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なぜビジネスの色は青なのか?

理由はシンプルで『有利だから』なのですが、
どう有利で、逆に不利があるのか?

今回は、会社と色というトピックを通して、
会社、事業における色の大切さをお話ししたいと思います。

●青はなぜ有利なのか

①多くの人が『見る』ことができる

色弱、色盲に該当する方が、男性の5%、女性の0.2%いるとされており、
その数、国内だけでも約320万人です。

青がなぜ有利なのか、多くの人が『見る』ことができるからです。
下図によれば、ほぼ色がそのまま見えているのは、
青色、茶色、灰色、黄色
となります。

例えば、ビジネスで、赤と青どちらでもいいなら青の方が見える人が多いと考えられます。

特に男性をターゲットにする場合は、5%の差が出るかもしれないということです。

※引用:国立遺伝学研究所

②老化にも対応できる

50代ごろから人の目は黄色く物が見えるようになってきます。
色盲の方には対応できた黄色は、高齢者には対応できてないことがわかります。

ザクっとみると、
緑がよく、
赤、青、深い灰色もまずまず

というところでしょうか。

高齢者向けのポスターなどが緑がよく使われる理由が、見えるからと若々しさなどがあるようです。

※引用:チカラボ

③色の持つイメージが良い

これは知っている人が多いと思いますが、
青は『信頼』、『知性』などを連想させ、ビジネスではもってこいです。

これは英語圏でも共通感覚があります。
みてわかる通り、青は、ITや金融などに人気があることがわかります。

※引用:business2community

④さまざまな文化で好かれていること

日本と英語圏で、青はビジネスにもってこいということがわかりました。
その他の大きな経済圏ではどうでしょうか

・中国
黒、赤、青(青緑)、白、黄は、混じり気のない5色とされ、ランクの高い色とされます。

白黒は日本と同様に不吉な意味も含みます。
黄色は皇帝の色とされますが、使い方に注意が必要です。
青は信頼など、日本、英語圏と似ています。
赤は縁起の良い色で最も好かれています。
※緑は、翡翠などいい面もありつつ、昨今、浮気の象徴などとされることもあるようです。

・インド
好きな色の上位は男女で同じで、黒、赤、白、青の順とのことです。
傾向として赤道に近いほど、ビビットな色が好まれるとされます。

※引用:日本色彩研究所

・まとめ

青はビジネスで好かれます。
理由は、色盲の方、高齢の方に対応し、色を見た瞬間に多くの人は信頼感、知性を感じ、主要な経済大国において、悪い意味が少なく、好かれている。

となります。
これだけ見ると利点ばかりのようですが、不利点もお話しします。

●青の弱点は何か?

青の最大の弱点は他社と似ることです。

ブランドとは、見分けがつかなくてはいけません。

色としてはベストな選択だからといって、
見分けがつかなくなっては意味がありません。
それゆえに、色を適当に決めることは非常にまずいことです。

戦略がなくただ青を選んでしまうのも、十分ではないのかもしれません。

今回は以上です。

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