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「意味」について(2)

前回、次のように書いた。

ある言明に意味がある、強い意味がある、というのは、僕の定義では、

ある言明が、解決できない問題あるいは謎につながっている。

ということである、と。

ここから考察を再開しよう。(ツイートを元にして、加筆する。)

何か「問題」や「謎」に触れている、と感じさせる言明が、人をハッとさせる。まったくの意味不明では機能しないが、わかるようでいて、わからないものを含むような文を、逆説的に、人は「わかった」と感じるのではないか。

深いところに届いたような感じ。問題に触れた、という感じである。

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日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書くこと」の後押しになればと願っています。更新は月3回以上を目標にしています。

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