自然の流れの中で、願いをひとつひとつ見る

毎日5時ぐらいに目が覚めるのがすっかり習慣になってしまった。愛猫に起こされることもあるし、ぱっと目が覚めてしまうこともあるのだけど、布団に入るのは0時過ぎるし、寝付けなかったりもする。「これは睡眠不足だなぁ」と思って不安で精神科の主治医に話したら「まぁでも4時間ぐらいは寝てるみたいだし僕の方が寝てないかもね」と言って軽く笑い飛ばしてくれた。今まで寝れないことについて思い詰めすぎていて、それで眠れなかったのかなあと思うことにした。

それでも結局5時に起きてしまうのは変わらなくて、朝に家事をしたり、お風呂に入ったり、その日ごとにやる事は違う。今日は少し寒い中、家の近くの自然がいっぱいあるところに来ている。

実は前回のnoteの記事は音声入力だった。

やってみたら面白かったので、今回も音声入力。後で調整をしなきゃいけないんだけど、おしゃべりな私には凄く合ってる気がするし、個人的にはキーボードを指で叩くより、声で自分の思っていることを外に出してそれを文章にする方が、なんだか思いがこもるような気がする。

アーティストの仕事の1つとして文章はいつかやりたいと思っていた。今までいろいろ挑戦したもののどうしても世の中の事やフィクションや論理的な文章を書くのが難しいと思ってきた。エッセイで売れるのは難しそうだし、なんとかお金につなげる方法はないかって言うふうに特に今月ずっと考えてきていたけれど、もう一回エッセイに絞ってみようと思った。入力方法を音声にすることで、いつもと違った思考が出てきたり言葉遣いが出てきたり、そういうことで何か変化が起こせたらいいなと。

私はちょくちょく記事でも引用するけれど、あらゆるジャンルの偉人と呼ばれる人や、そうでなくても他の人の言葉に影響されることが多い。それを自分のことのように感じたり励みにしたりして生活する。昨日は芸術家の岡本太郎さんの記念館に行ってきたけれど、あの人は本当に死んでしまったんだろうか？生きててその辺で作品作ってるんじゃないか？と思う位に生命力のあふれる作品ばっかりで、それは彼の言葉も一緒だった。

世の中の常識や、たくさんの人たちが「こうしなきゃいけない」と思っていることに対して「こうしてやれ」とか「こうあってもいいんだよ」とか優しい言葉も多い。有名なのは「芸術は爆発だ」だと思うけどもっともっと、例えば愛について語っていることもある。短くてシンプルででも力強くて、彼の作ったたくさんの絵画や彫刻や写真、全部とリンクしてると思った。

本屋に行ってエッセイをもし買うなら多分芸能人や有名人のものを買うと言うことが多いと思う。どこの馬の骨だか分からないような人のエッセイに手を伸ばすと言うのは多分なかなか難しい。だからこそ私もメインのアートの仕事の力をつけて「この人はどんなことを考えているのか知りたい」って言う存在にならなきゃと思ってきた。

だけどやりたい事は今やればいい。それこそ岡本太郎さんが言いそうなことだ。

文章でもアートでも、私が作りたいのはやっぱり日常の中で自分の目を通して耳を通して五感六感を通して感じたこと、それが自分の経験につながっていること。そういうことなんだろうと思う。

私は思い込みが強い。

今日みたいな曇りの日だったら「あーなんかあんまりいい天気じゃないなぁついてないな」っていうふうに思ってしまうことが多いけれど、ほんとにそうかと言うと、今日を過ごしてみないとわからない。

もちろん晴れがよかったなぁとかそういう日はあるかもしれないけど、雨が降ってて涼しくて気持ちいいねとか、そういう風に自然の中に身を委ねるような、どうしても抗えないものにゆったりと体を任せるような心持ちもいいのかもしれない。

少し変わってきたことがある。自分から人に少し頼れるようになってきたし、人を信頼することもできるになってきたと思うし、逆にうまく人と関われない時は距離を見定めることもできるようになったと思う。

トップに使った写真はカフェの天井にあったペンダントライト。モノクロでものすごくコントラストを強くして撮ったら、満月がたくさんあるみたいに見えた。満月がたくさん並んでたらどんな気持ちになるだろう。ちょっと怖いかもしれないけど、私はその満月の数か、もしかしたらもっとやりたいことがある。だからその時は願うだけじゃなくて自分で行動して足りない時は人に助けてもらえるようになりたい。

人に頼み事をしたり頼ることって怖い。

断られるかもしれないと思うからだ。でもそうしたらそうしたでまた考えればいいし、頼み事をすることで違う道が開けるかもしれない。

最近やたらポジティブ野郎みたいになってきてなんだか自分で居心地が悪いような変な感じなんだけれど、きっとこれも何かの流れの1つなんじゃないかと思う。