BIGMAMAというバンドにとっての”母の日LIVE”とは
長らくZEPP TOKYOのご好意に甘え続けて、
ライブが終わると「また来年!」と会場の方に挨拶をして帰る、
そんな風に積み重ねてきた歳月がある。
で、お世話になっていた会場が2021年、惜しむらくも閉館。
これからどうするの?
何を目指して、どこに向かっていくのか、
そこのところをはっきりさせておくべきじゃない?
まずは自分達でそれを確かめ合う必要があったし、バンドのスタンスを、
”母の日”をより明確にすべきだと考えました。
BIGMAMAとファンが年に一度集まる約束の日、感謝の日。
BIGMAMAが一年で一番頑張る日、挑戦をする日。
BIGMAMAが最も遊び心を発揮する日。
その年ごとに多少味付けがあって良いとも思いますが、
改めて言葉にすると概ね、こんなところかと。
で、もう一つ、BIGMAMAの現在地として、
”もう一度武道館を”
これはメンバーの脱退を経て、昨年バケツくんがバンドに、仲間に加わってくれた時の合言葉です。
ライブ会場は、あくまで料理で言う”器”の方の話であって、
大事なのは中身(良い演奏、良い楽曲)であるのは大前提として、
それでも人生を賭けて参加してくれた彼に対して、
筋を通さないといけないと思いますし、答えたいとも思います。
広い会場に似合うバンドであるはず、という自分の思い込みも多少あります。
その点、我々にとって”母の日”という日は、あらゆる点でその最大値を示すところの、最もチャンスを秘めた日なのです。
っていうか、ここで頑張らないと、いつ頑張るのよ、あんたたち。
そしてこれは僕が現場で、常に肌で感じていることとして、
当たり前なようでわざわざ言うまでもないことですけれど、
物語のあるところに人は集まりますし、
頑張っている人のところに人は集まります。
家でゴロゴロしていて歓声を浴びることはありませんし、
楽をしながら感動することは難しいし、させることはもっと難しいです。
現状はそう甘くありません。
また1から実績を、信頼を、約束を、積み重ねていかなければいけません。
ただ、もう遠回りしている時間もありません。
生き物、ナマモノがやってますから。物語にも鮮度や賞味期限はあります。
さて、どうしようか。
というところで2022年、母の日こんな企画をご用意させて頂きました。
1日に2公演、曲目被りなし。
バンドの歴史を網羅した、ひどく長ったらしいタイトルがついています。
平均にして僕らのワンマンは20曲以上の演奏がありますから、
自動的に今までで、最多曲数を更新する日になります。
それが凄いのか?偉いのか?と聞かれれば全くそうとは思いませんし、
(何度でも言いますが大事なのは良い演奏ですし、良い楽曲です。)
むしろアホだな、頭おかしいなと思う部分が9割以上です。
それでもこの16年というバンドの軌跡が愛おしいですし、記念日は大切にしたいですし、そして、それを8で区切れる物語を演じ切れるのは今年だけです。
この母の日の2公演を、もしも誰もが喜べる形で完遂できた時、大成功と呼べた時。ようやく次への扉が開くのだと思います。
その瞬間を、ぜひあなたに目撃して欲しいですし、軽い気持ちや冷やかしの類も歓迎です。
終わる頃には味方にしてみせますし、共犯者となって、語り部にもなってくれたら最高です。
研ぎ澄ませて、練りに練って、張り巡らせて、
ステージ上であなたをお待ちしておりますので。どうぞよろしく。
BIGMAMA mobile 会員先行
2022年02月13日(日) 12:00 ~ 2022年02月20日(日) 23:59 ↓
そして、リリースイベント、インストアツアーの話はまた次回に続く↓
褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。