はじめてのクラシックコンサートどの席に座る? ぼくは、見たほうがいいからA席と答える。
クラシックのコンサートに行きたいのだけど、どの席に座ったらいいのか?
と聞かれると、
僕は、迷わず一番前の席をおススメする。
クラシックのコンサートの座席と値段は、S席8,000、A席6,500、B席6,000、C席5,000、P席4,000となっている。
音が一番バランスよく聞こえるのがS席である。
それで、一番前の席は、S席かというと、そうではなくA席。
だから、音は良くない。
最前列から3列あたりは、頭の上を音が通り抜けていくから、いい音では聴けないというけれど、迫力もあるし僕はそれほどでもないと思う。
それで、なぜ、最前列をおススメするかというと、まずは、「見てもらいたい」からなんだよね。
クラシック音楽は見る楽しみがもの凄くあると思う。
50名、合唱曲の場合は100名以上で、演奏するわけだけど、その巨大な音楽が作られる瞬間を生で見ることができるんだよ。
最近では、パン屋や蕎麦屋でも、職人さんが作るところをガラス越しに、見ることができたりするけど、創作過程は見ててあきないよね。
その究極がクラシック音楽なんじゃないかと思う。
交響曲一曲を演奏するなかに、いろんなドラマがある。
弦が切れてしまったり、音がずれてしまったり、譜面がなかなかめくれなくて焦ってしまったり、といろいろ失敗することもあるけれど、一人ひとりの表情まで見れるので面白い。
そんな、芸術家の創作活動を間近で見れるわけだけど、
やっぱり、見ていて抜群に面白いのは指揮者かな。
指揮棒一本で、指示を送りながら、音楽を作り上げていくのだから凄い。
近くで見ると、唸り声上げたり、ダンスしたり、ジャンプしたり、足踏み鳴らしたり、結構大きな声で歌っていたり、なかには、「おい!そこなにやってんだ!」と本番で怒鳴りながら指示を送っている指揮者もいて驚く。
はじめて、クラシックのコンサートへ行くなら、見に行くべきで、最前列をすすめます。
あ、そうそう、P席というマニアックな席があった。
これは、オーケストラの真後ろの席。
指揮者の顔とオーケストラが見下ろせる席です。
ただ、この席は、音が悪いほかに、全体からも見られるので度胸が必要かな。
12月、ベートヴェンの第9の演奏会も多いので、
クラシックコンサートデビューしてみてはいかが?
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