【ダンナ日記】糖尿病のスッタモンダ

遡ること6年ほど前、
まだ結婚していなかった頃

同棲していたアパートに彼の会社の検診結果が届いた。
軽い気持ちで結果をのぞいてみると、なんと

「要精密検査-----糖代謝異常」

血の気がサーっとひき、
病院に行こうと言うと彼は

「大丈夫だから!まずいいから!」

と頑なになってしまった。
その瞬間からとにかく私にできることを考え
食前に野菜をもりもり出し
食事の中にも野菜を多めに入れて
酢玉ねぎを作ってみたり
オクラ茶を作ってみたり

そして何度も受診をすすめ
癇癪を起こす彼に涙をながしながら
なんとか病院へ行かせた。

ブドウ糖負荷検査をした結果、
その時点では境界型との診断だった。
今からなら間に合う!
そう思ったのは私だけ。
彼は食事や飲酒、運動を気にする私に

「僕は糖尿病じゃないの!」と怒鳴り散らした。

そうこうしながらも、出された食事は食べるし
間食は以前ほどではなくなり
飲酒量も何度も喧嘩してなんとか1週間に3日、1度につき250ml2缶までという約束にこぎつけた。
一緒にランニングをしたりもした。
完璧ではないけれど、
他人の私がもっと徹底するように監視や制限をしたら
大好きな食べることやお酒まで徹底的に取り上げられたら
仕事のストレスもあいまって
精神的にまいってしまう気がした。
できることからやってくれてるだけでよしとしようと自分に思い聞かせるしかなかった。

一時期は数値が正常に戻るほどだった。
本人も頑張っていた。

しかし結婚や引っ越しを経て
住む環境が変わると
職場から家まで通勤時間がながくなったこともあり
ランニングはしなくなってしまった。

食事は私が意地でも食前の野菜とメニューの中になるべく野菜を入れることを意識し続けており
お昼もブロッコリーもりもりの弁当を持たせ続けている。

でも、夜になると仕事が終わった開放感から
夕食を食べ終わってもまだお腹が空いたと言いながら冷蔵庫をあさり、お酒を飲む日は2缶時間をかけて飲みながらスナック菓子をつまみ、1時間以上たらたらと食べていることも多々ある。

3ヶ月ほど前から突然、夕食後に歩き始めた。
が、時間は5分ほど。
出て行ったかと思ったらすぐ帰ってくる。
「さむいさむい」といいながら帰ってくる。。
全然運動で身体があったまってない…

そんななか、クリスマスの日に
甲状腺の薬をもらいに行って帰ってきた旦那が言った。

「血糖値下げる薬も飲むことになった。」

それは…糖尿病になっちゃったんじゃないの!?
確定診断じゃない!?
なんでもっと気をつけてくれなかったの!!!

と叫びたいのをぐぐっとこらえる。
取り乱しても旦那の癇癪を起こして悪い方向へ行くだけだ。

今考えると、急に5分だけ歩き出した時
医者に何かを言われていたのかもしれない。

「あらーー。。やっぱり一度、直接先生から食事の指導とか受けたいから一緒に連れて行ってくれない?」勇気を出していってみた。

「ダメ。」

一言で終わった。。

その日の晩も
夕食後にうまい棒を2本食べながらチューハイをふた缶のんでいた。。
私だけ焦っても頑張っても意味がない。

旦那は一体いつになったら
これが自分だけの問題ではないこと
2人の子供たちや妻の将来に大きく影響することを
わかってくれるのだろうか。

今ならまだ足もある。目も見える。腎臓も壊れていない。

今,本人が食事や運動を変えないと
子供達を無事に育て上げられないかもしれない。

もし今のまま、ちゃんと病気と向き合ってくれず
食事や運動も変えず
合併症が起きたら

私はきっと面倒見切れない。
「あれほど言ったのに。あれほどお願いしたのに。」
絶対そう思う。

面倒みてくれなくていいよと強がるかもしれない。

だったらそれでいいけど
子供達の将来は?
二馬力でやっと2人の子供を育てられるのに
一馬力になったら体力、時間、金銭的にとても厳しい。
子供達に苦しい思いをさせることになる。
おっとうが食べるものに気をつけて、運動をしてくれれば、子供たちがもっといろんなことに挑戦できたかもしれない。。とならないよう

どうかどうか神様仏様お医者様、旦那様

本人が気づいて動いてくれますように。。

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