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世界健康デーの自転車イベント・健康は大事だよ

2021年は4月7日は世界健康デーということで、トルクメニスタンでは自転車のイベントが行われたようです。これは、大統領や閣僚、公務員や学生などがみんなで街を自転車で巡ると言った健康促進を目的としたイベントです。

第一回の自転車イベントが行われたのは私が初めてトルクメニスタンに行った2013年(2014年かもしれない)。私たち極東の人間のようにトルクメニスタンの人々は自転車に乗る習慣が全くなく、それまでは自転車に乗れる人はほとんどいませんでした。大学生はみんなイベントのために自転車を購入して、授業が終われば自転車の練習です。最初はみんなブレーキが上手く使えず、植木に突っ込んでいました。男の子が上手な人が多かったようなので、女の子に自転車の乗り方を教えている姿を見て青春だなぁと思ったことを覚えています。

その後、トルクメニスタンのイニシアチブで2018年には6月3日を「世界自転車デー」とする国連総会決議が採択されました。まぁ否決する必要もないでしょうが、どこまで世界に浸透しているかというとご存じの通りです。2019年6月1日には「2019人が縦一列で自転車パレード」したというギネス世界記録も打ち立てたそうです。

とにもかくにも、自転車のイベントというのはトルクメニスタンでは割と最近始まった習慣なのですが、定期的に行われており、自転車の普及率も一気に上がったので、国民的な乗り物となったわけです(今では街中でも自転車がずいぶん増えました)。

私も早朝に起きて参加したことがあるので、写真を掲載します。大統領や閣僚たちの後ろを走りました。こんな感じで政府から支給された白シャツを着て郊外の山のふもとに集合して、一斉にスタートです。

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アラバイ(トルクメニスタンの伝統的な犬)のマスコットがお出迎え。光のせいか、夢に出てきそうな怖さを感じます。

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自転車で通ると町のいたるところにスポーツをする学生の姿が。(外に絨毯敷いてもったいない。)

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自転車をこぐ私たちに国民が声援を送ってくれます。

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ベルディムハメドフ大統領自身は元歯科医で、保健産業医療大臣であったということもあり、健康にはとても気を使っています。よくジョギングしたり、スポーツをする姿がメディアに流れています。

健康が目的というわけではありませんが、国民(特に女性)も結婚までは自分のスタイルを気にしており、あまり太っている人というのは見かけません。結婚する時にやはりスタイルが良い方が(あらゆる意味で)より良い旦那さんを見つけることができるという理由のようです。

もちろん結婚するとだんだん不規則になるというのはお約束で、特に男性は枕を小脇に抱え、寝ながらご飯を食べる習慣?(伝統?)があるので、もりもり脂肪を蓄えてしまうようです。

私もトルコで激太りしたので人のことを言えませんが、健康に害のない程度には運動もしなくちゃいけませんね。