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週note#03 だんじりって凄い。
だんじりって凄い!と思った話です。
関西方面の出張のついでに実家帰省。
元々、地元が泉州なので、小さいころからだんじりは身近な存在でしたが、もう一度今の目線でだんじりについて知りたく岸和田のだんじり会館を訪れました。
その前に。隣には、中村一氏が根来衆や雑賀衆の大阪侵略を抑えた岸和田城があります。三層の天守や立派な石垣が堪能できます。
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岸和田城の家臣の中にうさぎ耳の鎧があるそうです。めっちゃ可愛い。
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うさぎの変わり兜がかわいい。
さて、だんじり会館に入るといきなり、提灯を付けた大迫力の実物のだんじりが展示されています。さらに、大型スクリーンでは、やりまわしを中心にだんじり祭りの熱気と迫力をリアルに体験できます。
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館内には複数の実物のだんじりがあり、そのだんじりたちをまじまじと見ると、彫り物が凄い!動く、芸術品です。彫り物は、時代により、中国古典、忠臣蔵、大阪夏の陣と変遷しているそう。一つのだんじりで10人以上の彫刻の職人さんが必要で、お値段はウン億円以上するそうです。買い替えはせず修理してできるだけ長く使うそうです。ロングライフで、素敵です。
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元々だんじりは、1703年、当時の城主岡部長泰が、城内に伏見稲荷を勧請し、9/26,27の祭礼の時に庶民に参拝を許したことが始まりだそうです。最初は荷車に米などのお供え物をのせ、鳴り物を鳴らしながら、お参りしたそうです。時代ともに、荷車が大きく、華美に装飾され、今のようなかたちになったそうです。
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最上階の4階では、鳴り物(小太鼓、大太鼓、鐘)の体験ができます。幼稚園生くらいの男の子がお父さんと一緒に練習していました。こんな小さいころから英才教育されている様子で、驚きました。
鳴り物体験のところのスタッフさんと話した。
そのスタッフさんは、大阪の別の場所から岸和田に嫁いだそうですが、だんじりですぐに馴染めたそうです。
だんじりがあるから、岸和田の生活には、ハリがあり、みんな元気だ。
だんじりがあるから、夫婦が共通の目的に向かって力を合わせる(旦那さんが引くときは、奥さんが家を守る)。
だんじりがあるから、祭りに合わせ体を作り込む。
だんじりがあるから、人が出て行かず、街に留まる。
だんじりがあるから、子供が元気で、他の街よりも多くいる気がする。
だんじりが終わった次の日から、反省を活かし、来年のだんじり祭りをどうするか話始める。
だんじりはモノを効率的に輸送したり、モノを生産したりするわけでもないため、合理性の観点からは無駄にも映るかもしれません。しかし、人々や街に文化的アイデンティ、交流や団結の強化、定住促進、地域経済の活性化などたくさんのものをもたらしていた。
文化って、生活するためにわざわざやる必要もないことを、みんなで一生懸命やるってことなのかもしれないなと思った。
会社でもだんじり的なイベントを作れたら、岸和田みたいなハリのあるコミュニティが形成できるかな。考えてみよう。
今週もハリを出して頑張ります!
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