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オンライン授業の感想(授業者として)

1.学生であり、教員である立場から

 先日、受講者としてのオンライン授業の感想を書いた。

 今日は、授業者としてのオンライン授業の感想を書く。僕は学生(受講者)と教員(授業者)両方の立場であるので、何かしら書き残してみようと思う。

2.前提として

 今はとにかく、出来ることを、あるものでやっていくしかない。生徒は嫌々受講するかもしれない。それでも今は、やりながら改善していくしかない。立ち止まっている暇はどこにもないのだ。オンライン授業をやる。何らかの事情で受けられない学生には別の方法でフォローを行う。これが最善だと信じている。

3.自分自身が授業をして感じたこと

①(意外にも?)学生は授業に飢えている

 もはや、「自粛生活に飽きたので、勉強でもいいから何かをしたい」という境地なのか、ずっと家に居て、「そろそろ勉強をしたい」と思っているのか、学生は授業に飢えているように感じた。授業を公開すれば質問のメールが来る。課題にコメントをつけて返却すれば返信が来る。前の記事に書いたように、授業者への質問のハードルが低いのではないか。

②授業の見せ方には、相当の工夫が必要

 いつも通りの黒板を使用した授業では、明らかにつまらない。この点に関してはまた後日考えられる方法を記事にしたい。単調な授業は眠くなる。長くてもいけない。映像で授業を行うには、画面の向こうの学生の感情の動きまでを予測して授業計画を立てるべきなのだろう。

③課題のやりとりに関しては、オンラインはありかもしれない

 オンラインでの課題提出は、提出されたプリントがぐしゃぐしゃだったり、字が汚くて読めなかったり、そもそも課題プリントを無くした学生がいたりすることが無い。この点に関しては、オンラインでの提出の強みだと感じる。小テストは、手書きしたノートを写真に撮って送信してもらえば、現時点ではなんとか対応できるだろう。

④会ったことのない学生との信頼関係を築くのは難しい

 3月から休校が続いている今、僕は学生とまともに会えていない。今までに受け持っていない学生からすれば、知らない人の授業を受けて、課題を添削してもらっている状況だ。僕としては信頼してもらえるような授業、対応を心掛けるしかない。オンライン授業である程度印象が出来上がった状態で休校明けに学生に会うのは少し不安だ。

4.おわりに

 今後授業を続けていく中で(いつまでオンライン授業をするか、全く不透明だが)、少しずつ生徒を惹きつけられる映像授業を作っていきたい。備忘録としてもnoteをつかっているので、思い出すことがあれば追記していく。

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