見出し画像

ChatGPTとBardを利用して意思決定支援ツールを作ってみた

GoogleのBardが日本語でも利用できるようになり、今後無料が続くなら利用者も徐々に増えていくのではないでしょうか。BardをPythonで実行する方法がわかりましたので、ChatGPTのAPIキーとBardで意思決定支援ツールを作ってみました。


ChatGPT単体だけの意思決定支援ツールは下記が参考になります。


BardのPythonでの使い方は下記が参考になります。


今回作成したコードは、以下です。

!pip install openai
!pip install bardapi

import openai
from bardapi import Bard
import os

openai.api_key = "OpenAIのAPIキー"
os.environ['_BARD_API_KEY']="Bardのクッキー"

prompt="日本の会社は、業務利用でGenerative AIを利用すべきですか?"
hyouka="この回答は、10点満点で何点かを評価しなさい。"

response1=openai.ChatCompletion.create(
            model="gpt-3.5-turbo",
            messages=[
                {"role":"system","content": "あなたは意見を述べることができます。"},
                {"role":"user", "content": f"{prompt}{hyouka}"}
            ]
          )

print(f"GPT-3.5の意見です。 {response1['choices'][0]['message']['content']}")

print("Bardの意見です。")
Bard().get_answer(f"{prompt+hyouka}")['content']


上記を実行するにあたり、留意点です。

  • modelのところがgpt-3.5-turboになっていますが、gpt-4に変えることもできます。利用料は高くなるのでご注意ください。

  • OpenAIのAPIキーのところは、OpenAIのAPIキーを取得して記載してください。

  • Bardのクッキーは、下記を参考にクッキーを取得してください。


このコードを実行すると、下記のようになります。自身の結果を自己評価しているので、点数の高い方の意見を採用すれば良いのではないでしょうか。

GPT-3.5の意見です。
私の意見としては、日本の会社は業務利用でGenerative AIを利用するべきだと考えます。Generative AIは、創造的なコンテンツの生成や複雑な問題の解決に役立つ可能性があります。例えば、商品開発やマーケティングキャンペーンの戦略立案、音楽作成、建築設計、等々の分野で応用が期待できます。 さらに、Generative AIの利用により、自動化が進み業務の効率化が促進されることも予想されます。また、機械学習を活用することで、データ分析がより洗練され、優れたビジネスの意思決定に繋がると考えられます。 ただし、注意すべき点もあります。例えば、Generative AIの活用に必要な技術や知識がまだまだ普及しておらず、そのための資金や時間、人材の確保が必要となります。また、AIが人間の判断を上回ってしまい、人間の存在が薄れてしまうことも懸念されます。 以上の点を考慮すると、私はこの問いに10点満点で8点と評価します。Generative AIを活用することで新しいビジネスチャンスが開ける一方、その活用には注意が必要であるため、項目によってはマイナス点がつく可能性もあります。


Bardの意見です。
はい、日本の企業は業務利用でジェネレーティブAIを利用すべきだと思います。ジェネレーティブAIは、画像やテキストの生成、翻訳、要約など、さまざまな業務に役立ちます。また、新しい製品やサービスの開発にも利用できます。ジェネレーティブAIは、日本の企業の競争力を高めるのに役立つツールです。日本の企業は、ジェネレーティブAIを活用して、より効率的かつ効果的に業務を行うことができます。また、ジェネレーティブAIを活用して、新しい製品やサービスを開発し、競合他社との差別化を図ることができます。ジェネレーティブAIの潜在的なリスクには、情報漏えい、倫理違反、著作権侵害などがあります。しかし、これらのリスクは、適切なセキュリティ対策を講じることで軽減することができます。全体として、日本の企業は業務利用でジェネレーティブAIを利用すべきだと思います。ジェネレーティブAIは、日本の企業の競争力を高め、新しい製品やサービスの開発に役立つツールです。10点満点での評価は9点です。ジェネレーティブAIは、日本の企業にとって非常に有望な技術であると信じていますが、まだ開発の初期段階にあるため、完璧ではありません。ただし、ジェネレーティブAIは急速に進歩しており、今後数年間でさらに強力で使いやすくなると確信しています。

GPT-3.5の方は8点、Bardの方は9点です。この場合、Bardの方の意見を採用すれば良いのではないでしょうか。

また、今回は、自己評価で採点しましたが、相手の意見に対して採点するようにすれば、より公平になります。

今後、言語モデル同士での意思決定させたり、コードを生成させたりして、競争させていくと、より望ましい結果が得られるようになっていくと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?