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やはり、僕は異星人でした。『真澄の空』
変人、おい、変人。お前だ、真澄。
お前は馴染めない。変人だから。
いや、言い方を変えようか。
お前は異星人だ、覚えておけ。
周りと合いません。何もかもが。
壁があるんです。透明で分厚い壁。
なんか、こう、掴めない感覚。
ついて行けずに、嗚呼、一人ぼっち。
思えば昔からそうだった。本当に。
友達って、ほとんど作れなかった。
みんな僕を避けていくような感じ。
嫌われていた感覚。ずっとあったね。
うーん。どうして僕は馴染めない?
コミュニケーション能力がない?
ずっと考えていた。そして気がついた。
やっぱり、僕は人間じゃない?
一人でいる方が楽なんです。本当に。
いや、そう思えるほど傷ついたのかな。
なんだか生きるってことに限界を感じた。
地球に住む人間に抵抗を覚えてしまった。
一人で電話ボックスにいる感覚。
閉じこもって、そこが居心地良くて。
しっくりくる場所がほとんどなくて、
やっぱり異星人なんだろうって確信した。
今はもう、振り切っている。諦めてる。
どうでもいいって思えているからめっちゃ楽。
それくらい、ある意味ネガティブになっている。
僕は異星人、なんでしょうな。本当に。
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