25日目 おかゆからごはんへ

痰の吸引がなくなったので、いつもよりよく眠れた気がする。身体の向きを変える時に、骨盤の創外固定部分が引っ張られて痛いけれど。あと、顔の向きによって喉が圧迫されて苦しい時がある。高い枕は特に。バスタオルをたたんで枕がわりにする方法が、一番楽だと発見した。

今日の朝ごはんはパンで、イチゴジャムとマーガリンをつけて食べた。牛乳は今まで100㎖だったのが200㎖になった。うれしいカルシウムだ。

整形外科の担当の先生の朝の見回りがあり、左手の固定は来週簡素化されることを告げられる。今は肘から先がガッチリギプスで固定されている。常に直角に曲げられている肘を支えているので、肩こりがすごい。軽くなるのがが楽しみだ。

午前中に採血(医師のオーダーによって採血専門の看護師さんがやってくる。)、創洗浄(骨盤にささる金属の棒の周りを泡で洗う。左手の傷跡も泡で洗う。)、作業療法士(OT)さんによるリハビリを済ませる。

午後の理学療法士(PT)さんによるリハビリでは、改めて細かくやっていいこと悪いことを確認してみた。足に力を入れて体重をかけてはいけない。寝たまま腰を上げる、というのもダメ。ついつい、やってしまっていたので、これから気を付けよう・・・。あぐらは大丈夫。正座自体は骨盤に負担はないけれど、正座をするまでの姿勢が危ないのでダメ。お尻の運動は、横に寝た状態ならOK。身体のどこを動かすと、どこに負荷がかかるのか、ちゃんと理解していないと、なかなか守れない。

救急カンファレンスなるものが開かれたらしい。あと3週間、創外固定を続けた後CTを撮り、手術が必要かどうか判断される。手術をするとしたら気切部分は残しておいたほうが良い。口から管を通して呼吸管理をするのは、それはそれで身体に負担がかかる。せっかくのどに穴が開いてるのなら、手術の有無がわかるまでそのままにしておこうという作戦だ。気管チューブを抜くのは、それまでの我慢だ。

夕食から、おかゆではなく普通のごはんになった。また一歩回復の予感!ここの病院食は美味しい。味付けも好みだ。

夫がお見舞いに来てくれた。共通の友人が、私の怪我の事を知って電話をくれたと教えてくれた。「おばか」と言っていたと。友人のいつもの言葉に、なんだか安心した。

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