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【補足】ポピュラー音楽のジャンルがわかりやすいサイト「Music Map」

ポピュラー音楽の細かいジャンルがわかるサイト
「Music Map」について先日記事を書きました。
(サイトのリンクはこちら)

自分も非常に楽しく見たり聴いたりして楽しんでいる事前提で、ちょっと補足しておいた方が良いと思ったのでこの記事を書いています。
※否定ではありませんので

というのは、
ジャンルを見て、プレイリストを見て、
「そうか、このアーティストはこのジャンルなんだ」
100%鵜呑みにするのは少々危険ということです(^^;
あくまで「参考」が良いと思います。

理由は、「所属ジャンルを1つに絞り込めないアーティスト」がたくさん存在するから。

具定例をあげましょう。


例えば、有名なところだと「マイケル・ジャクソン」

「King of Pop」の異名を持つマイケル。
さて、彼はどこに属しているかというと、、

スクリーンショット (142)

「DISCO POP」だそうです。
「う~ん、、そこにこじんまりと収めてしまうのか」ではないでしょうか(^^;

恐らくこれは「マイケル・ジャクソン=DSICO POPの人」ではなく
「DISCO POPはこんな感じの曲」という事で「ビリー・ジーン」が取り上げられただけですよね?

ただ、やはりジャンルの中に名前があると、どうしても「そのジャンルに属する人」と見られてしまう危険性もあります。

いや、たしかにビリー・ジーンはディスコで流れていたとは思います。
でも、マイケルはどちらかというとソウル/R&Bの文脈からロックやポップを取り入れて総合的なポップに後からなったわけで、と考えると複雑です。
ホイットニー・ヒューストンティナ・ターナーも一般的にはR&Bを軸に語られますよね。

逆に、ちょっと嬉しかったのがサマンサ・フォックス。
元プレイメイトという肩書とアメリカンなセクシーさは当時高校生の自分を刺激しました。 この曲は聴きましたねぇ~。
こういう嬉しい選曲もたくさんあります。


続いて、ジョージ・マイケル
Wham!として、ソロとしてUKを代表する男性アーティスト。

彼がMusic Map上で属するのは、、

「DANCE POP」

スクリーンショット (143)

う~ん、ブリトニー・スピアーズスパイス・ガールズ、バックストリート・ボーイズという90年代アイドルと並んでおります。
これもマイケル同様、「Fastlove」のような曲が「DANCE POP」という紹介だと理解します。 ただ、この中に並ぶのはどうなんだろ(^^;


というように、細かく見ていくと結構「えっ?」な部分は否めません。
やはり、ジャンルというのは色んな要素が混ざってできあがるものなので、どうしても人により解釈が違うのはしょうがない。
あと、INDIE ROCKなどジャンルによってはUSとUKで東京の「中華そば」と「とんこつラーメン」くらい違うので、分けてほしいかなとも思います。 


ビージーズはディスコも同様、うーんたしかにこの曲はディスコ。
でもこの緑のエリアはR&Bの系列なので、ビージーズがR&Bの中にいるのは違和感ありますしね(^^;

スクリーンショット (145)


ちょっと目先を変えて、ハード寄りのロックを見てみました。

たぶん、これなんか見たら怒る人もいるかも。
ビジュアルが前面に出たとされるグラム/ヘアー・メタル系に全部突っ込みました感満載のラインナップ(^^;

スクリーンショット (146)

う~ん、メイクをしているからといってキッスをここに入れるのはどうか。
正統派の「アメリカン・ハードロック」だと思うけど。

アリス・クーパーは一般的に怪奇派キャラの「ショック・ロック」の代表格として語られることも多いけど、グラムに入ってますね。 そのショック・ロックはグラム/グリッターと一緒に違う位置に存在しますが、アリスは選ばれておりません。


あと、デフ・レパードはこの中だとヴァン・ヘイレンと並んで「POP METAL」扱いなんでしょうね。 それは100歩譲ったとしても、本来語られる場所の「NWOBHM(New Wave of British Heavy Metal)」には入ってないという(^^;

ウィキペディアだと冒頭にこんな文章。
まぁ非常に一般的な解釈です。

アイアン・メイデン、デフ・レパードらが、NWOBHMの代表的なバンドとされている。

アイアン・メイデンはしっかり入ってるんだけどなぁ。

スクリーンショット (147)


以上、Music Mapの紹介アーティストについていくつか紹介しました。

結論「全部鵜吞みにするには若干注意を」ですかね。


とはいえ、素晴らしいサイト、機能、内容であることは変わりません。
何より見て聴いてホントに楽しめます。

いろいろジャンルを聴いていると「あ、自分が好きなこういう曲調はちゃんとジャンルとして存在していたんだ」という新しい発見もあるでしょう。

このnote同様、何かのきっかけになる1曲と出会えるサイトだと思うので変わらずオススメします(^^

いや~、ジャンルって本当に解釈難しいし、混ざるからこそ楽しいですね。


それでは、最後にDISCO POPの名曲をどうぞ。
Lipps, Inc. - Funkytown(1980 US:1 UK:2)
ロボット・ダンスが80年代初期過ぎて破壊力バツグン(爆


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