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マスターホンダの【この音、聴くべし!】vol.4 James Bay - Pink Lemonade

マスターホンダの【この音、聴くべし!】vol.4 


音にこだわって、制作サイド目線から、曲を紹介するシリーズの第4回。


今回は、イギリス出身のアーティスト、James Bay(ジェイムス・ベイ)の曲です。

 アルバム「Electric Light」より「pink lemonade」をご紹介します。

James Bay - Pink Lemonade

https://youtu.be/qE-gdNIL8WI


その音作りや多彩な音楽性が認められ、ファーストアルバムからブレイク。
ファースト・アルバム「カオス&ザ・カーム」でもわかる通り、従来の音楽の文脈をしっかりと踏襲したスタイルは、音楽ファンも納得でしょう。

加えて、現代的な音作りで、今の音も十分感じられず音作りと言えますね。

また、独特のメロディセンスも魅力の一つです。
この辺りはイギリスらしいとも言えますね。


今回は、そんな彼のセカンドアルバムをチョイスしました。
アナログ寄りだったファーストとは違い、現代のデジタル色も強くブレンドされています。
この辺り、やはりトレンドをしっかり読む、メジャーならではのアルバム展開と言えるでしょう。


James Bay - Pink Lemonade


この曲の歪み感は間違いなく意識されたものでしょう。強烈です。
アナログ楽器の良さと、デジタルも含めた、「歪み」がうまく合わさっています。
ドラムもボーカルも、心地よく歪んでいますね。

アナログの良さ、デジタルの良さ、がうまくミックスされており、ファースト以上のエレクトリック感があり、まさに今風です。

また、いつも同じように挙げている「コンプレッション」感(コンプ感)も非常に心地よく感じられます。


これまでの記事同様、「歪み」と「コンプレッション」に耳を澄ませてみてください。


アーティストがどんな音を届けたいのか、その狙いが見えてきます。


実際に、制作に関わらないと、この歪みとコンプの感覚は湧きにくいかもしれませんので、耳を澄ます際の「ヒント」を。

歪み(ひずみ)のヒント
歪みは、ちょっとした音の汚れ、のようなもの。意図的にこれを付加させます。
倍音についてわかる人は、倍音が増えている感じを聞いてみてください。
コンプ(コンプレッション)のヒント
コンプは、音を潰す、というもので、飛び出た音を圧縮するイメージです。
リズム感が出たり、アタック感が出たり、はたまた厚みが出たります。


この辺りは、折を見て解説を入れていきたいと思います。


心地の良い歪みとコンプ感をあなたに。


James Bay - Pink Lemonade
https://youtu.be/qE-gdNIL8WI

アルバム「Electric Light」 James Bay    apple music
https://music.apple.com/jp/album/electric-light/1354016490


(おわり)


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