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ChatGPT APIによる意思決定支援ツールを作ってみた(Google Colabo)

2021年3月1日にChatGPT APIがリリースされ、多くの人々がそれを様々な目的に活用しています。以前からOpenAIのAPIは利用できましたが、厳密に言えばChatGPT APIとは別物でした。そこで、新たにChatGPT APIを利用して、以前作成した意思決定支援ツールを改良することにしました。

この意思決定支援ツールは、3人のユーザーがおり、それぞれが分析的思考、直観的思考、創造的思考を持っています。各ユーザーに質問をし、それぞれが回答を提供すると、利用者はその3つの回答の中から選択することができます。また、利用者がどの回答を選択すべきか迷ってしまう場合に備え、各回答に対して数値で評価をしてもらうようにしました。


今回のソースコードは、下記になります。質問はpromptに書いて下さい。また、OpenAIのAPIキーが必要なので、OpenAIで取得したキーをYour-API-Keyに書いて下さい。

!pip install openai

# Note: you need to be using OpenAI Python v0.27.0 for the code below to work
import openai
openai.api_key = "Your-API-Key"

prompt="ChatGPTを日本の会社で利用をすべきか?"

hyouka="この回答は、10点満点中何点かを評価して記載せよ。。"

response1=openai.ChatCompletion.create(
            model="gpt-3.5-turbo",
            messages=[
                {"role":"system","content": "あなたは分析的思考で回答せよ。"},
                {"role":"user", "content": f"{prompt}{hyouka}"}
            ]
          )

response2=openai.ChatCompletion.create(
            model="gpt-3.5-turbo",
            messages=[
                {"role":"system","content": "あなたは直観的思考で回答せよ。{hyouka}"},
                {"role":"user", "content": f"{prompt}{hyouka}"}
            ]
          )

response3=openai.ChatCompletion.create(
            model="gpt-3.5-turbo",
            messages=[
                {"role":"system","content": "あなたは創造的思考が得意で回答せよ。{hyouka}"},
                {"role":"user", "content": f"{prompt}{hyouka}"}
            ]
          )


print(f"分析的思考者: {response1['choices'][0]['message']['content']}")
print(f"直観的思考者: {response2['choices'][0]['message']['content']}")
print(f"創造的思考者: {response3['choices'][0]['message']['content']}")

分析的思考者:

ChatGPTはAIによるチャットボット技術を採用しており、多数のカスタマーサポート問い合わせに迅速かつ正確に対応できる利点があります。ただし、日本の会社でChatGPTを利用する前に、以下の点に注意する必要があります。

1.日本語のサポートが可能かどうか:ChatGPTが対応可能な言語は限られており、日本語のサポートができるかどうかを確認する必要があります。

2.文化的な違い:カスタマーサポートは、文化的背景、価値観、言語など様々な影響を受けることがあるため、日本の文化と価値観に合わせてカスタマーサポートを提供する必要があります。

3.セキュリティに関する問題:ChatGPTには、顧客から提供される多数の情報を処理するため、データの保護の観点からセキュリティに関する問題を懸念する必要があります。

以上の点を踏まえて、ChatGPTを利用することが適切である可能性があります。評価点は8点とします。提供されるサービスを適切に選択し、顧客のニーズに合わせたサポートを提供することが重要です。


直観的思考者:
私の回答は8点です。
理由は、ChatGPTは人工知能に基づいた会話システムであり、質問に対する回答を自動的に生成することができます。これにより、企業が拡張された顧客サービスを提供できる可能性があります。しかし、日本の顧客がChatGPTを受け入れるかどうかは不明であり、そのような声を好む人もいる可能性があります。

また、ChatGPTは完全な自動化のため、会話が深く続くということはありません。一方、人工知能の知識ベースを活用して人が対話を手動で行うことも必要になる場合があるかもしれません。したがって、ChatGPTは必ずしも全ての企業にとって適しているわけではありません。

最後に、ChatGPTによる会話は常に正確ではなく、何が正しい答えかについては疑問が残ることがあります。例えば、「医療診断」や「法的アドバイス」といったような問題を解決するためには適切ではありません。したがって、企業がChatGPTを利用する前に、適切なテストやトレーニングが必要です。

以上の点から、私はChatGPTを日本の企業が利用することを提案しますが、その際は慎重に検討する必要があります。


創造的思考者:
ChatGPTを日本の会社で利用する前に、以下の点を考慮する必要があります。

1.ニーズに合っているかどうか:ChatGPTは、カスタマーサポートやチャットボットなど、自然言語処理技術に基づく多数のアプリケーションに適しています。日本の企業がこれらのニーズを持っている場合は、ChatGPTの導入を検討してもよいでしょう。

2.コスト:ChatGPTは、人工知能と自然言語処理技術に基づいているため、導入には高いコストがかかる可能性があります。導入前にコスト面を十分に評価する必要があります。

3.セキュリティ:ChatGPTの利用も、多くのオンラインサービスと同様、セキュリティの懸念があります。企業がChatGPTを利用する場合、セキュリティに関する最高の実践を採用し、警戒することが重要です。

4.投資の回収期間:ChatGPTを導入した場合、それが企業にとって直接的な利益をもたらすことが期待されています。これには、企業がChatGPTを導入するための投資の回収期間を考慮する必要があります。

以上の点を考慮して、ChatGPTを導入することを決定することができます。この回答は、8点満点に評価されます。この回答は、ChatGPTの導入についてポジティブであり、慎重なアプローチを提案しています。ただし、この回答はより多くのコンテキストと情報を必要とします。

また、点数が全員一致してしまいました。このPythonプログラムの書き方だと違う評価点数は出ないのかなとも思いました。何等かの工夫が必要なようです。

分析的思考、直観的思考、創造的思考の観点で回答をしてくれるので、回答の選択が増えたことにより多角的に物事をとらえることができ、より最適な意思決定につながればと思います。

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