学習するとは何か

最近、というか昔からビジネスも趣味も何かに熱中すると意欲的に調べまくって自分で解決したり、ほかのアイデアから施策のヒントを考えたり、想像して何かを自作したりする癖がある。

私にように地頭は良くなくても、何でも必要だと思うことを学習すれば、誰でも人よりも少し物事の理解や想像力も身につけられます。
普段から学習しないよりもビジネス理解が深まったり、趣味の知識や楽しみが増えたりと人生が少し豊かになるための参考のヒントになれば幸いです。

普段から学習してアウトプットする

自身の人生において知らないことや分からないこと、また不得意なことなど数多く存在する。その中でも、今と将来の短い人生の中でどれだけ必要な情報を学習して行動できるかによって、自身やそして周囲で関わっている人達にも良い影響を与えて未来に少し影響を与えられる人になれるかも知れません。

1)ビジネス編

特にマーケティング全体に携わる人たちは、ビジネスにおいて

「自社や関連する事業」
「市場課題・ニーズ」
「業界知識」

を学習(商流ってのもあるw)することが最重要である。(これを前提とか顧客理解という)

身につけ方と言うのは様々で、

「Webで調べる」
「自社のサービスや顧客データを見る」(過去実績とか)
「本を読む」
「直接現地を見に行く」

など何でも良いと思います。
またコンシューマーであれば身近なユーザーや知見者に聞いてみたほうがさらに理解が高まりやすくなります。

ビジネスの前提理解をしておくと、さらにそこから未確定の未来を想像して、新しい施策の戦略や実行、検証して改善を繰り返すという途方もない業務と常に立ち向かう必要があるからです。

2)趣味編

昔からバイクやもの作りが好きで、修理方法がわからなくても、バラして中の構造と組み立てのプロセスを学習して、部品を交換する、洗浄して組み立て直す、といったことは自分で全て行うことで、よりその趣味の理解が増すことになる。

おもちゃの配線が切れて交換部品がないから、ハンダ買って自分で直したり、iPhoneのバッテリーを浪費しすぎるから、自分でバラしてバッテリーやディスプレイ交換するとかはやろうと思えば自分でできる。(少しでも失敗するとすぐ壊れるんだけど、それも学習コストの一つ)

さらには部品がなければ自分で自作するか、近しいものを探して、その形状や寸法に合うように加工や取り付けをして、不具合がないかチェックを怠らないなどをすれば、大体なんとかなることが多い。

けど学習コストが大変なことになるので、失敗は恐れて事前の学習をしっかりした上で臨む方がおすすめです。(すごいお金と時間かかる時がある)

3)日常生活

1)2)と関係のないことでも学習できる機会は無限に広がっている。例えば、1)のビジネスに関係のない業界の成功した施策や考え方であって、同様にヒントになるアイデアが多くあることが殆どである。

私は法人マーケティングがメインでもコンシューマからの成功事例や施策をよく参考にします。特に経営者の行動や事業戦略、ユーザーの反応などを見てよく学習をしているケースがあります。

また、日常生活においても近しい家族や子供、または知人などの行動や学習意欲からも自身では想像もできない参考になるアイデアに触れる機会が沢山あります。

ビジネスの成功率を高めるための学習アイデア

特にマーケティング領域のビジネスにおいての学習コストは途方もなく、再現性もやってみないとわからないため、少しでも成功率を上げるための学習が重要である。

1)自己学習を怠らない

特に新しくある事業や業界に携わるときに人、会社、関係者に聞く前に自身で自己学習をしておくこと。また業界知識や関連する施策をWebでもいいし、本でもいいしとにかくそのビジネス領域の基礎や商習慣、ユーザー行動の傾向、トレンドなども理解しておくと良い。

それだけで、他の人よりも数倍早くキャッチアップと実際の戦略や施策などのディスカッションがしやすくなり、実行から検証までのスピードが格段に早くなるからです。

また、理解しているということはセンスに限らずに紙やホワイトボードに書いたり、パワポを作成したり、発言をしたりと自然としやすくなります。

2)分からない必要なことは知見者に相談する

分からないからと言って、1)をせずに相談をすると、教えてもらうだけで相手側からして会話にならなかったりメリットにならないケースをよく見かける。1)を事前に行っておくとより相談がしやすくな利、さらに1人で考えるよりも2人で考えてディスカッションやアイデアを出すとさらに2倍以上の学習ができる可能性が高まります。

お互いの学習の成長にもつながるだけでなく、普通に食事やお酒飲みながらでも楽しい会話ができるだけでも楽しいと個人的には思います。

3)顧客のビジネスは直接顧客の関係者に聞く

特に法人取引の委託やSaaS事業で、顧客がいる場合が該当するが、そのサービスや最終的に利用してもらうユーザーに提供するのは顧客であって自分達ではないので、それ以上の知識や期待値の要望を求められることにはリスクが伴う。

そのため、最低でも1)を理解した上で直接顧客に教えてもらうことがおすすめだと思います。顧客もその先にユーザーがいてビジネスを成功させたい場合、常に課題やニーズを探しているため、一緒に考えてあげることで、お互いに良いビジネスパートナーや関係性ができると考えられます。

4)学習する手段を制限しない

自身の経験で言うと、最近ある顧客のオンボーディング やアップセル施策の相談を受けたが、SFの顧客出たやこれまでの提案やサポート内容だけだと、「どんな課題・ニーズがあるのか」「どのような期待をされているか」「これまで何を提案したのか」「何をしたら顧客のビジネスの成功に寄与できるのか」などが全く分からない状態。

ある他店舗系のアパレル会社だったが、まずそのビジネスや利用ユーザー、自身にも置き換えた時の普段使いなども想像してみても、顧客以上の知識は生まれづらい。

このケースの場合、施策を考えるよりも先にプライベートで近くの店舗の店長に直接ヒアリングしに行き、

「売れ筋商品」
「購入ユーザーの属性や傾向」
「その該当エリアの特徴」
「よくあるユーザーからの質問」
「これからの季節ニーズ」

などをヒアリングさせてもらい、大変参考になった。
(帰りにその店舗の商品はきちんと買って帰りました。それが良いものだと思ったから)

これらのヒントから実際のオン/オフに限らない施策を考えて想像したり、提案をしてあげるだけでもビジネスの成功率は少し上がります。

まとめ

人によって学習方法は様々でもまず全く本を読まない人と読む人とでは大きな差があるということ。また普段から人に聞くばかりで自己学習をしない人は年齢を重ねるほどに新卒のような若手の意識レベル以上にはなりづらい人が多く見受けられる。

ただ余りに学習スピードと施策の実行スピードが早過ぎると、それが当たり前のスケジュールだと勘違いされて稼働が炎上する場合が多々あるので、業務の見せ方やスケジューリングはうまくコントロールするのがおすすめです。

ただ与えられた事を学習し、行動をするよりも自発的に何かを学習して行動をする方が人生が豊かになると思われるので、その参考になれば幸いです。