの人口を共産党一党独裁は、どう考えたって無理があります。
質問者)舛田さんは、中国で本を出したり、講演をしたりしていたことがあるんですよね。
★僕が観た中国共産党の心臓部
舛田)そうですね。2012年から中国で本を9冊出版しました。
女性誌に2年ほど連載もしていましたし、実際に北京で講演もしました。
中国にも出版社が500社くらいありますが、僕が契約した出版社が、中国共産党本体の出版社でしたから、中国の心臓部を垣間見たような感じがしましたね。
また超VIP扱いでした。
一般の人が入れないレストランで食事をしたり、講演をするときは、銃を抱えた軍隊に守られながら話をしてましたね。
僕が選ばれた理由は、世界のリーダーとなった中国の人民の文化向上、つまり、部屋を掃除して清潔に保つことを教育することでした。
それで、そうじ力の思想を根付かせるために、国が数百人というブロガーや芸能人を雇って、そうじ力を絶賛する記事を書かせたり、各区の新聞や雑誌、大学での講義などをつかって浸透させていくんです。
驚いたのが、ベストセラーになる本はコピー本が作られ安く路上で売られるんですけど、そのコピー本まで国が作って路上で売らせるんですから、情報のコントロールが可能なんですね。
もう一つ驚いたことは、急激な発展をしているために貧富の差の激しいことです。
★リアカーの横をフェラーリが爆走する
北京の街も高層ビルがばんばん建っていますが、実際に街を歩いて驚くのが、日本を上回る勢いの超近代的ビル群が建っているんですが、道路一本はさんだ向かい側の区域は、戦後の日本のようです。
上半身裸のおじさんたちが、外で焼き鳥焼いて食べていたり、リアカー引いて荷物を運んだりしていました。
その横をフェラーリが爆走していきますから、それが今の中国をよく現していると思いましたね。
一部の人達は経済的にとても豊かですが、人民の多くは貧しい生活をしています。
読み書きできない人も多いと聞きました。
だから読書人口も少ないようです。
僕は、中国と個人的に契約を結びましたから、一冊あたりの印税が安いとしても、1億冊売れたらどうしようと思いましたが、そんな事はありませんでした(笑)。
★中国の崩壊と日本の金融危機、その時アメリカは?
話がそれましたが、中国は、毛沢東革命以降、大躍進政策、文化大革命など、全部失敗続きなんですね。
唯一、成功したのは、鄧小平の経済政策です。
「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕るのが良い猫である」
という言葉は有名です。
社会主義国家に自由経済を認めて、急激に発展してきたんですね。
それが、もう限界にきている。
共産党の思想だけで、自由を抑え込めない所まできています。
すごい人数をつかってインターネットの情報も管理しているようです。
経済も、2019年中国の会社は過去最高に倒産していますし、バブルがいつ弾けるかわかりません。
経済の崩壊と政治の崩壊が同時に進んでいくでしょう。
そうなると、中国と経済的につながっている国も大きな被害が起きてきますし、日本も、このまま何も対策を練らなければ、ソフトバンクが倒れ、メインバンクの一社が倒産し、地方銀行の多くが潰れるだろうと予想されます。
そうすると、日本からさらに経済危機、金融危機が起きていくのです。
その縮図が香港の民主化デモにあるという見方になります。
そんな流れのなかで、2017年にアメリカが戦略的にとった行動が驚きとともに、その考え方そのものが、激動の時代を生きる僕たち個人にとっても大切なことなだということがわかったのです。
それは、つまりトランプ大統領の考え方なんです。
★トランプ大統領誕生から3年、再び強くなったアメリカ!
質問者)というとトランプ大統領がとった政策が、これからの時代を生きる私達にとってとても重要な内容を含むということですけれど、トランプ大統領がとった政策とは何でしょうか?
舛田)そうですねぇ。簡単に言えば「強いアメリカ」を復活させることを約束しました。
強いアメリカとして掲げたビジョンはとてもシンプルです。
自国で仕事を増やして借金を減らし、有利な貿易をしてお金持ちなって、軍隊を強くするです。
これは他の国に依存しないアメリカを目指したわけです。
もっといえば、経済の面で中国に頼らないアメリカを目指したのです。
質問者)そうなんですか。それほどアメリカにとって中国は脅威になっていたということなんですか?
舛田)中国の計画としては、2020年までには香港、台湾、その後、日本も植民地化する予定でした。
質問者)え?そうなんですか?
舛田)国家計画としてしっかりと入ってますね。
中国は自国の民13億人をどうやって食べさせていくかということが課題ですから、他国の占領は当然ですよね。
トランプ以前では、2050年くらいまでにハワイを堺に東と西とで2つに分けて、中国とアメリカで統治しようと話し合いがされていたようです。
質問者)そういう計画があったんですね。
舛田)そうなんです。
でも、中国は、世界の半分では満足しないわけです。
いずれは、世界統一国家を目的にしていますから、アメリカのいうことをきかない南米やアフリカなども味方につけはじめていました。
質問者)アメリカにとっても脅威になってきたということですか?
舛田)アフリカはイスラム教が広がっているので、そこから入っていって中東も巻き込んでイスラム教と手を結びたいわけですね。
質問者)軽く疑問なんですけど、中国は無神論国家ですよね。イスラム教と手を結ぶことができるのでしょうか?
舛田)そうですねぇ。
おっしゃるとおり中国は無神論国家です。
ただ、ともにキリスト教文明を倒そう!と手を組むことができれば、アメリカも倒れる可能性があります。
質問者)なるほど、共通の敵ということですね。それは大変なことです。最強の中国が誕生しますね。
そこで、ドナルド・トランプ氏が立ち上がったと?
舛田)そうです。
地位も名誉もお金も得たドナルド・トランプが最後の仕事として、アメリカを再び強くするために立ち上がったと僕は観ています。
トランプは、経営者として中国の貿易のやり方にはかなり腹を立ててました。
★中国の支配から決別するアメリカ
彼の友人達が中国と貿易をしていて、中国に輸出したものがいろいろ理由をつけられて、入国さえされずに送り返されたり、高い関税をかけられたりして嘆いているのを、嫌というほど見てきてますからね。
アメリカは中国に当時1兆3千億ドルの借金があったので、貿易ではとても弱い立場に追い込まれてました。
中国の戦略は、たとえば計画的に人民を大量にある国に旅行に行かせます。
当然、宿泊をして買い物をします。
そうなると、その国は中国人がこれからもやってきて、多くのお金を落としてくれるだろうと思います。
そこで中国は、空港や港、ホテルやショッピングモールをつくりましょうと提案します。
お金がないのなら貸しますし、うちがまるごとつくりましょう。ということで、資材から人材まですべて中国から持ってきて、作り上げてしまいます。
それで、インフラが整ったら中国の観光客を行かせなくするんですね。
そうなると、その国は借金だけ残って返せなくなりますから、中国の言うことをのまざるおえなくなります。
質問者)なんといいましょうか。やり方がひどいですね。
舛田)そうですね。
発展途上国へ支援を続けている日本の財団は、その国がトイレがなくて困っていたら、現地で調達できる資材をつかって、低予算でできるトイレの作り方を現地の人達に教えるそうです。
でも、中国はお金の力で立派なトイレをドンと作っていくので、現地の人達は、日本はケチだというそうです。この話もよく中国を表しています。
★中国と戦争ができる強い国
トランプは、アメリカをもう一度豊かで強い国にするために大統領就任してすぐに手を打っていったわけです。
中国に奪われた仕事と繁栄を取り戻そうとスローガンを掲げて、減税と規制緩和で、経済による国力を上げにかかったんですね。
その結果、今では誰でも簡単な仕事につくことができ、失業率は歴史的な低水準です。
この3年の間にアメリカは再び経済が強くなりました。
そして、中国に対して強気の貿易を実現したのです。
質問者)それはつまり中国の経済に支配されない状況を作ったということですね。
舛田)そうです。
中国がくしゃみをすれば世界は風邪を引くといいますが、多くの国はそうでしょうが、アメリカは、中国がくしゃみをすれば、ここぞとばかりにパンチを繰り出すくらい強くなりました。
もっと過激な言い方をするとすれば、いつでも戦争ができる状態をトランプは作ったわけです。
★アメリカとは真逆を行く日本に未来はあるのか?
質問者)トランプ大統領がとった政策はよくわかりました。では、それがどのようにして我々個人が生き残るために大切なことなのでしょうか?
舛田)そこなんですよね。
個人としてトランプから何を学ぶかというところですよね。
ほんとうは、アメリカの政策を日本も見習ってやればよかったんですけどね。
問題は、日本の政策は真逆をいってる感がありますよね。
質問者)それは昨年増税に踏み切ったということでしょうか?
それもひとつです。
質問者)ほかにもありますか?
舛田)う〜ん、日本の考え方そのものに問題がありますよね。
アメリカだってここ数十年衰退を続けてましたよね。
日本にも多額の借金があるくらいですから、
仕事がなくて失業率だって高かったし、だから中国との貿易に頼りたかったのでしょ。
お金がないから誰かに頼るという考え方ですよね。
トランプ大統領は、みんな働いてお金を稼ごうと言ったわけです。
努力して、働けば必ず豊かになると、その環境を彼は整えたです。
彼の考え方は、
「国民のひとりがどのようにすれば豊かになるか?」
から出発しているんですよ。
日本はどうかというと、アメリカと同じように景気が悪いわけです。
自ら招いたバブル以降、10年以上景気を良くすることができず、国が作った多額の借金で苦しんでいるわけです。
それをどうするかというと、国民の税金を上げて、そこから取ることで補おうとするわけです。
考え方が、日本の問題をどう解決するかから出発しているです。
国を良くするための国民ですね。国を良くするためには、多少国民が犠牲になっても仕方がないということですね。
なるほどと思うかもしれませんけれど、これは中国と同じ考え方ですよね。
質問者)え?それは全体主義ということですか?
舛田)そうですねえ、システムは資本主義ですけど、考え方がそうなりますよね。
国民を幸せにするために、日本はどうあるべきかという考えではないですね。
だから、役所仕事はとても遅いです。
無駄な仕事が多いです。
民間だとそんなことしていたら倒産しますよね。
質問者)そうですね。国の仕事は倒産はしませんからサービス面を強化する必要がありませんね。
ということで、日本はアメリカとは真逆の考え方に基づいた政策をして、中国と親和性があるということですか。
舛田)そうです。
日本はそんな考え方をしているので、どっぷり中国に頼っています。
中国には、多くの企業が投資をしています。
また、日本のメーカーの工場もありますし、ユニクロなどのショップも進出しています。
まさに、中国がくしゃみをすれば風邪を引く状態なんです。
ちなみに韓国と北朝鮮は、死に至ると思いますが・・・
★中国と共倒れの日本、その時、私達はどうあるべきか?
質問者)なるほど、そうなると、2020年の流れで行けば、中国に何かあれば日本は大きな経済的ダメージがあって、個人が苦しんでいても頼れないということなんですね。
舛田)そうなんです。
頼れないのです。
日本は、まさか中国が倒れるなどとは思っていないのですから、何も手を打っていないでしょう。これは大変です。
本当は、トランプを見習って、手を打つべきだったんです。
トランポノミクスをやればよかった。
アベノミクスは失敗に終わりました。
今、中国本土で大地震や内部からの暴動などでダメージがあることが起きれば、中国経済は崩壊するでしょう。
そうなると、中国に関わっている企業、投資をしている地方銀行が大ダメージを受けます。
僕は、地方銀行の多くは倒産すると思います。
メガバンクだって国がなんの手も打たなければ破綻するでしょう。
こんなようなことが今年起きてくるかもしれないので、2020年は激動の時代のはじまりと思うのです。
危機の時代に生き残るために必要な心構えとは?
質問者)個人が考え方を変えるとは、具体的にはどういったことなんでしょうか?
舛田)そんな状況の中、生き残っていくためには、あるいはそんな状況の中でも、成功していくためには、個人がマインドセットしていく必要があるんです。
質問者)マインドセットですね。つまり今までの考え方ではいけないということですね。
私達ひとりひとりの考え方を変えるとは、具体的にはどういったことなんでしょうか?
舛田)まずは「自己責任の精神」を持つということなんです。
あなたの目の前に起きてくる現象のすべては自分の責任であると受け止められる精神態度を持つということです。
べつの言い方をすれば、環境のせいや他人のせいにしないということなんです。
う〜ん、これは言葉にしてしまうと、とても単純であたりまえのことですね。「そうそう、自己責任たいせつだよねぇ、何かのせいにしちゃいけないよねぇ」的なんですけどね。
この精神態度が、これからの時代とても大切なんです。
生死を分かつくらいの大切なことなんです。
これは、どんな状況にあっても自分の責任と受け止める心構えがあるから、自分自身の力で立ち上ると行動に移すことができるのです。
これはどんな環境になっても開拓する力を与えてくれます。
例えば、ある日、銀行に行ったら倒産していて預金がおろせなくなって、全財産失ったとすると、銀行に文句を言いたくなるだろうし、銀行を潰してしまうような政治をやっていた国も許せないかもしれないけれど、そんなことを言っても仕方がない、銀行も国も保証してくれない、まあ、実際には1000万までは保証してくれますけれど、でも、大きくお金を失ってしまったりしてね。
現実そういう事が起きて自分の責任と受け止めて、立ち上があることができるかということです。
あるいは会社を突然解雇されたり、会社自体が倒産して明日から仕事がなくなっても、その現実を受け止めて、自分の力で道を開拓していける意思を持てるかということです。
この「自己責任の精神」を持つことができるかどうか、今年はけっこう試されるとおもいますね。
質問者)ということは、誰の責任でもない。自分の強い意志を持つということですね。
舛田)そうです。
最低最悪も想定して、シュミレーションをしながら、どんな事態にも対応し、どんな状況からも復活していくぞという強い心構えが必要です。
質問者)では、強い心構えを持った次に何が必要ですか?
危機の時代に生き残るために必要な能力1
舛田)強みの発見です。
自分の強みをしっかりと把握していることです。
僕も何度か「強み発見セミナー」をやったことがありますが、意外と、自分の強みがわかっていない人がおおいです。
ドラッカーの言葉を借りれば、「強みの発見は難しい、なぜなら弱みでさえ間違っていることがある。」といってます。
質問者)自分の弱みでさえ的確に把握することができないというわけですね。それ以上に自分の強みを発見することが難しいということですよね。では、どうすればいいのでしょうか?
舛田)これは、発見する方法はあるんです。
これまで上げてきた成果をよく観察することです。
僕なら、本を書くこともそうですけど、こんなふうに人前で話をしてお金を頂いていますから、人前で話す能力が一つの強みなのかもしれません。
でも、僕自身はとしては得意ではないのです。
できれば人前に出て話したくないのです。
本を書くこと、文章を作成することも得意ではありません。
質問者)おお、それは意外ですね。
舛田)そうなんです。
そこがポイントなんです。
質問者)といいますと?
舛田)つまり強みとは得意なこととは限らないということです。
「人前に出て話すのは苦手だ。何度やっても緊張してなれない。向いてないな」と思っても、
成果が出ている。
人がお金を出して集まってくる。
話を聞いた人はためになったと言ってくれる。
得意ではない、苦手であるけれど、人の役に立って成果が上がることが強みですね。
これを客観的に自分の人生をふり返ってみて、いくつかの強みを明確にしておく必要があります。
そして、その強みに日々磨きをかけておくことです。
そして、つぎに必要なのは、自分の強みで持って道を開拓するわけですから、そうですねぇ。
生き残るために必要な能力2
次に必要になってくる能力は、「交渉力」です。
この交渉する力というのは、とても大切ですね。
物々交換の時代から今日に至るまで、ずっとある能力ですね。
やっぱり交渉する力が強い人は、どんな状況でも道を開いていきますよね。
交渉力の元にあるのは洞察力だと思いますが、この交渉力についてもまた語ってみたいと思います。
質問者)なるほど交渉力も大切ですね。
生き残るために必要な能力3
舛田)それでやっぱりいちばん大切なことは、本質を見抜く力です。
現代は、情報が溢れています。
溢れる情報のなかで、あっぷあっぷしているうちに時間が流れてしまいます。
ネットの情報を常に取り入れて頭が良くなった気がしている人が多いと思いますけど、客観的に見れば情報に命を吸い取られているようにも見えるのです。
枝葉の情報に振り回されないことです。
幹の部分、結局何が大切なのか本質を掴む能力が必要です。
まだいろいろあるかもしれませんが、時間をかなりオーバーしてしまっておりますので、また、機会があればと思います。
これからは危機の時代を生き抜くための自己啓発の時代になると思います。
とにかく自分に「力」をつけることです。
そういう意味で、これから自己啓発はとても大切です。
僕も「そうじ力」の考え方を世に出して、掃除の実践を通して「自己啓発」を提供してきましたが、これは成功するための自己啓発でした。
これからは危機の時代を生き抜くための自己啓発の時代になると思います。
自己啓発が生きるために必要になるということです。
質問者)そうですか。再び自己啓発が生きるために重要になってくるということですね。
舛田)あ、あと幸福力です。
自分自身が幸せだと思える時間をより多く持つことです。
幸福力は最強だと思います。
あ、まだあります。
自分の考えを持つことも大切です。
ネットの情報ではなく、良書を読んで、よく考えることです。
情報を集め、分析、検証してみて、自分の頭で考えてあなた自身の考えを持つ必要があります。
時間が過ぎてから言いたいことがたくさん出てきますが、まとめると2020年は大激動の時代になると思います。
予想のつかない試練が私達を待ち構えているかもしれません。
また、お正月の世界情勢を観ても、アメリカの資本主義対中国の全体主義との戦いが激化する年でもあります。
サバイバルです。
東洋的な神秘主義と西洋的な合理主義の融合ができる人こそが、未来を開拓し作り上げていく人となっていくことでしょう。
個人の能力を高めて、なんとか生ききっていきましょう。
質問者)ありがとうございます。2020年、今後の世界の流れから、個人が生き抜き、新しい時代を作るために必要な力まで教えていただき、目が覚めるお話でした。
舛田先生本日は貴重なお話ありがとうございました。
舛田)個人の能力を高めて、なんとか生ききっていきましょう。
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?