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金曜の夜に宿予約、週末一人旅「会津若松」(2)
記事を書き始めてはや1週間。思い出しながら、余韻に浸りながら書くのも良いものだなぁと思っています。旅のいいところが濾されていく感覚です。
さて、続きを。
8/7(日)
7:00 温泉に入ります。朝風呂で手足の末端に血が通い、エネルギーがみなぎります。
7:30 朝食を頂きます。撮影忘れましたが、餡子・クルミ・納豆餅、肉じゃが、芋煮、自家製豆腐などが食べ放題でした。
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8:58 前日に乗った市内周遊バスの逆回りの「あかべぇ」を待ちます。会津若松の主要な観光地を巡るには、この周遊バスの乗りこなし基本となります。
自転車に乗った地元の方が、遠めに何か声をかけてくれます。どうもぉと、微笑み返しながら、3分経過、5分経過・・・、嫌な予感がしてスマホで時刻表を確認すると何やら3便に★マークが。。
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ガーン!土日運休の説明がされていました。観光客向けのバスと思いきや地元の方の足として平日に活躍するバスなんですね。勉強になりました。
こういった予定外の事態も楽しみながら、慌てずのんびりと次のバスを待ちます。一人旅の醍醐味です!(とプラスに考える)。
9:30 第4便に無事乗車。
9:37 会津若松商工会議所前(御薬園入口)に到着。御薬園へ行く途中のホテルのバルコニーに、躍動感たっぷりに柵を飛び越えようとする白馬が。思わず微笑みました。
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9:45 |御薬園《おやくえん》は、芦名直盛の頃に霊地として神社が立てられ、その後別荘が築かれました。その後、会津藩祖の保科正之により、再建され、二代保科正経により各種薬草の栽培を始め、三代松平正容の時に朝鮮人参を試植し、広く民間に推奨したことから「御薬園」と呼ばれるようになったそうです。園内は美しい池泉周遊式の庭園。江戸時代の大名気分で優雅に庭園を散策します。
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10:10 散策を楽しんだ後は、御茶屋御殿でお抹茶と手作りの胡麻羊羹を頂きます。とても暑かったので、冷たい抹茶にしました。胡麻の風味と羊羹の甘みとキリっとした抹茶がとてもよく合い、身体もクールダウンできました。
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お茶を頂いた後は、薬用植物園を見学。朝鮮人参の花と実がなっていました。朝鮮人参は、徳川将軍家から分けてもらった種ということでオタネニンジンと呼ぶそう。こちらの名前もかわいいですね。ハスの花も見ごろでした。
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10:40 ふたたび「あかべぇ」に乗車し、福島県立博物館へ。
10:50 福島県立博物館へ到着。本日の目的の新選組展2022。会津藩預かりとして活躍した新選組。会津若松市内には近藤勇や斎藤一の墓所があったり、土方歳三が傷を癒した東山温泉があったりと新選組と縁が深い土地柄もあり、展示は大盛況で入場制限がかかるほどでした。
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今回土方歳三の愛刀「和泉守兼定」が、福島県内で初展示でした。兼定の濃い刃紋の美しさや歳三が自分の信じるものを守るためこの刀で戦い続けたこと思うとしばらくその場を動けませんでした。歳三の池田屋で着用したとされる使用跡のほつれのある鎖帷子も展示されており、往事に思いを馳せました。
近藤勇の打ち首を知らせるかわら版の展示では、武士よりも武士らしい生き様を貫いたにもかかわらず、切腹ではなく打ち首となった無念さに涙がこぼれました。
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12:00 近くのお蕎麦屋さん(蕎八 かやのさん)に行って、石臼挽き蕎麦を頂きました。会津はそばの栽培も盛んで、綺麗な水で打つ蕎麦は絶品でした。
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12:25 少し遅れて到着した「ハイカラさん」に運良く乗車。
炎天下の中、待ち時間無しはついている!
12:50 飯盛山着。太陽が上り暑さがピークだったので、登りは250円のスロープコンベア(エスカレーター)を迷わず使います。
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山頂では白虎隊隊士たちのお墓やお城の煙を見たとされる地を巡ります。ちなみに、お城は木に覆われ視認できませんでした。
隊士たちを弔った御堂には、隊士の木彫り像や絵画が飾ってました。サザエ堂は上りと下りで同じところを通らない珍しい構造の建物。あれ?どこ通ってきたっけ?となる一度はお勧めしたい不思議体験。
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戸ノ口堰洞穴は猪苗代湖から会津まで水を引くために造られた31kmの人工洞穴。戊辰戦争の時は猪苗代湖から会津まで、この水の轟々と流れる暗い洞穴を逃げ抜けたとあります。洞窟探検家ばりの勇気に感服します。
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13:50 「ハイカラさん」で会津若松駅へ。七日町まで足を伸ばそうと思いましたが、予想以上の暑さと磐越西線の乗り継ぎが良かったので、ここで旅は終了です。金曜の夜に宿だけ取って、ノープランでしたが、想像以上に一人旅を楽しめました。
福島県の西部、肥沃な大地に歴史と文化を現代に色濃く残す会津若松。他にもまだ周りきれていない観光スポットやB級グルメなど魅力を満喫しに、一人旅の週末をひっそりと待ちます。
くれぐれも「あかべぇ」の★印はよく確認を!
おやすみなさい。
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