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「学校で寄付、この指と〜まれ!」(タイトルが長すぎて短縮w)を開いたら面白すぎた!

12/29(水)朝10時から12時まで、学校での寄付活動に関わっている先生やその他諸々の皆さんとゆるーく話すオンラインの会を開催しました〜。今年は寄付月間のアンバサダーに登録したので、アンバサダー的なことしたいなーと思っていて、以前お世話になったワコ先生に声をかけてゆるーく開催を決定!ところが、なんか集まった人たちがとって面白くて、ぜひシェアしたい欲求が高まり、こうして久しぶりにnoteを書くことにしましたー!(ちなみにこうしてnoteで寄付について書いて「#寄付について考える」をつけることで、寄付月間の賛同企画に参加することになります!)

ということでみなさんゆるーくお読みいただければ幸いです。では、はじまりはじまり〜

寄付月間って?

寄付月間は、12月にみんなで寄付活動を盛り上げて、ひとりひとりの寄付活動(点)をもっと大きなムーブメント(面)にしよう!という感じです。ぜひ以下の公式ページからもご覧ください〜。

アジェンダなしの2時間だったけどあっという間

今回は、本当にゆるーく、全国で寄付活動を「学校」でしている人たちが集まって話を聞きたいなと思って開催を決めたので、アジェンダなどはなく、とにかく2時間という時間の中で、色々な人の話を聞こう、という設定でした。参加チケットも2種類ご用意し、一つは普通の参加券、もう一つは話題提供します!というチケットにしました。(結局ほぼみなさんが話題提供してくれましたがw)

授業からはじめたけど、、、

「授業から始めたけど生徒が興味をもって授業外で自分で調べ始めて、、、」っていうまさに生徒たちの自主性による活動が本来はいちばんなんじゃないかなって個人的には思っているのが最近です。僕が最初にいろんなチャリティーをやり始めたのも、やっぱり生徒が英語の教科書の中に出てきたレモネードスタンドをやりたい!っていうことだったんです。スタートは授業じゃなくてもなんでもいいけど、自分がもっと知りたい・やりたいっていう感じが本来の学びへの「興味関心」だよ、って思います。

ゆくゆくは授業内で

一方で、今は課外活動だけど、いつかは授業内でやりたい、という声もあり、その気持ちもなんとなくわかるなーって思います。というのも、課外になると部活動があるとか、講座があるとか、そもそも「課外」ってところが悔しいとか、なんかあります。個人的に、授業内での探究活動の場合はテーマが複数設定されていて自分が興味のあるものにふれることができるか、最初から生徒たちが自分の興味の有無に関わらず多種多様なものに触れることにある程度の意味を理解している場合だといいなと思います。どちらの場合にも、結局は生徒のreadinessを学校・先生が把握していないと押し付け的な、いわゆる「最後にプレゼンやればいいんでしょ」って感じになります。自分が中高生の時は、それでも十分面白かったような気もしますが、今は昔に比べて教科の授業でそういったプチ調べ学習共有プレゼンって増えてきている気がするので、探究学習でも同様なことをやると若干飽き感があるような感じがします。。。

地域や社会とのつながり

そして感じるのは、いかに学校「外」の人とつながっていくか、ということです。以前の学校でチャリティーなどをやっていたときに一番意識していたことなんですが、学校によっては、この学外の力を借りることに抵抗感があったり、場合によっては「学校教育は学校で完結すべし」という考えもあるようです。

寄付の可能性

この3ヶ月、寄付月間のことをたくさん考えてきました。荒削り(すぎ)だけど学校の探究学習にて寄付の勉強も生徒と一緒にしてきました。そして感じた大きな可能性。生徒たちが社会課題を感じること、外部の方と繋がること、学校を説得すること、自己効力感・肯定感を感じること、多様性を持たせること、お金を学校教育に入れること、社会の仕組みを理解させること、、、(はやりのSDGsについても触れられること)、、、とにかく様々な点から学校で寄付をすることには可能性しかないと思っています。

ライフワーク的になりつつある寄付

私個人としても、ここ最近は寄付がライフワークというか、ライフの一部になってきている感じがあります。定期的に寄付をする団体があり、周囲の人になぜその寄付をしているのかも話せるようになりました。寄付を募る友人がいて、寄付つきの商品を選んで購入して、寄付つきの商品を手土産に渡したりしています。私の母校が大事にしていた考え方で好きな考え方に「三方よし」がありますが、これを感じることができるのが嬉しいなと思います。同時に、個人的にはそれだけになるのもちょっと息が詰まってしんどいので、そこはある程度余白をもってやっています。だからファストフードを食べる時もあるし、ファストファッションを着ることもあります。ビニルのショッピングバックをレジで買うこともあります。でもちゃんとわかってやっているのと、そうでないことには大きな違いあるので、僕はそれをわかった上でやっています。

あつまってくれた仲間をご紹介!

最後に、どんな人たちがきてくれたのか簡単にご紹介します〜。

ワコ先生:都内区立中勤務で、前任校の時にフィランソロピー協会のチャリティーチャレンジなどを生徒がご一緒させてもらいました。他にもテラサイクルの歯ブラシ回収などをボランティア部で実施。現在の勤務校でも日本ファンドレイジング協会のLearning by Givingに参加して寄付の授業を展開してます。

ニイノ先生:ワコ先生の次にボランティア部の顧問として就任。SDGsや社会課題に生徒たちの意見や思いを最優先に活動をサポート。前任校では区の施設でお金の教育に関わった経験を共有してくれたり、現勤務校では地域とのつながり、特にコミュニティースクールとの関わりなどについて話してくれました!

タキムラ先生:千葉県の私立学校にて、フェアトレードコーヒー販売を軸に、その利益を他の寄付(レモネードスタンドによる小児がん支援など)の経費などに回し、いただいた寄付が全て寄付に回るようなビジネスプランを構築されており、現在では同好会として、生徒がやりたいことを発表してそれに賛同した生徒が集まりグループを作り、10以上のプロジェクトが同時進行しているそうです。各種コンペやコンテストに生徒と意欲的に参加し、受賞歴も多い!

ミズノ先生:授業の調べ学習から興味を持った生徒がさらに知りたいということで自主的に発展学習を展開、その中で企業やNPOに直接コンタクトを取った結果、寄付型自動販売機を学校に導入すべく、生徒が生徒総会に提案、その後校長に直訴して学校を動かし、現在は3台の寄付型自動販売機が稼働中という話を共有してくださいました。他にも2年前にはSDGsすごろくを生徒と開発されるなど、まだまだ聞きたいことがたくさん!

タカマツ先生:Service Learningの一環でCommunity Projectを展開し、一人一人が地域社会の課題を発見しそれに対して実際にアクションするというおもしろい授業を展開中!授業内でお金の教育をいかに取り入れるか、本物のお金をどうやって扱わせるかという課題感は共感しかなかったです。来年度に向けて、学校のある市の役所や商工会議所に相談に行こうと思っているという話が、2021年4月にそれを諦めた私の後押しになりました。

メグロ先生:山の中にある学校だからこそ気になった海の問題に対して、生徒たちが新聞でエコバックを作成し、地域の方に配ったところ、エコバックを買い取ってくださる方などが現れた結果、お金ができてしまったので、それを生徒たちみんなで考えて学校投票した結果、ある団体へ寄付をしたという、もう本当にすごすぎる話をたんたんとお話されていて、もっと聞きたい!と思いました。

フカガワさん:墨田区のすみだすみずみほりおこし隊という任意団体にて、地域のことを楽しみにながら学べるボードゲームを開発してコミュニティー会館などで子どもたちに提供されていたりSDGsに取り組んでいる会社への取材などをされているということで、学校外で子どもたちの教育に取り組まれている事例をご紹介くださいました。先日別の会でコミュニティースクールについてかじった私にはとても面白いお話でした。

ウマゴエさん:お勤め先が利益を出すことと寄付を同等に大事にされており、会社としてもライフワークとしても寄付がもっと広がることに尽力されています。寄付月間の事務局としても活躍中です。学校現場や低学年向けにて寄付の教室を開催する講師としても活躍されており、私が学校で実施している寄付の教室などではスーパーアドバイザー的に関わってくださっています。

ネクストステップ?

あまりに面白すぎて年末にこんな話が聞けてこんな素敵な人たちと出会えて、もうすごいいい2時間で、来年どうしよう!ってワクワクです。自分の中で寄付のことがこんなに大きくなるのも意外でしたが、いろんなことをつなげる可能性を本当に感じているので、楽しみです。またこんな感じでゆるーくお話できる機会、作っていければいいなと思います。

おわり。


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