バカって言ってしまえば『ファストフード物語』
バカって言ってしまえば、全てが解決する。
最高じゃないか。僕は魔法を手にする。
国内外、様々な問題がひしめくけど、
僕はバカだからって、全部無視しちゃう。
無関心こそ至極の薬です。みんな処方しよう。
無知であるほど生きていることが楽になる。
エンタメに浸っているなら、それでいいだろう。
どうせ一度の人生だ。楽して生きていたいんだよ。
だけどバカでも耳に入ってくる悲報、訃報、屁報。
悲しみを持って生まれし醜い花を咲かせていく。
ふざけんなよ、僕はずっと笑っていたいんだよ。
破顔して、太陽みたいにキラキラ生きていたいだけなのに。
バカでも争いに巻き込まれるんですか?
バカは免除してくださいよ。何もかも。
税金も、社会保険も、年金も、奨学金も、何もかも。
いいじゃん、どうせ社会を回すことできないんだから。
身勝手でも、無責任でも、僕は息をしている。
ファストフード食って、美味い美味いって言いながら、
ハッピー、ハッピー、ハッピー。それが僕の人生だから。
邪魔しないでおくれよ。僕は僕らしく……。
また、一人バカが死んだ。世間知らずのバカが。
哀れだ。人間の姿してるなら、背負わないと。
悲しみも、憎しみも、醜さも。全部背負っていけ。
俺はおにぎりをかじって、愚かなバカを探しにいく。
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