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一人暮らし記 6/26-29

気づけば日記を書くのが10日ぶりくらいになっていた。6/19の日記が書きかけになっていたのでそのまま破棄してしまおうか、悩んだ末に書ききって投稿する。

北海道に2泊3日で旅行をしていました。主な目的は祖母のお見舞いで、それ以外は無理せずスケジュールを決めていたので0才と3才がいながらも割とゆったりと過ごせた。写真を全然撮ってないけど、それだけ気負わない旅だったということだろう。
1日目、空港からレンタカーで札幌へ向かう。この旅2番目の目的である中華屋さんへ。子どもの頃、週に1回はここでお昼ごはんを食べていた。家族のなかで思い出が共有されている稀有なお店。前も旅行に来たとき立ち寄ったけど、10年ぶりくらい。カラカラと音のする扉を開けるとおばちゃんのハツラツとした声が本当に何ひとつ変わっていない。みんなバラバラのものを頼んでシェアした。ラーメンをひと口食べるとお…おいしすぎる…?!?!と混乱。別に人気店というわけじゃなくオーソドックスな町中華、という感じで、正直いうと今食べてもちゃんとおいしめるかな?と訝しんでいたんだけど。いや、おいしすぎるわ。子どもの頃は毎回チャーハンを頼んでいた。本棚にたくさん漫画が置いてあって、チャーハンが来るまでぬ〜べ〜を何回も何回も読んだのを覚えている。本棚を見てみたら、色褪せてほぼ真っ白になったぬ〜べ〜を見つけた!今読んでも不気味だね。ぬ〜べ〜とチャーハン、セットのスープ(マグカップに入っている)。なーーんも変わってない。それがなんでこんな嬉しいんだろう。それを嬉しく思える今の自分でよかった。
お会計をするとき、母の顔をおばちゃんが覚えていてくれたらしくみんなで仰天する。みんな、今は内地に住んでるの?と言われ、「内地」というワードを聞くのも久しぶりでおもしろかった。

そのあとは六花亭のカフェでまた好き勝手に食べたいものを食べる。バンケーキが銀のドーム(なんていうの?あれ)に覆われて運ばれてきたのがとてもよかった。六花亭のお菓子、すべてこんなに安くていいの?と心配になる。自分へのお土産に「いつか来た道」と「レモンパイ」を購入。
途中ホクレンショップに立ち寄ると、たくさんローカルなものが売られていて楽しい。うにが2000円だったので試しに1つ買い、おいしかったら帰る前にまた買おうということになった。ホテルは思ったよりきれい。小樽の中心地だったので、チェックインしたあと少し散歩する。小樽にはおばあちゃん家があったからたくさん来ていたけど、こういう観光地に来たのは初めてだった。建物を眺めているだけでも楽しいし、人が多すぎなくていいね。

2日目はいとこ家族とおちあい、祖母のお見舞いへ。年下のいとこが今やママになっている、不思議なことだ。本当は大人数(幼児含む)の面会は許可されないらしいが、叔父がお医者さんと知り合いらしく特別に許可がおりた。会議室を貸してもらいみんなで祖母と対面。5年ぶりの祖母はとても小さくて、ほぼ話すことはできなくなっていた。大人数といきなり対面したからか、ずっと静かに目を見開いている。順番に話しかけて、手を握った。わたしが手を握ると、「あったかい」と言ってくれた。また会えるかはわからない、という気持ちがどこかにあったから、最後にまたね、とは言えなかった。言えばよかったのに。
そのあとは叔母の家へ行きちいさな宴会。叔母の家にも子どもの頃しょっちゅう泊まらせてもらっていたから、懐かしいねと何度も言いあう。赤ちゃんの頃から自分を知っている叔母と、大人になった今どういうテンションで接したらいいのかわからなくて照れくさい。山ほどの海鮮やごちそうが大皿で長机に並び、なんか、親戚の集まりって感じだ…と思う。ケンミンショーでよく見るやつ。大人たちはお酒を飲みずっと話している。子どもたちは早々に食卓に飽きてテレビの近くに集まっていて、どちらにも属さないわたしや弟はどっちかに混ざってみたり、食器を片付けたりした。でも居心地は悪くなかった。

3日目、もので溢れた部屋を片付けなんとかチェックアウト。子ども連れの旅行、とにかく荷物が多くて大変。行きたかったパン屋へ行くと臨時で開店時間が変わっていてパンは買えず、ただの海辺のドライブになった。まあ、海辺のドライブはいいもんだから大丈夫。ホクレンショップに寄ってうにを追加購入し、また中華屋さんへ。本当は1日目だけの予定だったのに、あまりにおいしかったから帰りにも寄ることにした。次にまた来れる保証はないから、味わって食べる。おいしかったな。
飛行機が少し遅れたこと以外、順調に帰路へついた。と思ったら、成田空港に着いてすぐ姪っ子の腕が抜けるアクシデント。夜遅くて救護室は無人とのことで、ダメ元で動画を見ながら母(医療従事者)が腕をひねると奇跡的にうまくいったらしく、泣きやんだ。様子を見る間、わたしは先に帰宅することに。ここからが長いのだ。ずっしりとした荷物とともに、なるべく早く家に着くルートを選んだけど部屋に着いたのは23時過ぎ。明日も休みで本当によかった。ペットシッターさんにお世話をしてもらっていたので、すみちゃんは変わらず元気にしてくれていた。会いたかったよーすみちゃん。よろよろと最低限の荷解きをして、旅行中に使う暇がなかっためぐリズムの冷感シートを貼ってすぐに眠る。

撮った写真、これだけ

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