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警察官に怪しまれた話

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

今日の話は名古屋に住んでた頃の出来事について。
イタリアの企業通訳の依頼を受けて、中部国際空港 セントレアにお客様をお迎えしに行った。国際線の出口でノートと資料と電子辞書を手に持って待ってた時に、黒いスーツの女性が少し近づいてきて声をかけてきた。
頭の中は通訳モードになっていて緊張しながら待っていたから最初は気がつかなかった。さらに近付いてきて声をかけてきた。普通の挨拶をしてから「なんでここに来ているの?」「誰を待ってるの?」「手に持っているものを見てもいい?」と話しかけてきた。普通に答えてたけど、頭の中ではこの人誰?と思ってた。でも笑顔でしっかり対応した。
さらに近付いてきてほぼ距離がないところまで近付いてきて、ズボンのポケットから出るか出ないかの位置で手帳を開いて見せながら「警察官です」と言われた。その後目立たない人気のないところまで移動させられて、そこからドラマや映画に出てきそうなやりとりが始まった。どこに住んでる?なんの仕事?なんの為にここにいる?のような質問をされながら「在留カードも出してください」とも言われた。全部に答えてたら次はお客様についても聞かれた。なんのビジネスで?いつ来ていつ帰る?どこに泊まる?など。終わったと思ったら次は持ってたノートと資料も「見ても良いですか?」と。それもしょうがないし見せた。
お客様が到着しお迎えに行って外に出るまでは、彼女は他の人に声をかけずにずっとこちらを監視していた。

このエピソードがあって気が付いたのは、名古屋駅で警察がもし人に声かけるのはほぼ外国人だと言うこと。僕は仕事で全国を回っていたけど、このような経験はセントレアが最初で最後だった。

今でも疑問なのはセントレアでたくさん外国人がいる中でなぜ僕が目をつけられたか、怪しまれたかということ。海外で生活をする、生きていくということは、このようなことに慣れて耐えなければいけないということだ。

マッシ

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