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内省する_反省だけならサルでもできる

ここで、内省とは自己観察のことです。

(引用はじめ)
内省は、自分の心との会話です。「間違いのある報告書を出してしまった」ということについて、「なぜそうなったのか」と内省をすると、本当の理由を導き出すことができます。

・締め切りまでの時間が無くて焦っていた。
・周りに相談しにくかった

まずこうした簡単な理由はすぐに見つかるでしょう。そしてさらに、自分に対して素直になることで、心の奥の本音にアクセスしていくと、根本の原因が見えてきます。

「ところでなんで相談できなかったんだろう・・・?」
「間に合うと言った手前、あとになって『やっぱりできない』と言いにくかった。カッコつけていた」
「変にカッコなんかつけず、もっと早くに周りに相談すればよかった」

ここまで本音が出てくれば、しめたものです。(中略) 次に活かせるいろいろな解決策を自分の力で引き出すことができます。
(永谷研一、できたことノート)

私は自己観察という言葉を使います。自己観察は、ものごとに取り組む前にもするといいと思います。この事例の場合では、報告書に取り組み始めた段階で自己観察していたら良かったかもしれません。

取り組み始めた段階で、締め切りまでの時間が無くて焦っているということや、周りに相談しにくいという感情や感覚は認識できていました。そこで、たとえば15分、時間を取って自己観察し、カッコつけていることに気づくと、締め切りを伸ばして貰った方がいいとか、話しやすい先輩に相談しようとか、そんな方策を取れたかもしれません。

自己観察には、タロットや易を使うのも有効だと思います。この報告書をうまく書くことができるかという問いを立てて、落ち着いて、タロットのカードをめくります。現れた絵を見て、自分が何を感じているか、観察するのです。意外な気づきが得られることもあります。

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