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『YESTERDAY』/もしもビートルズが存在しなかったら、OASISもコカ・コーラも存在していない?無くして気づくビートルズの偉大さ。

ラノベ風に放題をつけるなら
「転生したらビートルズのいない世界だった件」
って感じ。

原因不明の天変地異で、ビートルズが存在しない世界に。
売れないミュージシャンの主人公だけがその曲を知る。
彼はビートルズの楽曲を自らの曲として、スターダムを駆け上がる。

ビートルズの他にも存在しないものがいくつか発見されるが、ビートルズとの関連性がおもしろい。
多方面に影響を与えたバンドなんだと改めて気付かされる。

SF的なフィクション部分の種明かしはされずに終わる。
残してくれている”余白の幅”が心地よい。
すべての種明かしをするのもいいけれど、ストレスにならない程度に想像の余地を残してくれる方が、その作品に深く浸れるから。

作中の”78歳のジョン・レノン”の言葉が心に響く。


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