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陰キャ芋な私でも大学デビューしてインカレサークルに入ったら若干モテた話②

はい、どうもこんにちは、真瀬友香です

今回も前回に引き続き自信が大学生になりインカレサークルに入った時に起きた出来事を綴っていきたいと思います


ちなみに前回の記事はこちらからお読み頂けます⬇️⬇️⬇️⬇️

https://note.mu/mase_yuka/n/nd4d4335a66a2


まぁそんなこんなで私は打ち上げで初めて話したY君にLINEでいきなりご飯に誘われる、という経験をしたわけなのですがタイトルにも「若干モテた」と書いてあるのでサークル内で起きた恋愛エピソードはこれだけではありません


ケース②「好きだったんだ」先輩


私、入ったばかりの頃は本当に陰キャな性格から中々サークルの中に溶け込むことができず…


なので同期とは何とか仲良くなれても上の学年の方々とは緊張してしまって中々打ち解けることができなかったんですね


そんな時に行われたのが1年生で初めて参加する「全体打ち上げ」というもの


これはあの例のY君とひたすら話すことで何とか自尊心を保っていたあの1年生だけの打ち上げの参加学年の幅が広がった「全体版」みたいなものですね


1~4年生が参加するだけあって最初は私も自分なんかが参加していいのだろうか、上手く溶け込めるのかな…と大分この会に参加すべきかどうかを悩んだのですが、まぁせっかくの機会、それに私の仲の良いサークルの同期も何人か参加することが分かっていて心強かったということもあり、私は当日ドキドキしながら会場となる居酒屋に向かったんですね


ところで、全体打ち上げというからにはとても広い会場を想像するじゃないですか


このサークルに入る前に行った新幹部会のときのお店がその日貸切にされており大分広々とした空間でご飯を食べながら勧誘を受けることができたので大分快適だった覚えがあり、今回は人数も多いんだしさぞかし立派な場所でやるのだりう、と若干期待に胸をふくらませていたんですね


電車が遅延してしまったこともあり思っていたより集合時間に少し遅れて到着した私は地図アプリを頼りにしながらついに目的地にたどり着きました


階段を上がり、何やらガヤガヤしたあとが響いてきます


これは悪夢?


しかし、店のドアを開けた瞬間私は目の前に広がっていた光景に思わず絶句してしまったのです


え…?この狭さは……何??


溢れるばかりに人がいるというのに部屋の広さはまさかのわずか8畳ほど


しかも皆が思い思いに自分の持ってきた荷物を床に置くためさらに狭くなるスペース…


そして、開始早々アルコールを体に流し込軽く酔ってしまったのかフラフラとしながらバシャーっと床に飲み物の入ったコップをこぼす人が出る始末…



私はこの光景を見た時今日、ここに来たことを心底後悔しました


そして、同時に悟ったのです


新歓のときは新入生を釣るために比較的綺麗な店を用意していたが、実際はこれが普通なんだー


しかし来てしまったからには仕方ありません

私もソロソロと空いているスペースをなんとか見つけ自分の荷物を置いた後、騒音が充満している空間の中で必死に頼みたい飲み物の名前を叫び、それを持ってとりあえずは自分の話せる人がいそうなゾーンへ向かおうとしました


しかし、周りがみんな大声で話しているということもあり会話しようにも互いの会話が中々聞き取れない…ただでさえうるさい上にその店にはパーティーなどでよくかけられそうなノリの良い洋楽がかかっていて…人口密度の凄さと人の声と音楽のうるささに何だかもう序盤で私はクラクラしてしまっていたのです


「ごめん、ちょっと…」


色々と耐えきれなくなった私はひとまず一旦店の外に避難することにしました


さすがにずっとここにいたらもうそろそろ気分が悪くなる…


本当は会費を払っているのだしもっとお酒も楽しみたかったのですが、注文するカウンターの方へ行くだけでも人の多さのせいで一苦労であり…


そんなことこんなで階段を降り、何とか外の空気を吸うことができたのです


2度目の後悔


しかし、私はここで本日2度目の来なきゃよかった絶望を味わうことになります


あれ、何だか話し声がするな

そう思った時、なんと今自分が降りてきた階段から先ほど同じ会場にいたと思われる先輩たち(しかも男)がゾロゾロとこっちに向かい降りてくるではありませんか


私は絶望しました

だってそこには私の知っている人は誰一人いない今回の参加者たちの中で一番上の学年の4年生の集団だったのですから

オロオロとそちらに視線を走らせていると何とその内の1人と目が合ってしまいました


うわ、やってしまった…


この状況ならまだワンチャン同じサークルの人って気付かれずに隠れることもできたのに…

やはりその視線で相手方も私が先ほどまで同じ会場にいたこのサークルの人間であるようだ、ということが分かってしまったようです



そうなると、やはり当然4年生は新しく入ってきたばかりの1年に興味を示してジリジリと近付いて来る訳ですね、はい


話しかけてもらえること自体はとても嬉しかったのですが、何にせよ場所が場所…しかも彼らは少し酔っているようでした


まずその中の1人が「君1年?名前は?」と聞いてきます

その質問には「あ、はい…真瀬友香です」


と答えるしかありませんよね


私はこの時慣れない目上の人との会話(しかも4年4に対して1年私一人だけ!)の状況で大分ぎこちなかったと思うのですが相手方は酒のせいもありそのような事は全く意に介さず…


そのあといくつかまだ言葉を交わしたような気はするのですが何だかそこはもうよく覚えていません


だってその後の展開が強烈過ぎたんです


4人いる4年生の中で1人際立ってやたらと喋り何だかよく分からないギャグのようなことをしている人がいたんです

まぁ、その人と後にちょっと色々とある訳なのですが…


ここでは仮名をOさんとしましょう


さらなる追い討ち


Oさんは今となっては色々なことを素の自分で話すことのできる大分気の知れた間柄になったのですが、当時の私はそんなO先輩がただただ怖くて…若干このギャグを連発していたときも引いてしまっていたんですよね


そのよく分からないギャグに対し「面白い?これ」と何故か反応を求められる始末で


私は突如訪れた危機的状況とそれに上乗せしてそんなよく意図も分からないようなギャグに付き合わされてもう心の中はパンク寸前だったんです


なので、もう半ば投げやりにこう言ってしまっていたんです


「いや、あまり面白いと思えません」


一瞬シンと静まるその場の空間


その一秒後くらいに私はハッしまった。言ってはいけない類のことを言ってしまった…と大分後悔したんですね


これは、こんな失礼なことを上の先輩に言ったら怒られるぞ…そう覚悟したんですね


しかし返ってきた例のO先輩からの反応は意外なものでした


「え、めっちゃ良い反応するじゃん」


そう言われたときは一瞬え?という感じであったのですが


その一言を皮切りに周りの先輩達もみんな「真瀬さんって面白いんやねー」、「見た目大人しそうなのに」と口々に私のことを怒るどころか半ば褒める(?)かのような態度を取り出したんですね


端的に言ってそこからは嫌だな、来なきゃ良かった…と思っていた打ち上げはとても楽しいものへと変貌を遂げました


その後先輩達と一緒に打ち上げ会場に戻ったのですが私は何となく憑き物が落ちたようにスッキリし、先程までの不安はどこへやらこの場のうるさい騒音さえも何だか好きになれそうな感じさえしました


例のO先輩ともその後何回か話したのですが1回そういう風な受け答えができてしまうとその後は何を言われてもほぼほぼ自分の素に近い感じで接することができるようになってしまって


結果少々失礼なことを言いすぎたかな、と言えなくもないのですがまぁ本人は笑っていたしこれはこれでちょっと予想していた方向性とは大分違うけれど少しは仲良くなれたのかな…?と思うことができました


そんなO先輩と2人で出かけることになるのはまた次のお話…


ここまでお読み下さりありがとうございました!!


#エッセイ #恋愛 #サークル #打ち上げ #酒 #先輩



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