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GO TOトラベル、構造がわかってきたらメディアは黙り込んだ。旅行という商品はいつ産まれたのだろうか?「格差社会の起源と進化」

委託先(大手旅行代理店)がはっきりしたらあっという間にマスコミは黙り込んだね。それはそうだ、旅行代理店の広告出稿がマスコミの給料になるのだから。

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行政の補助金バラマキの問題点は、本当に困っている国民のところに届く前位にピンはねされる率が高いということだ。Go toトラベルに関しても働いている人の手元に行くまでに企業の経営者や株主を潤すことになる。

そしてその金の大本は国の借金として国民の生活を圧迫する。おそらく産業構造の変化が生まれるだろうが、会社の所有者にとっては何らこまったことでっはない。別な投資先を探すだけであろう。財産が無くなる前に我が世の春を楽しむが良い。

結局は全体で借金して特定の富裕層(会社の所有者や経営者)は豊かになっていくのだ。政治の本質である。

かつて私達は皆同じ様に貧しかった。今の社会は一生家賃を払い続ける人間と、金のなる木を持っている方々の分断こそが問題である。

こんな世の中である、「うつ」や「統合失調症」になっても何らおかしな事はない。身体の当たり前の反応である。

そして、薬を処方されながら奴隷としての人生を送る。少し上級の奴隷は下の奴隷をパワハラすることが「薬」なのだ。人を踏みにじることは気持ちいいのだ。自分が格差の上に立っている気持ちになれる。

資産家達は社会貢献と言って微々たる寄付をするが、そもそも働いている人に分配するべきだった金である。手下を人非人にして、低賃金高のノルマで働かせ、不満な人間は自己責任だと病人にして投薬する。

世界はあたかも大きな閉鎖病棟の様である。

格差と忖度の時代である。どうなっていくのだろうか?

しかし、50年前はこんな風にみんな旅行など行くことはなかった。旅行というのは、恐ろしく大きなインフラが整備されていないと、「産業化」など出来はしないのだ。格安チケットの業界がいつぐらいから出来たのか考えると面白い。

格差がいつ産まれ、固定化されていったのかの一つの例になるであろう。

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母の時代の旅行写真向かって一番右が母。多分僕が生まれる10年以上前だろうと思う。汽車で目的地に向かい沢山歩いたそうだ。何も観光など出来なかったと聞くが、楽しかったそうである。

社会が豊かになって、一人一人の使える金が多くなるとそれを「消費」する方法が必要になった。「大量消費社会」の出現である。

しかし、これほどの格差が固定化されるには「水洗トイレ」とエレベータの出現が必要であった。高層ビルが多額の家賃収入を可能にして、多くの人間は一生家賃を払い続ける。

家賃を生きている間払い続けるということは「人頭税」のようである。そして家主の所に集まった「家賃」は投資先を生む。買い物をして初めて金である。「高級消費財(シャネルやフェラーリ)」の発明である。その商品を作る企業の株式は金持ちに買われ、ますます金持ちが金持ちになる。会社の所有と経営が分離される。どんなに優秀であっても経営者になったとしても、所有者の奴隷でしか無い。

なぜこのプロセスを明確にしないのだろうか?学者(専門家)は現実を追認するからだ。外学の予算が足りないと泣き言を言うが、社会をこんなに不平等にしたのは大学である。大学が正義を論じる場所でなくなり、社会を変える力を失ったプロセスを明確にしたほうがいい。60年安保の時代の大学紛争から学生運動の衰退、社会は急速に格差を是認する方向に向かう。

大学こそが、平等な社会を作るための最後の砦だったのだ。残念ながら、大学は既に格差を「自己責任」と納得させるための役割しか無い。

この話はまた今度。

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「トラベル」の委託先として、7社・団体による「ツーリズム産業共同提案体」を選んだ。大手旅行会社のJTB、KNT―CTホールディングス、日本旅行、東武トップツアーズと、業界団体の日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会、日本観光振興協会で構成する。

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。