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羨望(詩)


俺はあいつに憧れている
あいつ? あいつは最高だ
だって才能だってあるし
金だってたくさん持っている
それに運も味方してさ
環境にも恵まれているんだ
だからあいつは夢を叶えた
今は宇宙で生活をしている

対して俺には何もない
才能はどこにある?
金はちっぽけなもんで
運は風に飛ばされて
環境にも恵まれず
そもそも 夢がないから
生きるモチベーションがない
ダメダメな俺はあいつを羨望する

俺はいったい何を目指しているんだ?
第一 俺は何者になれるんだ?
俺とは誰に必要とされているんだ?
俺は誰かに愛されているのか?
ないものねだりばかりして努力しない
ずる賢く生きようとしてしまう
俺を罰してくれるあいつは今も
未来のために一生懸命働いているわけだ

嗚呼 俺はあいつを羨望している
あいつみたいになりたいんだ
たとえ手遅れだと言われてもいい
とにかく一歩でもあいつに近づきたい
俺だって何か掴めるんじゃないかって
俺自身を奮い立たせてやらないと
このまま人生が終わるのは虚しいから
俺は俺を磨き続けなければならない

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