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アメリカで挑戦!俳優のはじめ方。まず何から始めればいいの?何を準備すればいいの?

こんにちわ、ニューヨークで俳優をしています、まさやです。

最近、外出禁止令で働けないうちに、YouTubeを始めたり、こうやってブログを再開したり、ZOOMで仲間たちと一緒に芝居の公演をしたり、色々と新しいことに挑戦しています。

さて、

noteの他にアメブロ、instagram、facebookなどをやっていますが、ここ数年、アメリカで俳優になりたいという方からよく相談メッセージがきます。グーグルで「アメリカ 俳優」と検索すると僕のアメブロが1ページ目に出てくることも影響があるようです。

そこで今回はアメリカで俳優をしたい!と目標を持つ人たちがはじめの一歩を踏み出す為にすることを書いてみようと思います。


英語演技を学ぶ

これが一番大切な事ですかね。

演技ってどれだけやっても完璧にはなりませんが、とにかく学ばなければ始まりません。特に英語で演技するとなると、日本語で演技するのとは色々と違います。

芝居ができないと仕事も取っていけないですし。
自分もまだまだヒヨッコなので、週に一回演技のクラスを取って勉強中です。

全く演技を学んだこともなく、学校へ行くのも勇気が...という人は、まず戯曲を買って読んで、数行のセリフだけでも自分の思うように声と体を使って演じてみたり、映画の真似をしてみたりする所から始めてみても良いと思います。まずは、好きになることから!

例えば、この本は超オススメ!!演劇学生の為の短い芝居の脚本が沢山載っていて、しかも作品が面白い!一つの作品で4ページとかなので、気負わず読みやすいし、芝居の勉強にも英会話の練習にもなる。良いことづくめ!

というか、こんなに安いことを今知った...!!マジか!


因みに僕がフルタイムで通っていた学校が、このHBスタジオ。歴史も古く、アメリカの有名な演劇テクニックの1つ、ウタ・ハーゲン・アクティング・テクニックが学べます。(日本人の留学生も結構います)


そして、これがそのウタ・ハーゲンさんの演技の本の一冊で日本語訳されているものです↓


他に、キャスティングディレクターや俳優さんなどのワークショップなども探せば色んなところにあるので受けてみると良いと思います。


ヘッドショットとレジュメの準備

ヘッドショット(宣材写真)とレジュメ(芸歴書)。
この2つがあれば、ひとまず活動が出来ます。

ヘッドショットは日本の宣材写真とは少し違います。
日本の場合はバストアップと全身の二種類が必要ですが、アメリカでは全身写真は使いません。モデルさんのブックレットなどの場合は別ですが。

そして、ヘッドショットのサイズも8x10というサイズで決まっています。
アメリカで使うならヘッドショットもアメリカで撮る事をオススメします。

レジュメは、日本で芸歴や演技を学んだ経験があればそれを英語で書く、無ければ、学校でも個人のコーチでもいいので演技を学ぶところから始めて下さい。それと同時に自分でプロジェクトを立ち上げて、自分プロデュースで芸歴を作ることもオススメします。

ここにもヘッドショットやレジュメの事を金額も含めてもう少しだけ詳しく書いていますので、どうぞ↓

こちら、ニューヨーク在住のオススメ日本人フォトグラファーです。彼は効果的で自然な良いヘッドショットを撮るノウハウがありますし、彼にヘッドショットを撮ってもらって仕事が増えたという話を聞きます。

特に僕が契約している訳でも、宣伝して金銭をもらっている訳でもありませんが、友人なので、「Masaya Okubo」の紹介でと言ったら、話のタネくらいにはなるかな?笑

ヘッドショットを撮るときは自分がリラックスした状態にないと満足した写真にならないですからね。フォトグラファー任せでは無く、俳優なら自分で空気を作り出す練習をしましょう。


アクティングリールの準備

アクティングリール(Acting Reel)とは、俳優の演技のプロモーションビデオのことです。デモリールとも呼びます。

細かく書くと長くなるので詳細はこちら↓


就労ビザorグリーンカード取得

アメリカで活動する為に一番の難関はこれです。
言わば、ここがスタート地点。ここがクリアできなければ先には進めないので、当面のハッキリした目標になると思います。

すでにクリアしている人はラッキーですね。
その状況に甘んじず、貪欲に進んでいきましょう!

もっと詳しく知りたい方はこちら↓


キャスティングサイトへの登録

 例えば、もしエージェンシー(事務所)がすぐに見つかったとしても、このキャスティングサイトへの登録が必要になってきます。要は、オーディション情報が載っているところです。エージェンシーやキャスティングカンパニーが使うのは主に2つのサイトですが、僕は3つのサイトに登録し、自分のプロフィールや写真、動画を載せています。ここに登録していれば、エージェンシーが無くても自分でオーディションを探すことが出来ます。

 1. Casting Networks - 年会費 $25 (update 5/18/2020)
 2. Actors Access - 年会費 $68 (update 5/18/2020)
 3. BackStage - 年会費 $163.26 (update 5/18/2020)

 他にもNY casting, LA casting、舞台ならPlay billなどなどのサイトがあります。


オーディション

上記のキャスティングサイトなどをベースにとにかくオーディションに挑戦する。オーディションは慣れ。挑戦して、失敗して覚える。

ちなみに、僕が俳優学校HBスタジオにフルタイムで行っているときは、アメリカ人でさえも、この一歩を踏み出す勇気が出ないという人が多数いました。しかも、そういう人に限って芝居が上手いし、良いキャラしてる!!


自らのプロジェクトを作る

今の時代、オーディションを探したり待っているだけでは仕事は限られています。ライバルの数が多いので尚更です。

何も分からないスタートからでも、自分でプロジェクトを始めて自分をプロデュースする力を付けてはどうでしょう?

例えば、僕はニューヨークを中心に活動をしていますが、ハリウッドの方の俳優の友人たちは皆んな自分で脚本を書いたり監督をしたりしてショートフィルムなどを作っています。

自らのキャリアアップを自らの力で底上げしているのです。

ニューヨークでも同じく、舞台をプロデュースしたり、ショートフィルムを作ったり、自分自身の表現活動をしてチャンスを拡げている人は多いです。

いきなり大きなプロジェクトを立ち上げようとしてもハードルが高すぎて時間がかかってしまうと思うので、まずは自分自身の1分間モノローグ(一人芝居)を撮影するところから始めてみてはどうでしょうか?ドラマティックとコメディの二種類が良いです。

1分間のモノローグは舞台のオーディションなどで使えるので、持っているととても便利です。というか、ないとそういうオーディション受けられません。

因みに僕は、ニューヨークに来た当初にショートフィルムを作り、失敗や成功を経験し、とても勉強になりました。


映画祭、イベント、交流会

どの業界でもそうなのでしょう、コネクションというのは物凄く大切です。実力があっても、コネクションや運がなくて埋もれている人なんて星の数ほどいます。
映画祭のレセプションパーティー、人が集まるイベントや交流会(ZOOMなどのオンラインも含む)などに積極的に参加して人脈を作る事は自分が活動してく上で、また生きていく上ですごい力になります。

業界人だけに限りません。幅広く、様々な業種の人と繋がって、話をすると、めっちゃ為になります。
役者って色んな役を演じる機会が出てくるので。人と関わって経験することが、その時の為の自分の蓄えになります。


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まさや

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