まさゆき||海外投資アドバイザー&プライベートバンカー

グローバルマネーコンサルタントでプライマリープライベートバンカー、そして長くFPをやっ…

まさゆき||海外投資アドバイザー&プライベートバンカー

グローバルマネーコンサルタントでプライマリープライベートバンカー、そして長くFPをやっています。 日本は世界で最も美しく貴重な文化と歴史を持つ国と思うが、日本の外交、教育、経済政策にはガッカリしている愛犬家。

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「NISA」ってどうなのさ

金銭教育の必要性も高まり、「国民はもっと資産形成しましょ」 という雰囲気がムンムン立ち上りつつありますね。 ようやく、日本が欧米に比べて金融教育を全くやってこなかったということの弊害に気が付いたようです。 それで、新聞を開くと「NISA]とか「iDeCo」といった資金運用制度が毎日のように紙面を賑わせています。 お金の専門家もNISAやiDeCoを勧めている方が多いです。 私にはズーっとモヤモヤ感が残るんですね。 良い、悪いではなく、特に「NISA」の在り方に疑問が

    • 投資中なのに今の状況どうなの!?

      円安、物価高、株価下落が進行中です。 こうなると、投資をしている人も これから始めようと思っている人も 不安になります。 ここでしっかり整理しておきましょう。 ここで考える投資商品は3種類 ①5年以上は運用を続ける一時払保険運用商品。 ②10年以上は続ける積立保険商品。 ③10年以上続ける海外オフショア積立て商品。 これら商品の運用の中身を見ると、 ①は A)外貨建ての米国債主体の運用 B)円建ての日本国債主体の運用 C)外貨建ての米国債+投信主体の運用 ②は D)外

      • 「外貨には手を出しません!」

        ある社長から何年も前にこのように毅然と言われたことがあります。 「外貨は為替リスクが怖いから、円以外にはいっさい手を出しませんよ。」 その当時は、そうですよね。為替リスクが怖いから、保険や投資などはすべて円でしかやらない、そういう方はいまだに多くいらっしゃいます。 でも、世界経済、日本経済は動いています。日本の経済構造・産業構造は以前とは様変わりしています。 現在、円はほとんどの主要通貨に負けているのです。 #日経COMEMO #NIKKEI 4月6日の日経新聞の記

        • 米ドルが大暴落したら、、

          「米ドルが大暴落したらどんな影響があるのか?」 というご質問を頂いてました。 これは、1ドル=120円が1ドル=80円になった場合を考えれば分かります。 まず、輸入品の価格が下がり、つられて様々な物価も下がります。 米ドルに対して円の購買力が上がります。 この20年の円為替レートの動きは今からちょうど10年前の2012年2月に76円台の最高値を付けて、2015年6月に最安値124円台になっています。 平均値は105.07円です。 こう見ると現在は円安といっていいでしょ

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        • 金銭巡回録
          32本
        • 経営見聞録
          7本
        • 興味雑事雑感
          6本
        • 雲は流れる
          5本

        記事

          年初に何をスタートしますか?

          明けましておめでとうございます。 間が空きましたが、今年はもっと多く投稿していきますね。 今年もよろしくお願いします。 さて、 人生100年時代はもうすぐです!準備はOKですか? 2050年には100歳人口が約53万人になるとの予測があります。 これは1990年の約150倍にもなります! そして、2100年には100人に1人が年齢100歳以上になるという予測も‼ 貴方は、平均寿命が延びるのはうれしいですか? それとも、不安ですか? ある調査では、

          もっと長期投資に向き合いませんか

          先月17日に日銀が4~6月期の『資金循環統計』を公表しました。 資金循環統計とは、家計・企業・金融機関のそれぞれが資産をどんなものでいくら持っているのか、どんなお金の流れになっているのかを表した統計です。 今回の速報値では、私たち家計部門の資産額が過去最高を更新しました。 その額1992兆円‼ そのうち現預金は1072兆円で全体の約54%でした。 投資はまだまだ浸透していないようですね。 給付金や株価の上昇などによって、コロナ禍でも家計資産は増えているんですね。

          No.34 日本版「共同富裕」?のような

          岸田新首相が「新しい資本主義」という言葉を基本方針に挙げています。 #日経COMEMO #NIKKEI 一部の人だけが豊かになるのではなく、みんなが分配を通じて底上げしていく、渋沢栄一の道徳と経済の資本主義、公益重視の思想を打ち出されています。 施策の一つとして、配当・運用益課税の20%は高所得者には所得に占める割合が低く、もっと高くすることも検討項目に入っているとか。 でも、これだとせっかく高まりつつある若い人の投資熱を冷ましちゃうんじゃないかと心配します。 これ

          No.33 やはり、米国一択のようです

          世界経済をリードし続ける米国。 GAFAMを始めとした莫大な時価総額を誇るアメリカの企業群が世界をけん引しています。 今や、米国の主要企業をメインにした投資信託に投資していればほぼ間違いなく資産形成をすることが出来ると思われます。 しかし、近年、そんなアメリカの企業群に割って入ってくるような巨大企業が中国から育っています。 アメリカの次は中国が取って代わるという推測もあります。 #日経COMEMO #NIKKEI しかし、所詮、中国は習近平国家主席の主導する共産党

          196か国中196位!?

          日本が196ヵ国中196位のランキングがあります。 ちなみに、この順位、195位は北朝鮮なんだとか!? それはGDPに占める対内直接投資の割合です。 海外から日本への投資(海外直接投資(FDI))が全然ない状況なんですね。 そんなに、海外企業から見たら日本には魅力がないのでしょうか!? 世界の豊かな国では対内直接投資がGDPの40%を超えているんです。 それに対して日本は4%ほど、、しかありません。 日本企業が多額のお金を使って海外企業を買収したり、海外へ工場を

          No.32ドル建て商品が怖い人に多い理由

          外貨建ての金融商品に懸念を持つ人の多くが抱く理由。 それは、「為替変動リスク」です。 すごい円高になったら大損しちゃう!? 1ドル=70円とか80円とかになったらどうするの? #日経COMEMO #NIKKEI 今の日本は以前より、円高になりにくい経済になっています。 ちょうど8月下旬でまる5年間、1ドル=100円を切る円高になっていません。 2016年8月に99円台を打つ1年ほど前は、120円台の円安時期があったんですね。 大幅な円安から一気に100円切り、

          No.31 ファンドラップが増えていますが

          近年、「ファンドラップ」の残高が増えています。 「ファンドラップ」とは、ファンド(投資信託)をいくつも集めてラップ(包み込んだ)したものです。 #日経COMEMO #NIKKEI ファンドラップは「ラップ口座」(金融機関が投資家と投資一任契約を結んで投資家の資金を一任されて運用するサービス)を舞台に行われます。 ファンドラップのいい点はロボアドバイザーなどが投資家の投資傾向、リスク許容度などをヒアリング分析して投資家に合ったポートフォリオ(投資商品組成)を設定してくれ

          オリンピックの日々が始まりましたね

          賛否両論あったようですが、オリンピックが始まりましたね。 ちなみに私はオリンピック開催大賛成派です。しかも無観客反対派ね。 #日経COMEMO #NIKKEI 日本選手の頑張り、勝利への執着。もちろん外国選手の皆さんも同じ。  選手を応援することが、自分への鼓舞にもなるんじゃないでしょうか? 今日の水谷・伊藤ペアの卓球混合ダブルス準々決勝でのドイツペアとの死闘!観ました? すみません。第7セットで9-2のスコアの時は「あ~、日本もこれまでか」とほとんど諦めかけました

          上半期、印象に残ったドラマ

          たまには、こんなタイトルもいいですよね。 この間、終わったテレビ東京の「生きるとか、死ぬとか、父親とか」っていうタイトルのドラマだったんですが、何かすんごく良かったですね。 独身女性の何となくの不安感・孤独感、、、離婚、、、介護、、、女友達との付き合い、、、母親が亡くなった後の父親との関係、、、亡くなった母親のあとで分かった孤独感、、、これからも続く世話の焼ける父親(國村隼)との関係、、、 主人公は吉田羊さんで中年独身女性のエッセイスト、毎週金曜夜はラジオのお悩み相談の

          No.30 アメリカは日本より16倍高かった

          日本は1億4700万円でアメリカは23億5000万円。 これは何の数字でしょうか? 日米の主要企業の社長の年収です。なんとアメリカは日本より16倍も社長の年収が高かったのです。 #日経COMEMO #NIKKEI 米国ダウ平均を構成する30社の社長全員が10億円以上です。対して、日本の最高年収社長はトヨタの豊田章男氏で4.5億円でした。 日米で役員報酬の受け取り方に違いが見られます。 日本は役員報酬のうち85%は固定報酬(現金)ですが、アメリカはその70%が業績連

          No.29 ブランド企業ランキング

          イギリスの調査会社(カンター社)から最新の世界で最も価値あるブランド企業トップ100社が発表されました。 なんとトップ100ブランドの合計価値の74%を米国企業が占めるという結果になりました。 注目のランキングは 1位:アマゾン 2位:アップル                           3位:グーグル                                  4位:マイクロソフト                                      

          No.28「退職年齢引き上げ」+「黒字リストラ」の先にあるもの

          企業の定年が60歳から65歳へと努力義務として決められていますが、今年4月の高年齢者雇用安定法の改正で70歳まで就業機会確保が努力義務となりました。 60歳代以上の方はパートという形になっても70歳まで再雇用の道が開けるわけですから、ひと安心といったところでしょう。(^^♪ 一方で、不安なデータもあります。(-_-;) ここ4年間で大卒総合職サラリーマンの平均年収が50歳代で1011万円から948万円と60万円近くも減少しているそうです。 そこには70歳までの雇用延長

          No.28「退職年齢引き上げ」+「黒字リストラ」の先にあるもの