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生活の哲学

生活から浮き上がってくる考察、執筆・仕事の方法、読んだもの見たものの批評などを連想的つながりで掲載していきます。Twitterでは十分に書けない考察の背景や補足情報も書こうと思い…
日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書…
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#文章術

書き方概論

なんとなく浮かんだイメージ、フレーズ、考えの糸の絡まりみたいなものをまず書いてしまう。出…

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千葉雅也
3か月前
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校正の意識で推敲する

芸術論の作業を行っている。ドラフトを最初からエディットしていって、ようやく最後の章まで来…

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千葉雅也
6か月前
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即興的に書く

以前、どんな内容でも、「読むこと自体が目的」のテキストであれば、小説だと言えるという話を…

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千葉雅也
7か月前
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小説をゼロ度から考える

小説というのは、確かに、「それらしい」もの、「いかにも小説らしい」ものはある。では、その…

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千葉雅也
8か月前
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初稿係数0.67:ドラフトの分量が少なくても、あとで膨らむ

文章は、量的に考えるのが大事だという話をたびたびしている。 僕の場合、最初にざっとドラフ…

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千葉雅也
8か月前
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Ulyssesのタイプライターモードでアウトラインを書いて、WorkFlowyに持っていく

ちょっとした話です。 タイプライターモードで書くと、テキストに集中できて、テキストを収め…

千葉雅也
9か月前
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ScrivenerのプロジェクトをUlyssesに読み込む

ScrivenerのプロジェクトをUlyssesに読み込む方法を説明します。 調べたら、次の記事がありました。 Scrivenerでドラフトを丸ごと選択した状態で、「ファイル」>「エクスポート」>「ファイル…」を選び、ファイル形式をdocxにする。そうすれば、プロジェクトの階層構造を維持した形でフォルダとdocxが生成される。それをUlyssesにドラッグ&ドロップで読み込めばOKです。 ただし、両者には設計思想の違いがあり、それを考慮する必要があります。上のブログでは

作品が離陸するとき

作品を成り立たせるときに、とりあえず二つ、関門があるかなと思っている。もっとあるかもしれ…

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千葉雅也
9か月前
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自由にしゃべるときと音声入力

音声入力というのは、なかなか難しい。人に勧めても、うまくできずに、利便性がわかる前にやめ…

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千葉雅也
1年前
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創造性の原理

とにかく、出てくるままに書く。編集はそのあとで考える。編集段階を、第二段階として区切る。…

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千葉雅也
1年前
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量を書くこと(京都新聞連載7)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2022年9月。 * 今年の9月で、関西に来て10年に…

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千葉雅也
1年前
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冗長性のツボを押す:質を高めるより、量を書くにはどうするかと考える

「量を書く」ということが大事なんですよね。分量ね。いかに質を高めるかと通常は優先的に思う…

千葉雅也
2年前
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「書かないで書く」から「考えて書く」へ

文章を書くのに、もっと「余裕」が欲しいと思う。なんというか、まだ切羽詰まった書き方をして…

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千葉雅也
2年前
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時代と店(京都新聞連載1)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2021年8月。 * 僕の回では、そのときどきの雑感から出発して、何か一般的な問いを開くような書き方をしたい。それでこの初回にまず思うのは、もう関西に来て長いな、ということ。昨年からのコロナ禍で世界がガラッと変わり、強制的に章を改められた気持ちだが、僕個人の歴史としては来年の9月で関西に来て10年目になり、すでに今年、もう10年経ったなあという感慨があるのだが、それを尻切れにするみたいにパンデミックが起き、せっかく居着いたはずなの

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