2020年、学校が一斉休校の時に感じた、いちIT企業に勤めるキノコの想いとティーチャソン開催に至るまで

学校一斉休校

2020年度、小学校では新しい学習指導要領でまさに新しい学びの形が始まろうとしていました。プログラミング教育必修化もその1つですね。

そんな中やってきた突然のコロナ。学校だけじゃなく会社も大人もみんなバタバタ。不安いっぱいな日々に襲われた。

学校も一斉休校となり、先生たちにとっても、子供たちにとっても初めての事態。もちろんオンライン授業を実施できる学校も少なく。

自治体・学校によってはYoutubeで動画配信をしたり、対面でのオンライン朝会などに取り組んだり、なんとか子供のためにと必死だったと思う。

キノコの想い

同時に、色々な教育関係の企業やIT関連企業が、自社のサービスや教材などを無償提供し始めた。先生含めて学校現場はIT/ICTに長けているとは到底言えない状況。民間企業が先生や子供達のために動いていた。きっとその後の営業活動に繋げようとか、そんなこと考えてなかったんじゃないかな。ただ自分たちには提供できるものがあるから提供した。そんなシンプルな理由だったんじゃないかな。

そんな連日のニュースを見ていて、少なくともITにちょっとでも携わる身として何もできない歯痒さと不甲斐なさを痛感。何かできることはないか?と思って始めたのが「学校の先生や教育委員会の方向け初めてのZoom」だった。

Zoom自体はいまでこそ一般に浸透したが、2, 3年前から既にIT界隈やコミュニティでは使われていた。

先生たちの中にはITやオンラインと聞くだけで抵抗感を示す人が少なくない。まずは最初の一歩を踏み出して、思ったより簡単かも!イメージが沸いた!などと思ってもらえれば十分。それくらいの軽いスタンスで開催。

学校再開になるまでの間、ほぼ毎週のように実施。オンライン開催なので全国各地から合計300人ほどの先生が参加。そんな中、オンラインのホストに挑戦したい!オンライン授業にチャレンジしたい!という先生の声があがってきた。そこで企画したのが、「ティーチャソン」。

やっぱ何か一歩踏み出すと、二歩目以降は自発的に進んでいけるんだ!これは子供たちも一緒。先生の一歩を子供たちの百歩に!

ティーチャソンとは

よくあるアイデアソン、ハッカソンと同じノリ。

ハッカソンとは、「ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語とされ、 プログラマーやデザイナーなどのシステム開発関係者が、 短期間に集中的に開発作業を行うイベント」。

一方、TeacherとMarathonを組み合わせた造語が「ティーチャソン」。先生方が入れ替わり立ち代わり、オンラインで体験ホスト&体験授業にトライ。

ティーチャソンは、知識やノウハウ等の披露・共有の場ではなく、先生方によるTryの場で、参加者にも生徒の役で参加してもらったりと、全員で作り上げていく先生によるチャレンジの場。

これから先生たちのオンラインでの事例やICT活用の研究授業など、こんなことやってみた!というのが増えてくると思う。それもティーチャソンといえるのでは?

色々な場所で「ティーチャソンやってみた!」という記事が共有されていくと楽しいし、共通言語にもなるので。全国の先生方!ティーチャソンという名のもと実践・トライしてみませんか?そして是非連絡ください!記事にして共有させてください!

2020年の開催実績

最終的にはZoom以外にも様々な「初めてシリーズ」を開催。
・初めてのZoom 全27回
・初めてのScratch 全6回
・初めてのSlack 全2回
・初めてのGoogle Classroom 全8回
・初めてのMicrosoft Teams 全1回
・初めての共有 全2回
・ティーチャソン 全3回
などなど。

どんどんやれる先生はどんどんやればいいだけで、そうでない先生たちの一歩をお手伝いすることが、結果子供たちに届くはずだし、現場にいない自分にできることと思っている。

今もなお開催継続中。

ご連絡等メッセージください♪
https://www.facebook.com/happy.happy.children/

https://mashandroom.org/

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