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【トリッキング】スポーツとアートの融合

「トリッキング」というものをご存じですか?一言で言い換えるのであれば「身体を用いた自己表現」です。そんなことを言われてもピンとこないと思うので、以下の動画を見てみてください!

 どうだったでしょうか!?蹴りや宙返りを連発していて凄いし、こんな仲間たち一緒に空間を共有してみたいとは思いませんでしたか?

 もしかしたら「体操に似ている!」「ふざけ合っているだけでは?」と思われた方もいるかもしれません。実際のところ両方ともあながち間違いではないです。なぜかって?その理由はこれから説明していこうと思います。

体操と似ているようで違う!?

 トリッキングをもう少し詳しく言い換えるのであれば「宙返りやダンス、蹴りなどを組み合わせて感情や個性などの内面を表現する身体動作」です。そう、体操と同じように「宙返り」を多く行うんです。だから多くの人が体操と誤解していることを度々見かけるのですが、全然違うものなんです! 宙返り中に蹴りなどを行う際、脚を開いたり曲げたりするのは体操の技を汚くやっているのではなくて「意識して」やっていることなんですよ。トリッキングでは「意識して」やったのであれば認めてくれるのです。なぜならトリッキングは自己表現するスポーツなのだから。

 トリッキングというスポーツ界で〝神〟とされている Jacob Pinto と Michel Guthrie の動画を貼っておきます。トリッカー(トリッキングをしている人)ならだれもが見たことがあると思われる動画で、トリッキングのかっこ良さが詰まりに詰まった動画なので是非見てください。トリッキングの凄さと魅力を改めて実感していただけると思います!

トリッキングとはライフスタイルの投影である

 「スポーツなのに競い合いではなく自己表現?」と疑問に思った方。良いところに目を付けましたね。だからタイトルに「スポーツとアートの融合」って書いたんです。

 トリッキングにも大会は存在しているんです。でも、従来のスポーツのように技を点数化して採点を行うようなことはしていません。ある程度共通認識による技の難易度や身体を駆使した表現技法、会場をどれほど盛り上がらせることが出来たかといった複数の要素を鑑みて勝敗を判断するのです。

 「トリッキングはアート(芸術)だ!」と言い換えることもできると思いませんか?絵画や音楽などの一般的に芸術と呼ばれるものは絵具や筆、声や楽器を使って「自己表現」するものを示します。要は自分の生き様を多様な表現媒体を用いることで形にしているんです。それがトリッキングの場合「身体」であると私は考えているためこのようなタイトルを付けました。トリッキングは身体ひとつで自己表現をするものでありスポーツと芸術の二面性を秘めているのです。

 そして一個目の動画を見てふざけ合っているだけと思われた方に対して、「あながち間違いではない」と述べた理由は「トリッキングをする」ということ自体に仲間たちとのふざけ合いや遊びなどの交流関係も含まれていると考えているからです。その時間も〝今の自分〟を作り上げた要因の一つなんですよ。そうして作り上げられた〝自分〟を表現するのが「トリッキング」なんです。

 いかがだったでしょうか?「トリッキング」というスポーツとアートを融合した新たなカルチャーに興味を持っていただけましたか?ちなみにHookedというオランダで行われているトリッキングの世界最大規模の大会ではここ三年間連続して日本人の方が優勝しているんです!かっこよく素晴らしい文化を有している上に日本人が世界で活躍しているトリッキングの魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたいと思いnoteに初投稿させていただきました。

 これからトリッキングのことや自分の考えなどを投稿していけたらと思っているので、フォローと拡散のほどよろしくお願いいたします。

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