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行いは思考の花

1902年に出版された、ほぼ1世紀前に書かれたこの本が、デール・カーネギーやナポレオン・ヒルにも影響を与えながら、今もなお読まれているのは、人の悩みは今も昔も変わらず、真実は不変だという証明でしょう。

50の黄金律の中には様々なものがあります。

成長・富・自由・成功・幸運・貧困・・・・

こういった本は、真実で正しいということはわかっているんだけれど   でも、なかなか読むだけでは腑に落ちない。

あまりにも立派なことが書かれていて、気高過ぎて近寄りがたい感じがする。それは、私が未熟だからそう感じるんだろうけど。

でも、何か壁にぶち当たって、もがいているときに、ふと以前読んだこの本の一番心に残っている部分が浮かび上がってくるときがある。

まるで、自分で自分を励ますかのように・・・

人の心は、庭のようなものである。それは、知的に耕されることもあれば、野放しにされることもある。そして、いずれの場合にも、必ず何かを生産する。

何もまかず、野放しにすれば雑草のみが生い茂り、不純で誤った種を植えるも、純粋で正しい種を植えるも、それを育み続けるも自分次第。

自分の人格、環境、運命の形成に自分の思考がどのように影響を与えているのかを知れば、幸運や不運はある程度自分にかかっていることがよくわかる。

人は、成功をしたあとでさえ、気を抜くと悪い種を植え付けてしまうことがある。でも、庭を管理するように自分の弱さから誤って植えてしまった種は、雑草を引っこ抜くように取り除かないといけない。

そこに気付けるかどうか。本を読むことは、知識を得るだけでなく、そういった気づきを得られるから、気づきを心に蓄積させられるから、とってもいい。

本にもいろいろあるけれど、この本はさすが、長い時間を超えて読まれているだけあって、時間をおいて何度も読み返したい、おすすめの良書です。


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