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マーケティング担当者になったら読む本まとめ

こんにちは、西村マサヤです。

頻繁に「マーケティングのおすすめの本教えて下さい」と言われるので、「もうこれ見て!」で済ませられるようまとめました。

マーケターの方はもちろん、マーケティング要素を学びたい方も含めて、まずはこれだけ読んでおけば間違いないよ、という厳選したリストです。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

ド定番ですが、まずはこれ。マーケティングの基本理論とUSJでの実例のバランスが絶妙で、やはりこれを超えるマーケティング入門書はないと思います。

確率思考の戦略論

難解な本で有名ですが、数式は無視して考え方を学ぶだけでもかなり読み応えのある一冊。ハリポタ導入による来場増加数の予想ロジックとか、意外とやってることはシンプルなんだなーと知れるのもおもしろいです。

顧客起点マーケティング

アプリのマーケやるなら絶対これは読んでおきましょう。ユーザーインサイト等の定性情報と、サービスログ等の定量情報から顧客マッピングを作る手法はほんとすごい発明だと思います。

マーケティングゲーム

ほとんど知られてないんですが、これめちゃくちゃ名著です。日本のマーケ本ではあまり語られない「RTB(Reason to Believe)」の概念がまとまっていて、施策考えるためのノウハウが豊富。翻訳はあの足立さん。

「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密

同じく足立さんでこれも読んでおきましょう。マクドナルドV字回復で取り組んだ事例や戦略がまとまっています。特にポジティブなニュースを連続で発信し空気づくりをしていく「Always On」戦略はよく僕も取り入れています。

マーケティング大原則

同じく足立さんでもう一発。「300億円の〜」が事例ベースで、こちらは理論・原則ベースの一冊。網羅性がすごく、これぞ教科書。賛否分かれる理論にも、足立さんなりのスタンスを示されているのがとても参考になります。

なぜ「つい買ってしまう」のか?

アイデアとインサイトに関する説明がとてもわかりやすく、初心者向けの一冊。消費者観察の手法や成功事例が載っていてすぐ実践に応用できる内容です。あと松本さんの独特の世界観もすごく好きです。

恐れながら社長マーケティングの本当の話をします。

とにかく扱ってる守備範囲が広く、ROIの考え方から、ビジョン、実行体制、CSR/CSVまで、あらゆる課題が網羅されていてとても読み応えがある一冊です。

空気のつくり方

ベイスターズを復活させたマーケティング戦略の本。明確なターゲット設定と圧倒的な施策実施数の重要性がわかる一冊です。フェーズごとにKPIを変えていた事例なんかは、なかなか知れないケーススタディなので貴重ですね。

コミュニティマーケティング

コミュニティをうまく活かすマーケ戦略の教科書。ToBモデルをベースにしてますが、ToCにも応用できます。ファーストピンの押さえ方やコミュニティを濃くしていくHOWの事例が多く、すぐ真似したいものばかりです。

マーケティングとは「組織革命」である。

マーケティングは総合格闘技なので、どれだけ強いチームを作り上げられるかがめちゃくちゃ重要なわけですが、そのノウハウが詰まった珍しい本がこちら。かなり性悪説な印象があり、個人的に少し相容れない部分もありますが、目的達成から逆算した組織開発の視点はとても学びになります。

Think Simple

広告クリエイティブの話の比重が多いものの、コンセプト開発やメッセージラインに関するやりとりはめちゃくちゃ面白くて引き込まれます。特にジョブズの辛辣なフィードバックや、そこに立ち向かうエージェンシーとの戦いはAppleファンにはたまりません。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

「錯覚資産」という言葉がフィーチャーされがちですが、実は「価値の伝え方・見せ方」の素晴らしい教材だと思っています。受け手に価値を感じてもらうためのコミュニケーションはマーケティングにおいても応用できる部分が多々ありますね。

戦略PR 空気をつくる。世論で売る。

戦略PRの第一人者、本田さんがブームの作り方についてまとめた本。日本ではあまり知名度がない戦略PRの手法や得意/不得意について理解できる貴重な一冊。

サニーサイドアップの仕事術

同じくPR系でおすすめしたいのがこれ。パンケーキのBillsや中田英寿のマネジメントで有名なサニーサイドアップに関する本です。メディアの取り上げ方から逆算したコミュニケーション設計ってあまり語られること少ないので非常におもしろいです。

ローマ法王に米を食べさせた男

これもPR系ですが、PRを軸にブランドをつくっていった珍しい事例。ペイドの広告では絶対に作れない、PRだからこそ生み出せる波及効果の凄さを痛感する一冊です。

コミュニケーションをデザインするための本

著者はいろいろとあれでしたが、コミュニケーション設計においてユニークな事例がたくさん載っている良い本です。電通CDCらしい課題との向き合い方で勉強になります。

スターバックス成功物語

マーケティングドリブンで偉大なブランドができる過程を追体験できる一冊。強固なブランド哲学と事業における優先順位の明確化が、ブレないブランドづくりの鍵だとわかります。


以上!これ全部読み込めば打率3割くらいのマーケターにはなれると思いますw

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