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「揚げ足とりの翁」困りごとに名前を付けてみたら

こんばんは!

パートナーとの間でお決まりの不快なコミュニケーションパターンってありませんか?
そんな困り事に名前をつけてみたら、1年経っても良い感じなのでシェアします。

私は、以前夫から細かいミスに対して、
ここぞとばかりに指摘を入れられる事がひじょうーーーに嫌でした。


例えば、
言い間違い(噛んだだけのときも)
漢字の読み方が違っていた時
言葉の勘違い
→すかさず、「え?なになになに?」大袈裟に反応して間違いをリピートされる

(いちいち細かいわ!!!)心の声。



発展系だと、
乗りたかった電車に間に合わなかった時
子どもの病気をもらった時
→「あーあ、油断してるから。」

(お出かけ準備、看病同じだけしてから言えーー!!)心の声。


こんなのもあったな、
ゴミ袋をかけてなかった時
ごぼれた水をふけていなかった時
→「〇〇できてないよ」

(他の事に手を取られてるのが見えんのか?気づいたんだったらやれーーー!!)心の声。


他にも、書ききれないくらい細かいことでいちいち指摘してくるので、
指摘されないようにと、緊張していました。
言い返して10倍返しがくるのも、険悪ムードになるのも気が重い。
指摘された日は、夜な夜な発言を思い出しては1人反省会が勝手に脳内で始まってクタクタでした。
(なぜそうなったのか?どうしたら良かったのか?あの反応をして良かったのか?....)



いじり(愛情表現)や、よかれと思って(親切心)なんだと思おうとしたり、
聞き流そうとしてた時期もありました。


でも、確かに自分に非がないとも言い切れず、
だからこそ傷ついていく自分がいました。
手を貸すでもなく、指摘だけしてくる夫に不信感を抱いた日もありました。
ネットで調べたら「モラハラ」とか出てきて更にショックを受けてました。



そこからは聞き流さず、
「その言い方つらいわ」
「ガーン」
「じゃあ〇〇やってくれん?」

などなど
このお決まりのコミュニケーションパターンに陥るのをやめて欲しくて、
その都度、色々言葉をかけていたんですが、
、、改善せず。
(むしろ悪化と言ってもいい)

そこで、困り事に名前をつけてみることにしました。

【命名】
揚げ足取りの翁
よろずの足を取にけり〜
(竹取物語の冒頭部分のパロディ)

嬉々としてミスに近寄る翁(おきな)


そして、当該の場面で、

「揚げ足を取るのをやめて欲しい」
「今は昔、揚げ足取りの翁といふもの有けり。よろずの足を取にけり。名をば(夫の名前)となむいひける」

と真剣に述べてみることにしました。
(実際は言いながら吹いてしまった笑)

夫もつられて笑ってくれました。

そして、
「うち(実家)は、翁も、おうなもいるからな。昔からよく揚げ足取られて悔しい思いをしてきたわ。」と教えてくれました。

へぇ、そうだったのか。
子どもの頃のコミュニケーションパターンを、無意識に私で再現してただけなのかも。
※義父母はイジリ合いながらラブラブ(に、見える)ので、双方にとって愛情表現の認識ならそれでもいいのかも。

困り事に名前をつけたら、

・「翁出た」指摘しても小笑になる
・出来事として切り離して考えられる(観察対象になる)ので、心理的ダメージが少ない
・意識化されて発生自体がほぼ無くなった

受け止めてコミュニケーションを変化、維持してくれている夫に感謝です。


心理学的にも、ひとは名前がないものには強く不安を感じるようです。得体が知れない現象でも、名前をつけることで不安が和らぐ効果を得てきました。(例:老い、死)

あなたの困り事は何ですか?

真正面から向き合って疲れていたら、
名前をつけてみるのもアリかもしれません。


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