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浅草の朝に酔いしれて 1

 皆さんこんばんは、蒼乃真澄です。

 さて、突然ですが今回から新コーナー『アオマスの独歩』をスタートします。
 とは言えども、ただの一人散歩なんですけどね。散歩して、写真を撮って、その街の空気を吸って、ちょっぴり心地良い気持ちになる。物語でも連想できたらラッキーだなと思いつつ、また別の場所を歩く。そして、電車移動をしているときは読書をする。そんなマイペースな独歩をしてまいりました。
 ただ、溜め込んでいるだけではもったいないと思いまして、今日から六回に分けて、散歩の様子を描いていこうと思います。ぜひ、お付き合いください。

・金木犀

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 まずは地元の金木犀です。
 正直、花にはそれほど興味がないわたしですが、金木犀の香りは好きで、思わず立ち止まって写真を撮ってしまいたくなる魅力があります。金木犀を見ると、秋が来たなって感じがしますね。
 だけど近頃はおかしい。この日もそうですが、灼熱の太陽がギラギラと照らしてくるせいで、とにかく暑かったです。
 金木犀は涼しい風が吹く季節に拝みたいものです。

・東洋館

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 電車内では梶井基次郎『檸檬』を読み、三十分ほどで浅草駅に到着。目的は浅草寺でしたが、まずは周りを散策してみました。
 まずは東洋館。ここ、一度も入ったことないんですよね。興味はありますが、一人で入る勇気がなくて。ただ、この手の伝統ある笑いも絶対に楽しいだろうなと思いますね。
 今度、入ってみよう。

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 この外観、ザ・日本って感じがして良いですね。ちなみにこの日の昼公演の座長は、『笑点』などにも出演されている春風亭昇太さんでした。

・浅草公会堂

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 浅草公会堂です。普段は歌舞伎などを行っているみたいですが、どうやら工事中ですかね。
 ちなみに、浅草に着いたのが朝の9時半だった上に平日だったからか、周辺はあまり人が歩いていませんでした。

・伝法院通り

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 伝法院通りです。普段はシャッターが開いていると思いますが、このときは早く行きすぎたのか、ほとんど全ての店が閉まっていました。
 ただ、シャッターに描かれているデザインが浅草らしいですね。これはこれで、見る価値があります。

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 なんだか、時代を感じます。個人的にですが、完全に舗装されておらず、所々煤みたいに黒くなっている地面が良かったりします。これがピカピカだと違和感有りですからね。

・朝の居酒屋

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 まだ、朝の静けさが残る居酒屋さん。緊急事態宣言が明けたから、お店の営業も再開できたのでしょうか。閑かな飲み屋じゃ寂しい。古き良き文化は残ってほしいですね。

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 こういうところで飲むのも憧れます。いつかもっと大人になったら。


 次回へ続く。

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