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恋愛詩:夏の後押し

夏は恋を後押しする
手も握れないでいる僕に
痺れを切らした彼女は
自分から腕を組み肩に
その顔を預けてくれた
これ以上女性に恥は
かかせられないと僕は
恋人の肩に回した手を
頬に寄せて彼女の顔を
こちらに振り向かせて
口付けをする
好きだよ愛してるそして
たまやぁの代わりに
上がる花火に向かって
幸せやぁと叫んで
二人で笑い合った
情けないくらい
高鳴っていた心拍は
大花火の轟きのお陰で
彼女にバレずに
済んだだろう

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