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Legaseedを退職いたします

はじめに

2022年8月12日付けで新卒から2年半務めた
株式会社Legaseedを退職しました。
内定者時代のインターンから数えると
約3年間在籍しました。
ファーストキャリアでLegaseedに入社して
本当に良かったと心から言えます。
Legaseedで出会った社員やお客様、インターン生
すべてのご縁が一生の財産になっています。

少し長くなりますが、
なぜ薬学部から全く関係のない、
HR業界のLegaseedに入ったのかという
Legaseedとの出会いから、書かせていただきます。

薬学部の就活あるある

Legaseedを知ったのは2018の8月でした。

当時、5年生だった僕は薬局と病院実習の合間を縫って、
せっせと製薬会社や化粧品会社の
インターンに応募していました。

薬学部の就活王道は3パターン。
1.薬剤師
2.薬や化粧品や食品の開発・研究や治験
3.薬や化粧品の営業職
例によって僕も3択で悩んでいました。

『なんで3択なんだろう?』
インターンを探しているときに
4年で卒業したサークルの同期と飲む機会がありました。
その時に、何の仕事をしているの?と聞くと、
商社・証券・不動産・コンサル・・・
世の中にはそんなに仕事があったのかと純粋に驚きました。

『僕は一般の人が学んでいない
 薬学という専門性を持っている。
 であれば、一般の人よりも
 僕の就職の選択肢は広いはず。
 でも今の僕は専門性のせいで、
 すごく狭い就職活動をしている!』

そう思った僕はいろんな会社の
インターンにエントリーしました。
短期インターンだけじゃだめだ!と思い、
訪問販売の長期インターンも行いました。
薬局実習をしながら、就活しながら、
研究もして訪問販売をするという謎の生活が始まりました。

長期インターン先のDiritto
社員3名・学生20名のエネルギッシュな組織でした

訪問販売の仕事も、インターンシップも心から楽しかったです。
もちろんうまくいかないこともあったけれど、
はじめてアルバイト以外で”はたらく”ということを体験し、
もっと働きたい!早く社会人になりたい!と純粋に思いました。

そこで生まれた疑問は、
なんでみんな仕事がつまらなそうなんだろう?
こんなに仕事の選択肢があふれていて、
物質的にも恵まれている世の中で、
朝のサラリーマンの死んだ魚の目が忘れられませんでした。

ひとの”はたらく”に携わる仕事がしたい。
自然とそう思うようになり、HR業界を中心に就活を進めました。

Legaseedへの入社。

最終的には、内定をいただいた会社の中で、
もっとも社員数の少ないLegaseedに入社を決めました。
※当時28名(多分)
『自分で会社を大きくするってワクワクしない?』
という近藤社長の一言に落されました(笑)
『未熟で未完で伸びしろがあるからこそ、
 未熟な点を見つけて自分がこの会社を大きくするんだ!』
そう思って入ったので、教育制度がなくても、
働き方がブラックでも気になりませんでした。

ぼくはLegaseedのMissionを特に気に入ってます。
はたらくを、しあわせに。の幸せは、
Happyではなくexcitingである。
ただ、たのしく働こう!ではなく、
ひりひり真剣勝負で仕事に夢中になろう!
というメッセージが込められていました。

Legaseedでの仕事は本当にやりがいがあって、
人の人生や会社の社生をも変える
1つひとつのプロジェクト。
常にワクワクヒリヒリ仕事をしていました。

【2019年6月~2022年7月までの経験】
・採用コンサル領域の経営者への法人営業
・経営戦略から逆算された採用戦略設計
・新卒採用におけるブランディングを目的としたライティング
・新卒採用における会社説明プレゼン・選考フロー・
 インターンシップワークの企画・制作
・実際の説明会やインターンシップ運営やプレゼンテーション
・学生との面談や面接、クロージングの会食
・採用担当者向け研修(プレゼン・面談面接・学校訪問など)
・新入社員や内定者向けの研修
・理念づくり研修(MissionVisionValueを定義)
・採用ブランディングを目的としたSNSマーケティングの運用
担当企業は累計30社程度

いろんなことを考え出す3年目

入社してから約2年。
【一度しかない人生をどう生きるか】
そんなことを昨年末から考えるようになりました。
部下ができ、チームを持つようになり、
少し周りが見えるようになって、
ある程度仕事に余裕も生まれる。
多くの社会人が人生を考えるタイミングかと思います。

自分という命を使って、
誰にどんな価値を提供したいのか?
どんな働き方をしたいのか?
そんなことをたくさん考えました。

自分のVisionが明確でないことに
劣等感を感じ始め、
いてもたってもいられなくなりました。

Legaseedオフィスの一番のお気に入りスペース
土日のバーカウンターが一番集中できました

【行動あるのみ】
とにかく知り合いの人脈を使って、
いろんな人に会いに行って
どんな人生を生きているのか?
を聞いて回りました。

まるで就活(笑)
でも当時の僕の就活と
圧倒的に違う点がありました。

それは、聞いた相手に
会社員やパラレルワーカーはもちろん、
【経営者】がたくさんいたことです。

恥ずかしながら、
勢力的に就活していた学生時代、
【どの会社に入って何の仕事をするか】
しか僕は考えていませんでした。
だから就活時代は、活躍している”社員さん”
の話ばかり聞いていました。

様々な経営者の話を聞きながら、
【自分も起業したい】
という想いが静かに沸き上がってきました。
もともとLegaseedでの仕事も仕事相手は経営者がほとんど。
そういった意味でも知らず知らずのうちに
経営者という仕事にあこがれていたかもしれません。

とはいっても、
自由と責任は表裏一体だし、
そもそも成功するかわからないし、
せっかく会社では部下もいて、
たくさんのお客様もいる。
起業を目的にしちゃダメってよく言うし、
反対の声が自分の中でぐるぐるとめぐりました。

今思えば、単純で
Legaseedを辞めることが怖かったんだと思います。

そんなとき、ある経営者さんに言っていただいた
2つの言葉が僕の背中をぐっと押しました。

いい会社にいるんだから、
 早くやめることはいいことだね。
 いい会社であるほど、もう少しもう少し
 ってずっと居たくなる。
 独立したい思いがあるなら、今なんじゃない。』

人生なんて自分が主人公のドラマだよ。
 
面白そう!って思うほうに、
 一歩踏み出せる勇気があるか。
 起業を目的にしてもいいんだよ。』

胸のつっかえがすっと取れた気がしました。
Legaseedのことが大好きという事実は変わらないけれど、
『一度きりの人生。挑戦あるのみ。』
そう決めて、6月中旬に社長に相談し
退職届を提出いたしました。

7月末が会社の数字の締めだったので、
7月いっぱいは起業の準備など全くしないで、
今までの恩を返すべく走り切りました。

内定をいただいてから約3年間。
怒られたことも、クレームをいただいたことも、
お客様の期待に応えられない不安で泣いたことも、
うまくいったうれし涙もたくさんありました。

Legaseedという会社は僕にとって最高の会社でした。
誰よりも自分を変化させ続ける最高の社長、
心から尊敬できる先輩や同僚、
信頼のおける部下後輩がいて、
世界を変えるという意義ある仕事に、
本気でぶつかってくださるお客様。

Legaseedを辞めたくありません。
でも、大好きだからこそ辞めます。

8月15日現在。
コロナに感染し、自宅待機の中で書いています。
もちろんどんな仕事をするか、も考えていますが、
どんな人間になりたいか?
どんな会社でありたいか?
どんな社会にしたいか?
そんなことを考えながら日々を過ごしています。

でもやりたいことは、HR系”人のはたらく”
に関する仕事が中心になると思います。

もしかしたら試行錯誤の上で、
全く違う選択肢をとるかもしれませんが、
人生は100年もあるからこそ、
いろいろ挑戦したいと思います。

受験や就活は社会が勝手に作り出す
”用意されたターニングポイント”。
自分の人生で初めて自分から作った
退職というターニングポイントを
全力で謳歌しながら、次に挑戦します!

読んでくださった方に少しでも
何か届けられたらうれしいです!
最後まで御覧いただきありがとうございました!

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