フリーランスをやめて、好きなことをして生きていく
初めまして、おはようございます、こんにちは、こんばんわ、お久しぶりです、そしてこの文章を見てくれた方へありがとうの気持ちです。
鈴木 雅人(すずき まさと)と申します。デザイナーをしていて仲間内からはツモマーって呼ばれたりもします。
2022年2月末を持って、2年間ほど続けたフリーランスの活動を終わりにして、2022年3月より、株式会社hicardに入社します。
1日早いけど3月1日は月代わりや入社エントリーが多そうで埋もれると思うので今日出しました。そしていつまでも自身で見返すためにここに残します。
なぜフリーランスをやめたのか
フリーランスの活動は主にクライアントワークとして企業に戦略から入りサービスを作ること、企業の見せ方などを考えていくブランディングに携わる仕事をするデザイナーをしていました。
他にも個人プロジェクトの延長で、デザイナーのためのコミュニティバーFLATやUIUXデジタルプロダクトデザイナー専門のスクールPLAY THE DESIGNERやデザイナー特化転職サービスデザミツや月1の初学者向けイベントできるかもデザインというものをやってきました。
元々はそれらを軸に法人化をして自社サービスを持ちながらクライアントワークをしていきたいと考えていました。
いろいろなものをパラレル動かしていると、どうしても1人では完結できないことが多く、一緒にやる仲間が欲しいと日に日にその気持ちが強くなっていきました。しかし、チームで動いたとしても各々のレベル感や稼働に対しての報酬が釣り合わないなどやるせない気持ちが続いてしまいました。自分のできることも増やし続けないといけないのに、それができない自分がとても悔しい気持ちでした。
10年やっても、いろんなスキルを見つけたとしても、時間は誰にでも平等でできることは限られる。チームがあったとしても、長く一緒に過ごさないと見えてこないものが多い。即席のチーム、互いのゴールが違う中でのプロジェクト、モヤモヤの無限ループになるんじゃないかと。
改めて自分自身の考え方やデザイナーでいる意味やモチベーションなどを考えることをし始めて人生のロードマップを作り直しました。
自分で経営までやる法人化ルートだと、チームで仕事をするまで頭と手が回らず、これまでのフリーランスの繰り返しになるんじゃないかと。自分は作ることが好きでそれをやっている時は三大欲求のどれにも当てはまらない最上位の欲求であると改めて発見できました。
それなら自分で法人化するのではなく、
そんな気持ちにまとまりフリーランスを辞める決意をしました。
転職のきっかけはスカウト?両想い?告白?
2021年の頭くらいに、hicardの代表TAKEさんと話す機会がありました。もともとPR TIMESでイケてる会社があるみたいと話題になっていたのと、ボードメンバーであるレオくんを坪田さんやbosyu経由で知っていたので興味はありました。
TAKEさんの第一印象はすごい若くて、フランクで友達と話してるみたいでした。こっちはいい年だからちゃんとTPOわきまえておかないとって感じで少し硬かった。それでもデザインやチームについての話が高い水準で話せたり、熱い想いを聞かせてもらいました。
これまでも若い代表の会社とは何度もやり取りがあったり話す機会がありましたが、話す内容の芯の太さや意識の水準などがすごい心地よく、いつか一緒に仕事してみたいなと思いました。その時ポートフォリオがなかったのでこれまでやったことをデザインデータやMiroやドキュメントなどを見せたりして解説するというのをしていました。(ちなみにポートフォリオっぽいの作ったことがないです)
リアルで会ったのは去年5月。
hicard1周年パーティーがありそこで他のメンバーとも顔を合わせました。世田谷羽根木のよくあるイケてるデザイナーが使っている建築の場所で尖ってるなと思ったのが所感。その時、のちの正社員メンバーのたまきとちさちゃんも一緒にパーティーに行きました。
会社のパーティーといったらIT企業あるあるをイメージしていきましたが全く別物で、まさにパーティーという感じで、渋谷のイケてる若者が夜な夜な集まってお酒飲んでいる様子でした。正直、このノリ合わないかもと思っていましたが話す人が何かしらの専門領域を持っていて、異常な探究心と洗礼されたアウトプットが多く、その辺でラップしてたりトラックいじってたり、タトゥー入ってる人がウロウロしてたりと。治安は悪そうだけど強さを知ってからこその自由なんだろうと印象を受けました。
めっちゃ熱い思いを伝えられて凄い揺らぎそうでした。その頃はまだ自分で法人化しようと考えていたのでどこにも入るつもりはないって考えを伝えました。それでも「いつでも待ってる」そんなことを言われてすごいうれしかったです。
断った理由は他にもいくつかあり、未経験デザイナーのサポートや自分自身の弟子ちゃんたちのこと、結婚して海外にいくかもしれないということなど。それがhicardではできなくなるのかもしれない、少し先の未来で合わなくなることが見えていました。
しかし、hicardへの想いが湧き上がる感じがどんどん大きくなり、普段ならどんな仕事を、誰と、どんな付き合う方でやっているか話さないけど
そんなことを口にするようになりました。
その頃から組織のことを少し見せてもらったり意見を言うようになったりして気付いたらボードメンバーと意見を交わすところまで入り込んでいました。その間にもTAKEさんからは3回くらいジャブで口説かれたりボードメンバーにも話してるみたいで本気さが伝わってきました。
気付いたら自分も本気なんだ、だからこそ色々言い合えるんじゃないか。そこからはいつ言うかのタイミングだけ(多分決まってたけど2ヶ月くらい言わないでいたw)
hicardを選んだ理由
これまでお誘いしていただいた皆さま、もしまだ話していない人がいたら連絡できずにしてごめんなさい。フリーランスあるあるかもですが、仕事をしていると「正社員にならない?」とお誘いを受けることがあります。これまでいくつものお誘いをいただき本当に嬉しいのですが決断するまでに至らなかったのは、会社のやりたいことと自分がやりたいことのマッチングがなかったことが大きいと考えています。
hicardはまだまだ若い会社、会社ってよりはクリエイティブスタジオって感じ。スーパーフルフレックスだしどこでも仕事していいしやったことに関して正しい報酬が与えられる、やることやっていたら文句は言わないってノリです。まさに強さゆえの自由。
その代わり仕事ができてなかったりコミュニケーション疎かにすると凄い言われます、言ったではなく伝えるは本当に大切。
まさにこれだなと、ちゃんとサポートはお互いするからもう少し優しいけど。
生意気かもしれないけど、もっと強くなりたい。色んなことができるようになりたいしこれまでやってきたことの水準もあげたい。怠け者に時間を費やす暇もないし傷の舐め合いをする文化も必要ない。ただただ武器を磨くためにもう一度クリエイティブの最前線に行きたい、それは色んなところを見てもここにしかないと思いhicardを選びました。
俺はいいもの作ったけどお前はどうよ?
そういうことを求められているようで心地よいです。
世界に表現を発散できる居場所をつくる
hicardのビジョンであり僕が最も共感する世界観、ユートピアですね。これまで自分がやってきたサービスも最終ゴールはここにあります。
とはいえクリエイターって発信することが苦手で、それやるくらいなら良いもの作りたいよねって思うし、発信しなくても仕事くるし必要ない。ただただ高みを目指したいって人が多い印象です。周りですごい人いるけどSNSしてないとかフォロワーそんな多くないけどめっちゃ良いもの作る人多くないですか?これ自論ですが。
そんな場所を作るためにはクリエイターがパフォーマンスを発揮できノイズがない環境を作ることが大切です。そこでhicardではこんな福利厚生があります。
メンバーから「こんな制度あったら嬉しい!」を爆速で作っています。ただし、誰か1人のためではなく大体みんなが当てはまるよねってものが追加されていくのでその辺のルール化はしっかりしてる気がします。
これからどんどんアップデートしてもっともっとみんなが働きやすい環境を作らないといけない、必要なものを揃えて没頭できるサポートをしていきたい。
今後何をしていくのか
hicardでは執行役員とデザインマネージャーをいうポジションです。主にこれをやってほしいとかは言われていない(多分何も言われてない気がする)ので自分で好きなようにやりたいことをやっていきます。
とりあえずはまだhicardにないもの足りないものを作るところから始めたいのと、プレイヤーでい続けるためにクライアントワークとの両立をしていきます。なので今hicardとお付き合いある企業さんは引き続きよろしくお願いします。
目先のことで言うと、人事的なことをやっていきます。実は3月入社で同期になるダイチ君がコーポレート周りのことをやってくれるのでだんだん引き継いでもらいつつ土台は作っていこうと考えています。
あとは採用の強化。これまでhicardは100%リファラル採用なのでこれは引き続き譲りたくないとは思ってはいます。
しかし、hicardに興味持ってくれた、こういうところで働きたかったんだ!俺にも良いクリエイティブ作らせてくれ!という方とも巡り合いたいので少しずつ発信していきたい、そのために今Twitter頑張っています。(今日フォロワーやっと1000人超えた)
あとはボードメンバーとの連携や組織づくりのサポート。ここは売り上げや事業計画をどう施策に落とし込んでトライするか、それをみんなに共有して認識合わせていくのか。その逆のボードメンバー以外のメンバーの声を拾っていくなどHub的なこともしていきたい。
トップダウンでもボトムアップでもなく溶けるようなコミュニケーションは今のhicardの強さでもあるからそこは絶対に変えたくないし、やりたいことが難しくてできないというのをサポートをしていくことをしていきたい。
そのためのバランサーでありリーダーであるような存在としてhicardのジョーカー的なポジションで行きたいです。
最後にちょっとだけ
hicardオフィス引越しました
最寄駅は井の頭線の東松原駅か小田急線の梅ヶ丘から歩いて5分ほどです。デスクとディスプレイもあるしスタンディングデスクもあります。ミーティングルームやレコーディングルームもあります。もちろんキッチンも。
お近くのデザイナーさん、遊びに行きたいって人はお気軽にどうぞ!
お仕事の依頼
これまでフリーランスでお付き合いしていただいた皆さま、これまでとは変わらずお仕事の相談お待ちしています。これまで以上に強いメンバーでお迎えするので最高なクリエイティブを一緒に作っていきましょう〜!
あらゆることが実現可能なのでもし「こういうのできる?」っていうものがあれば引き続きご相談ください。
新規方もお待ちしておりますが安く早く旨いみたいな案件はお断りしているのでごめんなさい。
転職を目指す人に言いたい
ポートフォリオが転職には必要と言われてきて、確かに必要ではあるが私はポートフォリオがなくhicardに入れました。これまでもそうでしたが。作ることをしてないけど、採用する側としてポートフォリオをいくつも見てきました。
ポートフォリオは作品集ではあるけど大切なコミュニケーションの一部と考えて欲しいです。あなたがこれまで何をしてきたのか、これから何をしたいのかそのために今この会社に入りたい!そういうものがポートフォリオにあるか今一度考えてみてください。
これまで見てきたポートフォリオで作品や案件のサムネイルだけが並んできたものを多く見てきました。もしそれが有名な企業とやったものか、誰が見ても明らかにすごいものならそこに言葉はいらないかもしれませんが、そういう人こそポートフォリオがなくても転職が可能なのではないか。
そしてポートフォリオを見る時間はお昼休み面接前に1分見るかどうか、よかったら読み込むし微妙なら見るのを辞める。本当に一瞬が勝負だと思います。私もポートフォリオ5分は頑張ってみます。面接で話すネタないか探すためです。
hicardではデザイナーを募集しています。足りないってことはないけど今後のこと考えると欲しいです。学歴経験年数などは一切問いません。熱意や情熱だけの人はその形が何かしらに現れているなら大歓迎です。
おそらく面接では私が登場してきます。必要なら何かしらの課題を出すのでやってきてもらうなどを考えています。
もちろん経験者ですぐに案件入って動ける方も大歓迎です。作るもの面白いしお給料も良いです。コミュニケーションできて武器がある方はぜひhicardでお待ちしています。
本当の最後にhicardのメンバーみんなへ
最年長でおじさんっぽいこと言うかもだし凡ミスとかすごいすると思うけどそんな時は優しく叱ってください笑 若い人がイケてるって思ってることたくさん教えてください。少し前にTikTokやってけど誰にも見てもらえてないし、インスタストーリーあげたらDM来るのびびるんだよね。
自分はこれからもどんどん成長して強くなって、みんなが同い年になった時に「やっぱツモマー凄かったな」と思われるくらい頑張る。
これからもよろしくお願いします!!!
長いのに読んでくれてありがとうございました!!!
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