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クライフが現代サッカーに与えた影響

時代とともに変わってきたサッカーですが、クライフがサッカーというスポーツを大きく進化させたのではないかと思っています。

【トータルフットボール】

トータルフットボールをご存知ですか?
完結に言うと全員攻撃、全員守備と言うのがトータルフットボールです。
1974年にオランダ代表が用いた戦術でその中心選手としてプレーしていたのがクライフです。
言葉で説明するよりわかりやすいので動画をご覧ください。

攻撃時はボールを所持するポジショナルサッカーに近い形で守備時はハイライン、ハイプレスというスタイルです。

それまでのサッカーになかった新しい形を作ったのがオランダ代表です。

僕はこのオランダ代表の世界に衝撃を与えた新しいスタイルのサッカーが今のサッカーの形に近づいた大きな一歩だと思います。

【ドリームチーム】

監督となったクライフがFCバルセロナで「ドリームチーム」と言われていた黄金時代を作りました。その時のクライフの思想は現代サッカーに限りなく近いと僕は感じました。

リーガ・エスパニョーラ4連覇など合計10個のタイトルを獲得した。このクライフ監督の10個というタイトル獲得数は、エル・ドリーム・チームの中心選手の一人でもあったジョゼップ・グアルディオラ監督が2011年のスーペルコパ・デ・エスパーニャにおいて11個目のタイトルを獲得するまで、一人の監督によるタイトル獲得数としてはチーム史上最高記録であった。

リーガ・エスパニョーラ:優勝4回
1990-91、1991-92、1992-93、1993-94
コパ・デル・レイ:優勝1回
1989-90
UEFAチャンピオンズカップ:優勝1回
1991-92
UEFAカップウィナーズカップ:優勝1回
1988-89
スーペルコパ・デ・エスパーニャ:優勝3回
1991、1992、1994
(Wikipedia引用)

クライフがテレビ番組で言っていた言葉などを紹介させていただきます。

「ボールを持っていれば相手はボールを持っていない。攻撃をするためにはゲームを支配しなければいけない。支配するためにはボールが必要なんだ」

「大事なのは基礎の技術とパススピードを上げること」

「一対一の局面を作るためにはスペースを作らなければいけない。ウィングやセンターフォワードがボールが来ないからという理由で中に入ってしまえばスペースはなくなってしまう」

最後の言葉はまさにグアルディオラ監督やFCバルセロナ現監督のキケ・セティエン監督も仰っていました。

ドリームチームが今のFCバルセロナやマンチェスターシティなどの基盤になっているのではないかと僕は感じました。

今はもう亡きクライフですが、サッカーは攻撃し続けるスポーツと言っていて1-0で勝つより5-4で勝ちたいと言っていました。

これもまたビエルサ監督が言っていたことと似ている気がします。

このような出来事は全て偶然では片付けられないのではないでしょうか?

そして今のFCバルセロナのサッカーの原点はオランダサッカーと言われており原点を作り上げたのがクライフです。

FCバルセロナはクライフの後ファンハール、ライカールトとオランダ人が監督を務めそのあとクライフの監督時代の中心選手だったグアルディオラが近年のサッカー史上一番と言っても過言ではない最強チームを作り上げました。

これらの事からクライフは現代サッカーに多大なる影響を与えた人物だと僕は思いました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

これからもマガジン「サッカーは夢」をよろしくお願いします。




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