具現化

私はよく「具現化する」と言う言い方をする。

例えば、森や山にあるものに関しては、皆「自然」と表現するだろう。

彼らは確かに、自然が育んだものだ。具現化もクソも無い。大自然の大地が彼らを産んだ。それだけ、だ...と。皆、そう思っているはずだ。

でも...なぜか、ほとんどの人はヒトの社会にこれを当てはめない。

「何を言ってるんだ。自然は、最初から神様が作って、そこにあったもの。でも、街にあるものは全て、ヒトが作ったものじゃないか。それこそ、具現化もクソも無い」と思うかもしれない。

つまり...自然は無秩序で、一定の法則に則ってある種「自動的」だが、都会には良くも悪くも秩序しかない、と。

確かに、一般的な考えに則って考えるなら、そうだ。

だがね...自然だけじゃない。私の今までの考察を参考にするなら、やっぱり我々ヒトも、そして生活圏を含む街や村...その全ても、どうやら作られている。

聖書を信じる人よ。ヒトは神が作ったのでしょう？自然だけでは無いはずだ。この世の万物、森羅万象は神が作った。そこまではよろしい。

だが...なら尚の事、「自然」と「ヒトの社会」を分けて考えるのはナンセンスだと思わないかね？

「ヒトには意識がある。自由がある。権限がある。だから、『具現化』と言う表現は適していない」と主張するかもしれない。

そうか。それなら、神は我々に自由意志を提供した事になるな。

聖書の神は、善悪を知る実を食べたアダムとイヴに憤り、エデンから追放した。そうでしょう？

この様な事態が起きるのは、最初からヒトに「自由意志」があるからだ。そうじゃないと、こんな事にはならない。

ふむ...確かに。この件を見れば、ヒトには自由意志がありそうに感じるね。

私がよく例に挙げる、ソフトバンクのペッパーくん。ムダに話しかけたくなる、ニクいアイツですよ。

彼に自由意志なんて存在するだろうか？勿論、無い。プログラミングされた範囲内でしか動かない。じゃないと、とんでもない事になるかもしれない。それこそ、エデンの一件の様に、人間様を裏切る行為に走るかもしれないからね。

...神はなぜ、わざわざアダムとイヴに自由意志を提供したのだ？怒ったんだよね？と言う事は、彼らは神にとって、されてはまずい事をしてしまったわけだ。

...そんな事、ある？全知全能なんでしょう？

「堂々と手の届く範囲内にある『食べたらダメだよ』と言われている実が、密かに食べられてしまう事態」...そんなん、私でも懸念出来るよ。

なぜ神は、そんな危険を犯したのだ？バカってこと？

私が神なら、彼らに自由意志なんて提供しないけどね。それが当たり前だと思いますよ。だって、不都合しか無いじゃないですか。

さて、それを踏まえて「具現化」の話に戻りますけどね。

...これらの「現象」が説明出来るかね？

みーんな「イルミナティ」の手先って事？みーんな、「悪魔崇拝者」って事かい？

最後のやつなんて、私の地元にしかない、どローカルのゲーセンのロゴですよ（笑）。

なぜ、こんな事が起きるのだ？

これは「自然」とは違う？どう、違うと言うのだ。

...皆、もっと考えるべきだ。

この世の存在意義ってやつを。

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